変態紳士の家族事情―授かりもの狂騒曲編―(自援絵有り)
「……二人とも何食べてるの?」
1930年3月某日。
アフタヌーンティーで、マルヴィナとおチヨの食べているものを見たテッドは目を丸くしていた。
「最近食べたくてしょうがないのよ」
そう言いながら、グレープフルーツの盛り合わせを食べるマルヴィナ。
見ているだけで酸っぱくなる光景である。
「わたしもです。なんででしょうねぇ?」
おチヨは、梅干しを食べていた。
こちらは漂ってくる匂いからして酸っぱかった。嗅いでいるだけで口中に唾が出てきてしまう。
(まさか……)
生前は独身貴族を貫いたテッドであるが、無駄にネットで性的な知識は仕入れていた。そのため、女性が酸っぱいものを欲することに心当たりがあった。
(いやいや、そんなはずは。今まで散々やってきたのに兆候すら無かったじゃないか!?)
しかし、テッドは自身の考えを即座に否定した。
これまでに散々に搾られ、中出しもしていたのに百発零中だったからである。
(いやでも、今度こそホントのホントに?)
それでも期待していないかと言えば嘘になる。
テッドも既に四十路手前。平成の世ならともかく、この時代に妻帯者で子無しなのは大変に世間体が悪い。
ましてや、この世界のテッドは公爵家の当主である。
周囲から世継ぎを求める圧力は日に日に強くなっており、顔に出さないまでも相当なストレスであった。
「いィィやッたァァアーーーーーーッ!」
そんなわけで、喜びのあまりに高笑いするテッドを止めれる者はいなかった。
史実某盟主王の如き高笑いは、医務室のみでなく大使館中に響き渡ったのである。
「お姉さま、テッドさん大喜びでしたね」
「そうね。あそこまで喜ぶとは思ってもみなかったけど」
周囲をはばからず高笑いし続けるテッドを、おチヨとマルヴィナは放置していた。二人には、それどころではない懸念事項があったのである。
「お姉さま、気になったのですが……」
「何故今頃になって出来たのかってことね?」
テッドとの夜のプロレスはお盛んであった。
二人とも性豪で、日々搾り取っていたというのに今まで命中しなかったのである。
「やっぱりあの時でしょうか……?」
「時期を考えるとそれしかないでしょうね」
二人の思い当たりは、2か月前のテッドへの昏睡逆レイプであった。
当然ながら、当の本人は全くもって覚えていない。アルコール+睡眠薬のコンボは強烈だったのである。
(テッドの魔法が関わっているのに間違いない)
マルヴィナは、今回の妊娠にテッドのチートスキルが関係していると確信していた。過去の検査で彼が種無しでは無いことは明らかであり、これまで妊娠出来なかったのは別の原因があると彼女は考えていたのである。
(そういえば、気絶するまで搾ったことはあったけど、最初から気絶した状態で絞ったことは無かったわね)
テッドすら知らないことであったが、彼の召喚スキルには避妊の効能があった。
効果は本人が無意識に発動させているのであるが、意識が無い状態であれば効果は発揮されないのである。
(生まれてくる子が女の子だったら試してみるか。それよりも……)
もう一つの懸念事項がマルヴィナにはあった。
それは高齢出産である。
マルヴィナも既に四十路手前である。
高齢出産のリスクは無視できないものがあったが、じつは彼女自身はそこまで心配はしていなかった。
実際、マルヴィナの心配は杞憂であった。
彼女の肉体年齢は実年齢よりもずっと若かったのである。
テッドの召喚スキルは無制限に物質召喚出来るチート技であるが、使用するとショタ化する副作用があった。元に戻るには、失った肉体年齢をどこからか補充しなくてはならない。
(今思えば、ショタになったテッドを逆レしたら若返った気がする。ということは……?)
マルヴィナは真実に気付いてしまった。
テッドが召喚スキルを使ってショタ化→搾って若返り→再び召喚スキル以下略なサイクルが具現化した瞬間である。
(どうせなら、おチヨといっしょに若々しいままでいたい)
アンチエイジングは女性の永遠の夢と言える。
死ぬ瞬間までテッドは二人に搾られることが確定したのである。
若返るためには、ショタ化したテッドを搾る必要がある。
ショタ化するにはテッドが召喚スキルを使用する必要があるわけで、テッドの召喚スキルの使用は際限なく増えていくことになる。
「……なんにせよ、生まれてくる子のために頑張りましょうか」
「はい、お姉さま!」
この日からマルヴィナとおチヨの予定は全てキャンセルされた。
二人とも子を産むことに専念することになったのである。
「……と、いうわけで僕もパパになったみたいです」
「「おおおおおお!?」」
驚愕する今上天皇と鈴木貫太郎海軍大将。
妊娠を喜んだテッドは、真っ先に報告するべく宮中に参内していたのである。
「ところで、いつ頃のご出産を予定しているのですかな?」
「まだ確たることは分からないのですが、おそらく二人とも年内になるでしょう」
侍従長の質問に自信なさげに答えるテッド。
舞い上がりすぎて、担当医師の説明を耳に入れていなかったのが悪い。
ちなみに、マルヴィナとおチヨは共に妊娠1ヵ月であった。
妊娠時期について思い当たりは無かったが、テッドは全く気にしていなかった。日ごろ二人に搾られまくっているので、思い当たりもクソも無いのである。
「ドーセット公、ご出産はどちらでするつもりなのですか?」
「マルヴィナはドーセット領で、おチヨはこちらで産むことになるでしょう」
「……それは時期的に不可能なのでは?」
玉顔をひそめる今上天皇。
欧州航路は船でひと月半かかるのである。出産時期が多少ずれたとしても間に合うとは思えない。
ドイツ帝国が誇る世界1周飛行船『カイザー ヴィルヘルム2世号』ならば最速2週間で欧州入りが可能であるが、それでも不可能であろう。今上天皇の疑問は当然のことなのである。
(そういえば、この時代だと気軽にヨーロッパ旅行なんて出来ないんだっけ)
ここで初めて、テッドはお互いの認識のズレに気付いた。
この時代には東京―ロンドン直行便など存在しないのである。
「巨大飛行艇で英国まで直行出来るのですか!?」
移動手段を聞かされた今上天皇が驚愕したのは言うまでも無い。
滅多に見ることが出来ないであろう昭和帝の表情を見れたテッドは眼福であった。
「そのような移動手段を非公式に使うだなんてもったない。是非とも両国で運用するべきです!」
「えっ、てっきり密出国した件をお咎めになるかと思ったのですけど……?」
テッドは関係各所に通達することなく頻繁に本国へ戻っていた。
理由はどうであれ、立派な密出国である。
「そんなことはどうでも良いのです! 日英直行便を公表すれば、両国の結びつきを世界に喧伝出来ます!」
「そういえば、そうなのかな……? かなぁ?」
巨大飛行艇の価値に気付いた今上天皇は流石と言うべきであろう。
安全保障はもちろんのこと、さまざまな恩恵があることを考慮するとテッドの密出国など些細な問題だったのである。
「……と、いうわけでサンダース・ロー プリンセスで本国と日本との直行便を定期運航したいのですが」
『相変わらず突拍子が無いな君は』
受話器から呆れたような声が聞こえてくる。
国際電話の相手は英国宰相ロイド・ジョージであった。
「陛下に言われて気付いたのですが、本国と日本の直行便が実現するとメリットが多いのですよ」
・日英同盟の強固さをあらためて世界に表明出来る。
・両国の人材・経済交流の活発化出来る。
・戦争を再開しようとしているドイツ帝国とソ連に冷や水を浴びせることが出来る。
テッドは上記のメリットを熱心に説いた。
その説得にロイド・ジョージの心も動きかけたのであるが……。
『簡単に言ってくれるが、あの機体はOT扱いだ。みだりに公開出来るものではない』
しかし、サンダース・ロー プリンセスがOT扱いであったためにロイド・ジョージ首を縦に振らなかった。世間に簡単に公表出来るものでは無かったのである。
ちなみに、OTとはオーバーテクノロジーの略語である。
テッドが召喚したモノ全てに適応される基準であり、世間に公表するには円卓会議による採決が必要であった。
「どうせ巨大飛行艇なんて時代のあだ花じゃないですか。だったら、今のうちに利用できるだけ利用するべきです」
『それはそうだろうが……』
「それに技術誘導にも利用出来ます。プリンセスを見た列強が飛行艇開発に熱を上げてくれれば、その分航空機の技術発展を阻害出来ます」
『……テッド君の言う通りだな。円卓会議で採決を取ろう。後は任せてくれたまえ』
かくして、史実英国で開発された巨人飛行艇はこの世界でお目見えすることになった。英国と日本をサンダース・ロー プリンセスは無着陸で結んだのである。
サンダース・ロー プリンセスの存在は、列強各国に激震をもたらした。
その性能に恐怖した各国は、ただちに対策に乗り出したのである。
『なんとしても、ヤツを叩き落とす大砲を作れ!』
ソ連では成層圏まで届く高射砲の開発が進められた。
飛行するたびに領空侵犯されるので、スターリンが激怒して最優先で進められたのである。
『これからは飛行艇の時代だ。一心不乱に巨大飛行艇を作るのだ!』
ドイツ帝国では飛行艇開発が加速した。
ヴィルヘルム2世が檄を飛ばした結果、史実Do-Xの発展型が実用化されることになる。
『飛行艇の時代は終わっていない。我々は新時代の飛行艇を作り上げるっ!』
フランス共和国では次世代の飛行船開発に着手した。
元フランス・コミューンの技術陣は、飛行艇技術に自信を持っていた。史実の某アニメに出てくる羽衣〇を再現するべく、アメリカも巻き込んで超巨大飛行船の開発に邁進したのである。
『あんな隠し玉があったとは……英帝汚いマジ汚い』
『川西に技術提供して2式大艇の実用化を急ぎましょう』
『飛行艇なんぞ時代のあだ花だが、それでも使い用によっては役立つからな』
日本は比較的落ち着いていた。
とはいっても、落ち着いていたのは平成会の技術陣のみであったが。
巨大飛行艇が時代のあだ花であることを理解していた彼らは、史実2式大艇を作るための口実にした。平成会から川西航空機に技術提供がなされた結果、戦前に2式大艇が実用化されることになるのである。
「ついにっ、ついにお世継ぎが誕生される。これでドーセット公爵家も安泰ですぞぉーっ!」
ドーセット公爵家家令セバスチャン・ウッズフォードは、日本からの緊急電報を受け取って感極まっていた。その電報には、マルヴィナとおチヨが妊娠したことが記されていたのである。
新たなドーセット公爵家の主人としてテッドを見出して十数年。
公爵家の存続を誰よりも強く望んでいるセバスチャンにとって、世継ぎの有無は文字通りの死活問題だったのである。
(報われた。あらゆるものを犠牲にして生き長らえた甲斐があった……)
ドーセット公爵家の復興を信じて、セバスチャンはあらゆるものを捨てて来た。
嬉しさと安堵で男泣きしてしまった彼を誰が笑えよう。
「はっ!? こうしてはおれぬ。ただちに領民に伝えなければ!」
我に返ったセバスチャンは白亜の館を飛び出した。
その行先は市内のラジオ局であった。
『領民諸君、今日は歴史に残る日である!』
『何故ならば、奥方さまがご妊娠されたとの報があったからだ。我らが敬愛する領主さまに、ついに、ついにお世継ぎが誕生することになるのだ。これほどの喜びが他に在ろうか!?』
『ご出産は年内とのこと。で、あるならば、我らに出来ることは何であろうか?』
『それは、万全の体制で領主さまご夫妻を迎え入れることに他ならない! 立てよ領民! この喜びを直接伝えるために!』
ハーグリーブス財団代表理事代行アドルフ・ヒトラーの声が電波に乗ってドーセット領内に響き渡る。出産の報というよりは演説と化していたが、演説チートな彼の手腕によって領民のテンションは爆上がりすることになったのである。
「領主さまばんざーい!」
「男の子かな? 女の子かな?」
「馬鹿野郎。どっちにしても目出度いことに代わりねぇんだ。今日は飲むぞ!」
緊急放送が流れるや否や、領民たちは外に飛び出した。
ドーセット領内のパブはもちろんのこと、この日の食堂やホテルでの酒の売り上げは過去最高を記録したのである。
(ふむ、これで良いだろう。我ながら会心の演説だったな)
緊急生放送を終えたヒトラーは、車内でほくそ笑む。
喜びに涌く領民たちの姿は、車窓からでもはっきりと見えていた。
思う存分演説出来たというのもあるが、テッドの存在をあらためて領民に認識させたことにヒトラーは満足していた。彼は現状に危機感を抱いていたのである。
代表理事代行という立場は、思う存分に辣腕を振るうことが出来る環境であった。ヒトラーが実績を残すのに比例して彼の知名度は高まっていったのであるが、同時に厄介ごとも増えていたのである。
日ごろ領地にいない領主よりも、地元で活躍を続ける実力者を頼りにするのは当然のことであろう。最近では地元政治家がヒトラーに露骨に媚び、外部の商人たちも山吹色の菓子を持って馳せ参じていたのである。
(このままだと、つまらん連中に絡まれて仕事どころでは無くなってしまう。そうなる前に面倒事は全力でドーセット公になすりつけねば……!)
自分の生きがいである仕事と趣味を守るためならば、主人を利用することも厭わない。なんとも酷い話であるが、テッドが領地を留守にしているのが悪いので自業自得と言える。
「あなた、ドーセット公に世継ぎが生まれるそうですよ。ラジオで言ってましたわ」
「ふむ、先達として子育てのアドバイスくらいはしないといけないな」
娼館『ラスプーチン』のロイヤルスイート。
そのダイニングルームでは、ロマノフ公夫妻と家族が勢ぞろいしてアフタヌーンティーに興じていた。
「そういうことならば、子供を取り上げてあげないといけないわね」
「まぁ。お義母さまは、お産婆さんの経験がおありですの?」
「キエフに居たころ赤十字で奉仕していたときにね。これでも、何人も取り上げているのよ?」
義母の言葉に驚くロマノフ公夫人。
ロマノフ公の実母である元皇太后マリア・フョードロヴナは、この世界でも赤十字の活動やその他の福祉事業に熱心であった。史実よりも早期に戦争が終わったことによるベビーブームで産婆の経験は豊富だったのである。
「わたしが家族と過ごせるのはドーセット公のおかげなのだから少しくらいはご恩返しをしないとね」
そう言って腕まくりをするマリア。
齢80を越えているというのに、その様子は矍鑠としたものであった。
孫の旦那であるマウントバッテン公(予定)から、ドーセット公が家族を救出するために特殊部隊を派遣したことをマリアは聞き及んでいた。何よりも家族を大事にしている彼女にとって、テッドは大恩人なのである。
「母上ではないが、我らもドーセット公を手助けするべきだろう。何か出来ることはないだろうか?」
家長であるロマノフ公の発言に反対する者はいなかった。
日ごろドーセット領に入り浸っていることに多少なりとも罪悪感があり、親子共々これを機会に恩返ししようと思っていたのである。
テッドからすれば余計なお世話としか言いようが無いのであるが、たとえ事前に知ったとしても断ることは難しかった。家格的には圧倒的にロマノフ公爵家のほうが上であるし、純粋な善意なので断りづらい。自覚無きパワハラほど質の悪いものは無いのである。
「ドーセット公夫妻と赤ちゃんを肖像画として残したいわね。写真も悪く無いけど、こういうのは手描きのほうが心が籠ると思うのよ」
長女オリガは肖像画を描く気満々であった。
彼女の絵は将来高い評価を得ることになり、美術館に飾られることになる。
「出産祝いは蜂蜜とかどうでしょう? この前読んだお料理の同人誌に離乳食に最適って描かれてましたし」
次女タチヤナは、出産祝いに蜂蜜を贈ることを提案する。
後に出産祝いとして実際に高級蜂蜜の詰め合わせを贈ったのであるが、その時のテッドの表情は見ものであった。
「やっぱりベビー服でしょう。どうせだったら、男女兼用でなくデザインに拘りたいわね!」
「姉さん、それ作るのわたしなんだけど……?」
三女マリアと四女アナスタシアは、ベビー服を作ることになった。
どちらの性別でも問題無いように男児用と女児用の2着分、おチヨの分も含めると4着のベビー服を作り上げることになるのである。
「健全な精神は健全な肉体に宿るっていうし、トレーニングを引き受けたいな。ちょっと気が早いけど……」
長男のアレクセイは、生まれてくる子たちの鍛錬を引き受けるつもりであった。
健康な肉体を維持するべく日ごろから腐心している彼は、体に過度な負担をかけないトレーニング方法を独自に研究していたのである。
「マルヴィナちゃんや、おチヨちゃんに出産の心構えを教えておかないといけないわね」
元皇后アレクサンドラは、出産に至るまで心理的なケアを引き受けるつもりであった。彼女は5人も子供を産んでいるので、まさに適任であった。
「ならば儂は、ドーセット公に父親の自覚を叩き込んでやらねばいかんな!」
ロマノフ公はテッドに父親としての心構えを説くつもりであった。
性格的にはいろいろアレではあるが、彼も5人の父親である。多分適任であろう。
純粋で巨大な善意は回避不可能であった。
出産が近づくにつれて、ロマノフ公一家の行動にテッドたちは振り回されることになるのである。
「ぬわぁぁぁぁぁっ!? 外れたぁぁぁぁ!?」
「まさかこのタイミングでだとぉぉぉぉぉ!?」
「賭け金返せーっ!」
マルヴィナとおチヨの妊娠の知らせに阿鼻叫喚となる円卓のメンバーたち。
本人に許可を得ずに勝手に始めた妊娠トトカルチョが終了した瞬間であった。
「ふふっ、悪く思わないでくれたまえ。今回はわたしの総取りらしい」
ほくそ笑むのは、一人だけ的中させたロイド・ジョージである。
テッドが妙な動きをしていたので、もしやと思い全賭けしていたのである。
「くそっ、次はこそは! 次は男の子か女の子で勝負だ!」
「オッズはどうする?」
「跡取りが欲しいから女子のオッズは高めにしよう」
英国紳士は何でも賭けの対象にしてしまうことで有名である。
大損したばかりだというのに、今度は生まれてくる子供の性別を賭けの対象にする始末であった。
「……あー、こほん。気持ちは分かるのだが、そろそろ本題に入るぞ」
咳払いするロイド・ジョージ。
トトカルチョに一喜一憂するためだけに集まったわけではないのである。
「息子……いや、娘かもしれませんが、あらゆる可能性を考慮して準備するべきでしょう」
「しかし、ドーセット公が子供の政略結婚を認めますかね?」
「あの男には円卓における立場をよく理解してもらう必要がある。平民だったころのように自由恋愛が出来ると思ったら大間違いだ」
今回の円卓の議題は、テッドの子供たちの嫁&嫁ぎ先についてであった。
生まれる前だというのに気が早い話であるが、彼らは真剣であった。
「何を迷うことがあるのかね? やはりわたしの実家のマールバラ公爵家が適当だろう」
海軍大臣のウィントン・テャーチルが名乗りを上げる。
彼自身は貴族では無いが実家は由緒ある公爵家であり、普段からの交流があることに加えて家格も釣り合うことを強調したのである。
「いや、あんたんとこの実家、男児しかいないじゃないか」
「仮にドーセット公に女児が生まれたとしても、離婚寸前の家に嫁がせるのはちょっと……」
「ぬぐぐぐぐ……!」
痛いところを指摘されて歯ぎしりするチャーチル。
マールバラ公はバツイチで再婚したのであるが、この世界でも夫婦関係は最悪であった。
「間違っても海外に嫁がせてはなりませんな」
「ドーセット公の能力が子供に受け継がれるかは分からない。だが、受け継がれるのを前提にするべきだ」
「やはり王家に近しい貴族から嫁をもらう、あるいは嫁いでもらうべきでは?」
円卓がここまで神経を尖らせるのは、テッドのチートスキルが原因であった。
彼のスキルが子供たちに受け継がれ、自由恋愛で海外に行くことになったら――その場合、大英帝国が失う国益は途方も無いものとなる。
「やはりヨーク公の娘が良いだろう。ドーセット公は国王陛下とヨーク公とも良い関係だから問題ない」
「しかし、年の差が……」
「4歳程度なら姉さん女房で問題無いだろ」
「王太子じゃあるまいし、年上趣味になるとは限らないじゃないですかっ!?」
王族に近しいか、王族そのものにテッドのスキルが受け継がれるのがベストである。現状でその条件を満たしているのは、ヨーク公の長女エリザベスであった。
「今後、王太子に子供が出来る可能性もある。ヨーク公の娘に決めるのは早計に過ぎないか?」
円卓メンバーの一人が疑問を呈する。
確かに血筋的な意味合いで言えば、王太子が最良なのは間違いない。しかし……。
「「「いや、それは無いわー」」」
「うん、失言だった。忘れてくれ……」
最近の王太子が婚活に失敗しまくっていることを鑑みれば、当然の結論であろう。国王ジョージ5世に尻を叩かれてはいるものの、本人にやる気が無いのが最大の問題であった。
「……ところで、愛人の子はどうするつもりですかな?」
「愛人の子と言えど、彼の能力を引き継ぐ可能性もある。決して無視は出来ん」
「可能ならば、こちらで嫁入りなり婿を取って欲しいものだが……」
「せいぜい縁談で良家を斡旋するくらいですかね」
マルヴィナだけでなく、おチヨとの子供も円卓は警戒していた。
しかし、彼女の子供は日本で育てる可能性が高かったので様子見することになったのである。
「……」
白熱する議論を冷めた目で見つめるロイド・ジョージ。
国益上の観点から止む無く議題に挙げただけであって、テッドとその家族の将来を縛るようなことはしたくなかったのである。
(仮に子供たちが能力を引き継いだとして、それをテッド君が我等に教えるだろうか?)
ロイド・ジョージは懸念していた。
テッドの円卓に対する忠誠は疑いないものであるが、それとこれは別問題なのである。
公爵に叙勲される前のテッドならば、せいぜいが気鋭の若手実業家でいくらでも付けこむ隙はあった。実際、彼がロンドンで生活していた時はMI6によって私生活は丸裸にされていたのである。
しかし、今のテッドは一国一城の主であった。
部下に恵まれ、領民にも慕われている彼が本気になって隠せば、MI6と言えど簡単に秘密を知ることは出来ないであろう。
(有ることを証明するのは簡単だが、無いことを証明するのは不可能に近い。最悪の場合、テッド君の息子は円卓から睨まれることになる)
テッドのスキルが子供に受け継がれて、円卓に申告してくれれば問題は無い。
問題はスキルが受け継がれていたのに隠匿する、あるいは本当に受け継がれていなかった場合である。
この世界の常識外のシロモノである魔法を検査で見つけることは不可能。
テッドの子供がスキルを使えないのであれば、円卓からあらぬ疑いをかけられることになる。
(こんなはずでは無かったのに、どうしてこうなった……)
妊娠の報に接したロイド・ジョージは、最初は我が子の如く喜んだ。
しかし、非情な現実に直面して憂鬱になるのであった。
「えー、最近問い合わせが相次いでいるのですが、結論から申し上げますと問い合わせ内容は事実です」
1930年4月某日。
駐日英国大使館では緊急の記者会見が行われていた。
「ということは、奥方さまは本当に妊娠されたのですか!?」
「妊娠何か月なのですか!?」
「……質問は一つずつお願いします。僕は聖徳太子じゃありませんので」
殺到する記者たちの質問に辟易するテッド。
彼としては記者会見など開きたくなかったが、問い合わせが殺到して記者会見を開かざるを得なかったのである。
(それにしても、なんでバレたんだろう?)
テッドは知る由は無かったのであるが、原因はセバスチャンのはっちゃけであった。喜びのあまり、領内で緊急放送したせいで現地駐在の特派員が妊娠を知ってしまったのである。
「奥方さまが妊娠されたとのことですが、愛人のほうは妊娠されていないのですか?」
無神経な質問にテッドの眉が跳ね上がる。
とはいえ、質問された以上答えないわけにもいかないのである。
「……妊娠しています」
「当然、認知されるんですよね!?」
「もちろんです。このことはマルヴィナも了承しています」
フラッシュが焚かれ、記者たちが一斉にメモを取る。
表情にこそ出さなかったが、記者たちの取材態度に軽く殺意を抱いたのは言うまでもない。
見知った顔を見つけたのは、その時である。
その後、テッドは急用を理由に記者会見を中断したのであった。
「今回はお招きいただき光栄です閣下」
記者会見の数日後。
大使館に招かれた大阪朝日新聞の特派員アグネス・スメドレーは、柄にもなく緊張していた。
「いや、閣下呼ばわりはやめてよ。以前みたいにフランクで良いのよ?」
「やっぱりあの時の……」
絶句するスメドレー。
彼女は、ウォッチガードセキュリティの慰安旅行の際にテッドに直接取材した経験があった。
「え? 本人だって確信してたから取材したんじゃないの?」
「さすがに半信半疑だったわよ。常識的に考えて全権大使が護衛も付けずに慰安旅行に参加するわけないじゃないの!?」
直感と常識のせめぎ合いの結果、直感が勝ったことで取材に成功したと言える。
この世界のスメドレーも、ジャーナリストとしては一流であった。
「ところで、わたしを呼んだのは?」
「いや、記者会見で話せなかったところがあったので、その補完をと思って」
スメドレーを呼んだ理由は、妊娠について正確な記事を書いてもらうためである。生前の素敵な体験から、テッドは新聞記者を基本的に信用していなかった。
「そうは言うけど、あなた自分で記者会見を取りやめたじゃないの」
「無神経な質問をする記者たちに耐えられ無くてね……」
「あー……」
得心するスメドレー。
彼女自身も記者会見の場に居たのであるが、無神経な質問に呆れていたのである。
「うん、こんなものかしら」
「いや、助かった。さすがに手慣れてるというか、すごく答えやすかったよ。あの馬鹿共も、もう少し聞き方というやつを学んで欲しいなぁ……」
身内のプライバシーという微妙な問題にも無神経に切り込んでくる大衆新聞の記者に対して、スメドレーのインタビューは巧みであった。おかげで、テッドはストレスなく答えることが出来たのである。
インタビューは聞き方が重要になってくる。
一流のジャーナリストにもなれば、聞き上手は必須スキルなのである。
スメドレーの記事はスクープとして朝日新聞に掲載された。
新聞の売り上げに大いに貢献したことは言うまでも無い。
(さすが史実の一流ジャーナリストと言うべきか)
掲載された記事を読んだテッドは感心していた。
プライバシーに配慮されているし、文章単体だけでなく全体の構成も巧みで読む気にさせてくれるのである。
(これでコミンテルンの協力者でなければ、専属契約したのに)
スメドレーが夫の尾崎秀実と共にコミンテルンに協力していることをテッドは把握していた。それでも彼女を呼んだのは、他に適当なジャーナリストがいなかったからである。
(脅して無理矢理協力させる手もあるけど、そんなことしたら何を仕出かすか分からないしなぁ……)
無理やり押さえつけるのは愚策とテッドは判断していた。
史実では単身で戦乱の中国大陸で精力的な取材を続けた女傑である。脅したら速攻で海外に高飛びしかねない。
(まぁ、あちらさんはこっちに興味があるみたいだし、上手くお付き合いしないとね)
スメドレーによるインタビューは、コミンテルン本部も注目していた。
自身の興味本位に加え、コミンテルンの指令も相まって彼女のインタビューは飛躍的に増えていくことになるのである。
『……質問は一つずつお願いします。僕は聖徳太子じゃありませんので』
永田町の内閣調査部ビル。
その一室に置かれたラジオに、平成会のモブたちは注目していた。
「ドーセット公もついにパパになるのか」
「産まれるまでが大変なんだよなぁ」
「ふふふ、ドーセット公も俺らの苦労を知れば良いのだ」
そんなことを宣うのは、テッドと同年代の中年モブたちであった。
エリート街道にいる彼らをこの世界の女どもが放っておくわけもなく、彼らは例外無く子持ちのパパと化していたのである。
「お貴族さまだから、周囲からのプレッシャーがハンパ無かっただろうなぁ……」
「おまけに愛人の子も認知だろ? 金がかかるだろうな」
「そこらへんは問題無いんじゃね? あの人大富豪だし」
若手のモブは比較的余裕というか他人事であった。
しかし、彼らも数年後にはお見合い攻勢と、どこからともなく現れる嫁希望の女に翻弄されることになるのである。
「ふむ、おチヨさんの子供はこちらの影響下に置きたいものだな」
「……ひょっとして、愛人の名前ですか?」
粋な眼鏡を身に付けた男の呟きを、耳聡いモブが聞きつける。
眼鏡の上司は内閣調査部のトップに立つ男であった。
「なんだ知らなかったのか?」
「知りませんよ!? というか、なんで部長は知ってるんです?」
「いや、ドーセット公とは時候の挨拶で手紙のやり取りしてるし。直接電話で話し合う間柄だし」
「「「えええええええええ!?」」」
上司とドーセット公の関係に驚愕するモブたち。
内閣調査部部長は過去にテッドを接待したことがあり、その後も関東大震災の一件やウォッチガードセキュリティ絡みのトラブルにも関わった、あの眼鏡くんであった。
ハイスペックで有能な眼鏡くんは、相も変わらずあちこちで便利に使い倒されていた。そんな彼の最近の職場が内閣調査部だったのである。
記者会見を開く前に、テッドは眼鏡くんに妊娠の事実を知らせていた。
それ故に、おチヨのことも知っていたのである。
「この時代だとハーフは苦労するだろうし、平成会の系列企業を斡旋すれば喜ばれるかもしれないな」
眼鏡くんからすれば、おチヨの子供は将来は苦労するであろう普通の愛人の子扱いであった。さすがのテッドも、チートスキルのことまでは教えなかったのである。
今回の妊娠騒動に関しては、平成会は静観の構えであった。
人の色恋沙汰に首を突っ込めばロクなことにならないことを生前の体験で知っていたからである。
「よーし、休憩終わり。さっさと残務を終わらせて今日は定時で帰るぞ!」
「「「へーい」」」
パンパンと手を叩いて、休憩の終わりを宣言する眼鏡くん。
しかし、平成会にとっての本番はこれからであった。
「ぶ、部長……」
「どうした……って、これはっ!?」
モブが持って来た書状を見て絶句する。
英国大使館から送付された書状には、『第2回ウォッチガードセキュリティ慰安旅行のお知らせ』とデカデカと記されていたのである。
「ま、またあの悪夢が……」
「夜中に走るから通過するまで寝れないんだよなぁ」
「金払いは良かったけど、片付けのことを考えると頭が……」
リアル桃鉄をやらかそうとして、全国の鉄道関係者に多大なるストレスを与えた過去がモブたちの脳裏に蘇る。あれが再現されるのは悪夢以外の何物でもなかった。
「落ち着け! この書面には移動手段については明記されていない。ならば、やりようはある!」
「でもどうやって……?」
「それを今考えるんだ。そもそも、今はあちこちで新幹線の工事をしているから前回のような無茶は出来ん」
この世界の日本では、山陽本線と東海道本線に並行する形で新幹線の建設が進められていた。工事車両が大量に出入りしているのでリアル桃鉄はおろか、夜間運行でダイヤを無視することも難しい状況だったのである。
「クルーズ船はどうっすか? うちらの時代だとクルーズ船で団体旅行なんて普通にやってたじゃないですか」
「それだっ!」
クルーズ船ならば、港から港の移動になるので鉄道に負担はかからない。
まったく問題が無いわけでは無いが、それでもリアル桃鉄をするよりはマシである。
「満州でのいざこざのときに使用した船があったはずだ。早急に問い合わせてくれ。ドーセット公の説得はわたしが直接やろう。時間が無いぞ急げ!」
「「「了解!」」」
かくして、2回目のウォッチガードセキュリティの慰安旅行はクルーズ船で移動することになった。たっぷりと外貨を搾り取るべく、内閣調査部のモブたちは経費を見積もりをしていったのである。
(ヤバイヤバイ、まさか先生にまで子供が出来るとは……!)
妊娠のニュースを聞いて焦る王太子エドワード。
弟であるヨーク公アルバートは4年前に長女が生まれ、今年は次女が生まれる予定であった。
当然ながら、エドワードに対する周囲からのプレッシャーは強まる一方であった。英国王室では女王も認められているために世継ぎの心配は無いのであるが、正統な血筋的な意味でもエドワードの子供がいるに越したことは無いのである。
(結婚してから10年以上経つから子供なんて出来ないと思っていたのに……)
エドワードからすれば、裏切られた気分であった。
あれだけヤりまくって子供が出来ないのだから、大丈夫だろうと信じ込んでいたのである。
「エドワードォォォォォォっ!」
唐突に飛び込んできたのは、実父であるジョージ5世であった。
65歳にも関わらず、無駄にマッチョな肉体は勢い余って扉を破壊していた。
「今度こそ見合いをしてもらうぞ! む……?」
ジョージ5世が見たものは、開け放たれた窓であった。
同人誌で窓から脱出するシチュに憧れていたエドワードは、日ごろから脱出訓練に抜かりが無かったのである。
「あのー、なんで僕がここに呼ばれたんですかね?」
テッドは困惑していた。
ドーセット領に帰還するや否や、ウィンザー城に呼び出されたのである。
「うむ、まずは妊娠の件おめでとうと言っておくぞ」
「あ、ありがとうございます」
言葉とは裏腹に険しい表情で王座に座るジョージ5世。
その様子は、檻に閉じ込められたライオンの如しであった。
「早速で悪いのだが相談がある。エドワードに婚約者を見つけてくれんか?」
ジョージ5世に腹芸は出来ない。
それ故にシンプルかつド直球であった。
「ちょっ、なんで僕が王子の婚約者を見つけなければならないんですか!?」
予想すらしていなかった言葉に、テッドは完全に面食らってしまった。
「元はと言えば、公のコミックが原因であろう。責任をとってもらうぞ!」
ジョージ5世はそんなテッドの様子など歯牙にもかけなかった。
彼にとって返事はイエスしかあり得ないのである。
「あのときは女癖の悪さが治ったって喜んでくれたじゃないですか!?」
筋肉式説得(?)に分が悪いと感じつつも、テッドは安易に引き受けるわけにはいかなかった。合コンイベントを主催しているのでそれなりに人脈はあるのだが、未来の国王のお眼鏡に適うとは思えなかったのである。
「息子たちの面倒も頼むとも言ったぞ! 今こそその時だ!」
言うが早いか、ジョージ5世は両手で掴みかかる。
咄嗟にテッドも両手で掴む。両手と両手で掴み合い。奇しくも力比べの様相となった。
「ああああああああ!?」
テッドもバーティツ師範なので握力には自信があった。
しかし、いくら力を込めてもビクともしない。ジョージ5世の腕力は万力の如しであった。
「はっはっは! そういうわけで後は頼むぞ!」
「……」
豪快に笑って去っていくジョージ5世。
王座の間には、力比べで負けてショックを受けるテッドが残されたのであった。
「えーと、サザーランド公爵家の娘ローズマリー・レブソン=ガワー? めちゃくちゃ美人じゃないですか!?」
「この人、史実でウィンザー公と付き合っていたんですよね? なんで破局したんです?」
ドーチェスターハウスの執務室。
平成会の元過激派モブは極秘資料に目を通していた。
「あの、ドーセット公? なんでうちらにこんなのを見せたのです?」
「うん、もっともな疑問だよね。彼女を再教育して欲しいんだ」
「再教育……ですか?」
いきなり呼び出されて、資料を見せられたあげくに再教育をしてくれと頼まれる。はっきりいって、意味不明である。
「王太子に嫁をあてがえと国王陛下から勅命を受けたのだけど、僕の人脈にそんな都合の良い女性はいなくてさぁ」
「だったら、過去の女を王太子好みに再教育してあてがっちゃえと?」
「Exactly」
「「「うわぁ……」」」
テッドにドン引きする元過激派モブたち。
爽やかな顔をしているくせに、やっていることは鬼畜である。
「あ、先に言っておくけど本人に了承は取っているよ?」
「了承が無かったらマジで鬼畜外道じゃないですかやだー!?」
史実とは違い、この世界のローズマリーは未だに独身である。
エドワードと結婚するのには何ら問題は無い。
「もちろん、タダとは言わない。相応の報酬を出そうじゃないか。必要経費込みで1万ポンドでどう?」
「「「やりますっ!」」」
報酬は現在の日本円に換算して8000万円弱である。
もちろん、元過激派モブたちは即答で再教育を引き受けたのであった。
ついにお世継ぎが誕生することになりました。
今後は誘拐や隠し子、托卵など子供絡みのイベントも増えていくことになるでしょう(オイ
>「いィィやッたァァアーーーーーーッ!」
CV:檜山修之
>彼女の肉体年齢は実年齢よりもずっと若かったのである。
マルヴィナさんの肉体年齢は20台前半だったりします。
>OT
元ネタは某スパロボのEOT(エキストラ オーバー テクノロジー)です。
断じてオールドタイプじゃありませんw
>ドーセット公が家族を救出するために特殊部隊を派遣
本編第28話『ブラックウィドウ』参照。
>日ごろドーセット領に入り浸っていることに多少なりとも罪悪感
月の半分以上をドーセット領で過ごしていたりします。
入り浸り過ぎやろ…(汗
>離乳食に最適
これって結構ニュースになったような気がします。
蜂蜜にはボツリヌス菌が混入している場合があるので、免疫の無い赤ちゃんが食べると最悪死に至ります。
>ヨーク公の長女エリザベスであった。
史実のエリザベス2世女王陛下ですね。
テッド君の将来はロイヤルファミリー確定かも?w
>新幹線の建設
ルートは史実の弾丸列車構想に準じています。
>満州でのいざこざのときに使用した船
本編第65話『満州侵攻』参照。
史実『さんふらわぁ』を参考にして建造されたカーフェリーです。
>65歳にも関わらず、無駄にマッチョな肉体
コナン ザ グレートの同人誌の影響を受けて肉体改造に励んだ結果、この世界のジョージ5世はザンギ並みのマッチョになっています。
>奇しくも力比べの様相となった
バキ道のピクルと武蔵の力比べを想像してもらえれば。
>平成会の元過激派モブ
本編第44話『持ち出しが多過ぎるビジネス』参照。
テッド君に喧嘩を売って成敗された挙句に、ドーセットに島流しにされたモブの成れの果てです。




