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わし 赤い彗星と出会う

    

    〜〜〜レガシィ帝国〜〜〜



ゴクフ大臣「ジホン・ロン様、ラコール民主主義社会主義国から使者が参りました」


ジホン・ロン「通せ…」


ゴクフ「使者をお通ししろ」


レガシィ大帝国衛兵「ははっ!!使者よこちらへ」


ラコール国使者「この度の戦、おめでとうございます、益々のご健勝を願ってますとラコー」


ジホン・ロン「世辞は良い要件は何だ?」


ラコール国使者「あ…はい…新しく併合したレガシィ大帝国からの難民が多くてですね」


ジホン・ロン「ほう…では奴隷と一緒に鎖で繋げとけば良いのか?お前の国からも難民が来てるが?お互い様じゃ無いのか?」


ラコール国使者「そ…そうですね…では…我が国は食糧難に喘いでいまして、食料支援を是非とも頼みたいのですが…」


ジホン・ロン「頼み事ばかりか?建国の支援もしたぞ、我が国にも得する事がなければな、属国になるなら話は別だがな」


ラコール国使者「え…いや…それは…で…では!!マルクス王国の南の穀倉地帯に侵攻しようと思ってるんですが、共同戦線は如何でしょうか」


ジホン・ロン「ほう……。」


戦わせてみて、どれくらいの軍事力差があるか見てみるのも良いな…


ラコール国使者「ど…どうですか?」


ジホン・ロン「フッ……気が変わった、食料支援はしてやろう、あと共同戦線は無理だ国内が落ち着いて無いからな、だが北東のマルクス軍に牽制はしてやろう」


ラコール国使者「あ…ありがとうございます!!」


レガシィ大帝国衛兵「では御使者よこちらへ」




ゴクフ「マルクス王国の軍事力を試すのですね」


ジホン・ロン「まぁな…我が軍も近代化に努めてるが、ラコール国軍の装備がどれだけ通用するか見ものじゃな」


ゴクフ「では蒸気機関車に蒸気船や武器の開発に全力を注ぎます」


ジホン・ロン「うむ…急げ」



    〜〜〜マルス自由都市〜〜〜



タクト「なるほど…ここまで進んでるのか…」


ミストリカ「なになに?何見てんの?」


タクト「お前に見せても分からんだろ」


ミストリカ「またバカにして!!」


タクト「んじゃ見て見ろ…」


ミストリカ「えーーと、なになに… 400-800°に於けるゲッター作用と格子二次電子放出作用…抑制制御…」


タクト「文字は読めるんだな」(笑)


ミストリカ「バカにしないでよね!!……えっと…… 中短波用として特に高能率で高電力利得の点に於て優れた性能を有している…」


プスプスプス…


タクト「理解出来たか?新技術のメタルビーム菅って奴だ、かなり画期的だな」


ミストリカ「あんたは分かるの?」


タクト「半分も分からん」


ミストリカ「偉そうに、結局あんたも分からないんじゃ無い」


タクト「俺が理解する必要ないだろ、経営者なんだから、売れる商品を考えれば良いんだよ」


ツキノ「どんな商品が出来るんですか?」


タクト「そうだな…まだ分からん」


ミストリカ「結局なーーんにも分からないんじゃ無い」(笑)


タクト「とりあえず、これを丸パクリで作れば売れるだろ、それより、軍事機密の乙種だな、これは凄いな…」


ミストリカ「良くそんなのポンポン手に入るわね…」


タクト「人脈と金だな…しかし…乙種は革命的と言って良い」


ミストリカ「なによ…もったいぶって…」


タクト「とりあえず乙種の開発生産に全力を賭ける、乙種関連に絞って技術者を引き抜きまくって行く」


ツキノ「そんなにですか?」


タクト「まぁな、これが大量生産出来れば、ツキノがサンアンドムーン国を継いでも良いかと思うくらい凄い兵器だな」


ツキノ「まさか…」(笑)


タクト「まぁ見ときな」



     〜〜〜わし 私室〜〜〜



わし「そろそろ特許法を作るか」


カレン「とっきょほう?」


わし「産業の発達に必要だな」


カレン「産業ですか?発達してるじゃないですか?」


わし「まぁそうなんじゃが、今まではわしの発明ばかりじゃからな、パクられた所で全く問題無かったが、産業が多岐に渡ってきた、例えばエッジのライトとか発明の保護と利用を制度として定めとかないとな」


カレン「そう言うもんですか?」


わし「せっかくの発明を丸パクリされれば、開発に要した資金や時間的コストを回収することが出来ないし、発明するだけ損になってしまうじゃろ」


カレン「確かに…言われてみればそうですね」


わし「うむ…産業界から発明をしようという意欲が失われ、産業が衰退しかねない、発明した者が適切な利益を得られるようにするのが特許法じゃ」


カレン「マルス様は色々と考えてますねググレカス神ですか?」


わし「ま…そんな所じゃ」



バン!!



わし「うお…赤ぇ…」


マルクスⅨ世「マルスよ、私の階級は大佐で頼む…」


もう読んだのかよ…てか機動戦士マンダムのジャアに影響受け過ぎだろ…


キュリア「わたくしは少尉でお願いします」


黄色っぽいワンピース…ラランか…


わし「え…良いんですか?少将から降格ですよ?」


マルクスⅨ世「階級なんて飾りです…偉い人には分からんのです」


キュリア「のです!!」


それ…違うキャラだし…


わし「では父上の階級は大佐でキュリアは少尉で」


マルクスⅨ世「マルスよ父上では無く、これからは謎の仮面ジャア大佐と下弱き乙女ラランとして活動していく」


勝手にしてくれ…


キュリア「キュリリリーーーーン!!!あぁ!!頭が押さえつけられるように重いの…です」


自分で効果音言ってる…


マルクスⅨ世「おお…ラランよ…尿タイプに覚醒か…」


アホだこいつら…


わし「あの…政務があるので…そろそろ」


ジャア大佐「勝利の栄光を君に!!」


ララン「君に!!」



バン!!



わし「………。」


カレン「………。」


わし「めちゃくちゃ不安になって来たぞ…」


カレン「大丈夫でしょうか…」


わし「お前…アイツらに命を預けれるか?」


カレン「…尿タイプですからね…。」


わし「一応、軍法や国際法とかバカでも判るように機動戦士マンダムには書いたけど…」


カレン「暴走を止める方法は要りますね」


わし「カゼハヤにも一緒に乗船して、暴走したら気絶させるか海に捨てて貰おう…」


カレン「海に捨てるのはちょっと…」


わし「仮面被ってるし分からんだろ」


カレン「マルス様…いちおう親兄弟ですし」


わし「あんな親兄弟欲しいか?尿タイプとか平気で言ってんだぞ…」


カレン「…………。」


わし「まぁ…海軍については、早くアリーやカザハヤが帰ってくるのを祈るしか無い…」



次回に続く…





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