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【書籍化&コミカライズ!】少年マールの転生冒険記 ~優しいお姉さん冒険者が、僕を守ってくれます!~  作者: 月ノ宮マクラ


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588・異国よりの報告

第588話になります。

よろしくお願いします。

「やっ! はっ!」


 気合の声と共に、僕は左右の手にある木剣を振るった。


 カン カィン


 手加減抜きで放った僕の剣は、けれど、イルティミナさんの手にした木製の槍で簡単に受けられ、捌かれてしまう。


(さすが)


 やっぱり、現役の金印の魔狩人だ。


 イルティミナさんはまだまだ余裕のある表情で、僕は感心半分、悔しさ半分といった心境で、更に剣を振るっていく。


 ガィン カァン


 木のぶつかる音が、空へと響く。


 ここは、僕ら夫婦の自宅の庭だ。


 そのそこそこ広い芝生の空間で、僕とイルティミナさんはいつものように稽古をしていたんだ。


 エルフの国から帰還して、3週間。


 王命で王都に待機中なので、現在の僕らはクエストを受けることができない。だからこそ実戦感覚を忘れないよう、こうした日々の稽古が大事なんだよね。


 キュッ


 靴底を地面に押し込み、僕は大きく踏み込む。


(いくぞ!)


 繰り出すのは連撃。


 もちろん、イルティミナさんはそれらの剣技をあっさりと防ぐ。


 カカァン


 そして、僕の左右の手にある2つの木剣が上下に弾かれた。


(よし)


 狙い通りだ。


 イルティミナさんの表情がハッとなる――その時には、僕はもう上下から挟み込むように木剣を振るっていた。


 常勝無敗のアルンの大将軍。


 あのアドバルト・ダルディオスから稽古とはいえ勝利を奪った僕の必殺剣だ。


「はぁああっ!」


 放たれる2つにして1つの剣技。


 集中によって引き延ばされた時間感覚の中、獣の牙が噛みつくように、上下から2つの剣閃がイルティミナさんに迫っていく。


 片方が防がれても、もう片方は当たる――僕は、そう確信した。


 ゴパァン


 その瞬間、僕の手にした2つの木剣が破裂した。


(え?)


 木屑と破片が吹き飛び、気がつけば、どちらの木剣も半ばからへし折れ、その先がなくなってしまっている。


 剣技も、強制的に止まってしまった。


 その中で、イルティミナさんの持つ木製の槍の先端からは、凄まじい摩擦によって白煙が上がっているのが見えた。


 それで理解する。


 凄まじい刺突――それも恐らく、回転を交えた刺突によって、彼女は僕の木剣を破壊し、放たれた2つの剣技を止めてしまったのだと。


 見えなかった。


 2度、確実に放たれたはずの攻撃を、僕は視認できなかった。


 信じられない速度。


 気づけば、イルティミナさんの美貌にあった余裕は消え、今は、その真紅の双眸に魔狩人としての真剣な眼光が灯っていた。


(…………)


 金印の魔狩人の本気の攻撃。


 それを受けたのだと悟る。


 そして、そんな僕の胸の上に、


 トン


 木製の槍の先端が軽く触れた。 


 僕の心臓が貫かれた――そうした意味だ。


 僕は吐息をこぼす。


「……参りました」


 そう言って、折れた木剣を持つ両手を『降参』と左右に持ち上げた。


 彼女は笑って、


「はい。お疲れ様でした、マール」


 木製の槍を引くと、いつもの優しい声で告げたんだ。



 ◇◇◇◇◇◇◇



 縁側に座って、果実水で水分補給しながら、イルティミナさんと話をする。


「最後、いけたと思ったんだけどなぁ」


 僕はそう嘆いた。


 ついにイルティミナさんから1本を……なんて夢見たのに、やっぱり夢のままで終わってしまった。


 落ち込む僕に、彼女は微笑む。


「正直、危なかったですよ」


 そう言いながら、その白い指が僕の髪を撫でた。


 ん……心地好い。


 思わず目を細める僕に、彼女は語る。


「あの剣技を最後まで放たれてしまったら、防げる気がしませんでした。だから放たれる前に木剣を破壊して、無理矢理に止めたんです。それほど余裕がなかったのですよ」


 その瞳を伏せて、


「もし木剣でなかったら、剣を破壊できず……マールの勝ちだったかもしれませんね」


 そう静かに言った。


(そうなんだ?)


 それなら、僕ももう少し、自分に自信を持ってもいいのかな?


 そんな僕の心情に気づいたのか、


「はい、マールは強くなっていますよ。とても、とても」


 ギュッ


 僕の頭を抱きしめられた。


 わ?


 彼女の柔らかな胸に顔を押しつけられて、その弾力に包まれる。


 稽古したばかりだからかな?


 汗にしっとりした彼女の肌は、いつもよりも甘い匂いが強くて、なんだかドキドキしてしまう。


 よしよし、と僕の頭を撫でながら、


「ですが、私もまだまだ追いつかれる気はありません。そして私自身、もっと強く、誰にも負けないよう、例え何者が相手でもマールを守れるように、強くなりますからね」


 彼女は、そう宣言するように言った。


 …………。


 その言葉の裏には、エルフの国での戦闘での後悔があるみたいだった。


 ガルヴェイガ将軍との戦いの中、僕はイルティミナさんを庇って、もう少し傷が深ければ死んでいたという負傷をしてしまった。


 あれは、一騎打ちに介入した獣国兵の卑怯な行いの結果だった。


 でも、


『そんなの関係ありません』


 イルティミナさんは、そのことをそう悔いていた。


 例え、どのような理由があろうとも、自分のために僕が傷ついたという事実が、彼女にとってはとても許せない出来事だったみたいなんだ。


 だからこそ、より強く。


 あの獣国の黒豹の将軍が相手であっても圧倒できるほどに強くあらねばならない――彼女は、そう考えているみたいなんだ。


『きっとキルトなら、可能でしたでしょうから』


 あのあと、イルティミナさんはそんなことを呟いていた。


 …………。


 僕は、僕を抱きしめてくれる自分の奥さんの背中を、ポンポンと優しく叩く。


 その深い愛情が嬉しい。


 でも、僕を守るために彼女が戦い、傷ついてしまうのは辛いから、


(僕も強くならなきゃ)


 そう思うんだ。


 そうして夫婦で抱き合いながら、お互いの温もりを感じていた時だ。


 カラン カラン


 家の玄関から、来客を知らせる鐘の音が響いた。


 おや?


 僕らは顔を見合わせ、身体を離す。


「はぁい」


 イルティミナさんが返事をしながら玄関へと向かった。


 僕もあとに続いた。


 その来客は、冒険者ギルド・月光の風の職員さんで『キルトさんの伝言』を伝えるため、僕らの家まで来てくれたということだった。


 そして、その伝言を聞く。


『――獣国アルファンダルについて、新たな情報が入った。2人とも、至急、わらわの部屋まで来て欲しい』


 そんな内容だ。


(新たな情報?)


 僕らは驚く。


 思わず、イルティミナさんの横顔を見る。


 視線に気づいて、彼女は頷いた。


「すぐに参りましょう」

「うん」


 僕も大きく頷く。


 そうして僕らはすぐに準備を終えると、キルトさんの部屋がある冒険者ギルドの建物を目指して家を出たんだ。



 ◇◇◇◇◇◇◇



「うむ、来たの」


 部屋を訪れると、すぐにキルトさんが出迎えてくれた。


 豊かな銀髪はポニーテールにされていて、黒いタンクトップのシャツと白いズボンという普段着の姿だった。


 僕の髪をクシャリと撫で、


「さぁ、入れ」


 馬の尾のように揺れる銀の髪を振るって、彼女はこちらに背を向け、室内へと僕らを招いた。


 あとに続く。


 キルトさんは冷えた紅茶を用意してくれて、僕はミルクティー、イルティミナさんはレモンティーにして頂いた。


 リビングでそれを味わう。


 5分ほどすると、同じように呼び出されたソルティス、ポーちゃんの2人もやって来た。


「やっほ~」

「お邪魔する、とポーは言う」


 僕ら夫婦も2人と挨拶し、彼女たちもキルトさんから飲み物を淹れてもらった。


 ちなみに、2人ともミルクティーだった。


 そんな感じで一息。


 移動の呼吸も整ったところで、


「それで、キルト。獣国アルファンダルについての新しい情報とは、何ですか?」


 と、イルティミナさんが口火を切った。


 僕、ソルティス、ポーちゃんの視線も、銀髪の美女に集まる。


 キルトさんは「うむ」と頷いた。


 紅茶のカップをテーブル上のソーサーに戻して、短く息を吐く。


 僕らを見返して、


「実は、シュムリア竜騎隊が向かった獣国の首都アルファナで、大勢の獣国民が見つかっての。その一報が昨夜、届いたのじゃ」


 と言った。



 ◇◇◇◇◇◇◇



 獣国の人たちが?


 僕らは驚いた。


 これまで、エルフの国と隣接する獣国アルファンダルの南部では、どの村や町にも1人の人影もなく、いったいどうなっているのかと、皆が疑問に思っていたんだ。


(でも、ついに見つかった)


 もしかしたら、南部はエルフの国との戦争になるってことで、民間人は皆、避難していたのかもしれない。


 そして、見つかった獣国の人々に話を聞けば、グノーバリス竜国が何をしたのか、獣国はどのように負けて、あのような悲しい戦争が起きてしまったのか、全てがわかるかもしれないんだ。


 僕らの中には、そんな期待が膨らんだ。


 けど、そこでキルトさんの表情に気づく。


(キルトさん?)


 そこに浮かんでいるのは、暗く重い表情だった。


 他の3人も、それに気づく。


 キルトさんは言った。


「見つかった獣国民は、皆、石化しておったそうじゃ」

「…………」

「…………」

「…………」

「…………」


 え?


 石化って……身体が石になる奴だよね?


 昔、アルンの大迷宮で『メデューサ』と呼ばれる魔物が使ってた恐ろしい魔法で、フレデリカさんも危うく石になりかけていたのを覚えている。


 その石化?


 僕とソルティスは、ポカンとなっていた。


 そんな中、イルティミナさんがその美貌を険しくして、もう1度、確認する。


「全員、ですか?」

「そうじゃ」


 キルトさんは頷いた。


「老人から赤子まで男女の区別なく、見つかった数十万の獣国の民は、誰1人の例外もなく石化した状態で発見されたそうじゃ」


 その意味が頭に浸透する。


 …………。


 背筋が氷の柱になった気がした。


 ソルティスも顔色を青ざめさせ、その口元を両手で覆っている。


 ポーちゃんだけは変わらぬ無表情だったけれど、内側の感情がどうなっているかはわからない。


 僕は、必死に口を開いた。


「で、でも……石化なんでしょ? 石化を解いたら、みんな助かるんだよね? 生きてるんだよね?」


 声が少し震えてしまった。


 そして、キルトさんは答えなかった。


 僕はすがるように、隣のイルティミナさんを見る。彼女は痛ましげな表情で、僕のことを見つめ返した。


 ……嘘でしょ?


 そのあまりの事実に、僕は愕然とした。


 そんな僕の耳に、


「――生存しているかどうかは、石化した時の状況次第なのよ」


 そんな声が聞こえた。


 見れば、そこにいたのは、魔法に詳しいソルティスだった。


 彼女は唇を噛み締め、そして、言う。


「手足の末端から急速に石化したなら、助かる可能性はあるわ。でも、それ以外だと、石化を解いても助かる可能性は低いの」


 その理由を、彼女は教えてくれた。


 石化するということは、その部位の機能が停止するということだ。


 手足ならば、いい。


 けれど、例えば、心臓や肺などから石化した場合、その時点で血流が止まったり、酸素を取り込むことができなくなる。要するに、全身が石化する前に死んでしまうのだ。


 その場合、石化を解除しても、現れるのは死体だけ。


 頭部から石化すれば、脳の機能が停止して、やはり死んでしまう。


 手足から石化した場合も、それが急速な石化ならばいいけれど、そうでない場合は、石化を解いても後遺症が残っている可能性が高く、一生寝たきりとなる場合が多い。


 手足から石化し、全身石化するまで30秒以内――それならば、石化を解いても無事に助かる可能性がある。


 だけど、


「だけど、そんなケース、滅多にないのよ」


 少女は淡々と告げた。


 まるで医者が心を殺して不治の宣告をするかのように。


 …………。


 僕は、ソファーの背もたれに寄りかかった。


 ソルティスは、吐息をこぼす。


「多分、その数十万人の獣国民の99パーセントは……石化を解除しても、難しいでしょうね」


 その声には強い悲しみと憤りが滲んでいた。


 ギュッ


 震える僕の心を守るように、イルティミナさんが僕の手を握った。


 彼女を見る。


 その真紅の瞳には、僕を心配する光があって、僕はそんな彼女を安心させようと無理に微笑み、その白い指を握り返した。


 キルトさんは言う。


「その惨状を確認し、竜騎隊は偵察任務を中断して帰投した。どうやったかはわからぬが、これは間違いなく竜国の仕業じゃろう。これ以上は危険と判断したようじゃ」


 ……うん。


 相手は数十万の人々を石化させるほどの力があるんだ。


 これ以上は、シュムリア竜騎隊でも危ない。


(レイドルさんやアミューケルさんの判断は、間違ってないと思う)


 報告を受けた王国上層部も、僕と同じ判断をしたようだ。


 今後は、エルフの国と獣国アルファンダルの国境付近に防衛線を張って、これ以上、獣国の領内に入ることは禁止となったそうだ。


 それを聞いて、僕らも頷いた。


 正直、グノーバリス竜国の脅威は計り知れない。


 獣国アルファンダルをあっという間に侵略し、支配下に置いて、古代タナトス魔法王朝の時代のような魔法技術を持ち、罪なき数十万の人々を石化させる力を持っている。


 その圧倒的な力。


 その圧倒的な悪意。


 迂闊に接すれば、僕らもその脅威に飲み込まれ、敗北するかもしれないんだ。


 キルトさんは、紅茶のカップを口に運ぶ。


 それを一口。


 その紅い液体で唇を濡らして、吐息をこぼし、


「ついては、わらわたちの待機命令も継続になる。シュムリア王家が次の手を打つのは、コロンの奴が『魔力発生装置』を無効化する方法を開発してからだそうじゃ」


 と言った。


(そっか)


 確かに対抗手段を用意してからでないと、迂闊に動けないよね。


 僕らは頷いた。


 でも……正直、歯痒いよ。


 わかっていても、何もしないで、何もできないでいる時間が苦しかった。


「そんな顔をするな、マール」


 キルトさんの声がした。


 顔をあげる。


 キルトさんは小さく微笑んで、


「こちらとしても、何もせず手をこまねいている訳ではない」


(え?)


「アルン、シュムリア両国の後ろ盾の元、ヴェガ国国王アーノルドは、ジンガ国、ラルンガ国と対竜国のための同盟を結んだ。トカゲ人の国とも交渉中だそうじゃ」


 それは、つまりドル大陸の7つ国の内、4国が手を結ぶということ。


 そこには、エルフの国も参加は無理でも協力はしてくれるだろう。


 つまり、滅んだ獣国以外、ドル大陸の全ての国がグノーバリス竜国に対しての包囲網を形成し、戦う意思を見せているということだ。


 この事実に、僕らは驚いた。


 イルティミナさんも珍しく、


「そのようなことが可能だったのですか?」


 と信じられないといった様子だ。


 キルトさんは「うむ」と頷く。


「アーノルドが色々と外交でがんばったようでの。各国に出向き、その危機を直接、その王族たちに説いていったそうじゃ」


 そう言う彼女は、ちょっと嬉しそうだ。


 自分に求婚している男のがんばりが、なんだか誇らしそうな感じだった。


 アーノルドさんは、ヴェガ国王家の人。


 そして、ヴェガ国、ジンガ国、ラルンガ国の各王家は、元々は同じ王家を祖とした遠い親戚だという話だったっけ。外交には、その辺の血族としての繋がりも影響したのかもしれない。


 でも、それを加味しても凄いことだ。


(……本当に凄いよ、アーノルドさん)


 僕が思う以上に、彼は王様らしい王様……まさに名君になろうとしているのかもしれない。


 ポン


 そんな僕の頭に、キルトさんの手が乗った。


 見上げる僕に、


「じゃからの、マール。そう気負うな。そなたは決して1人で戦っているのではない。皆が1人1人の小さな力を集め、それを結集して戦うのじゃからの」


 彼女はそう笑いかけた。


 ……あ。


 その言葉にハッとしてしまった。


 確かに僕は今、何もできない。


 だけど、その間も他の誰かががんばってくれていて、僕はそれを信じるべきなのだ。そして、いつか出番が来た時に、僕自身も与えられた役割を必死に果たせばいい。


 そう、僕は1人じゃないのだから。


 ふと気づけば、イルティミナさんも微笑みながら僕を見ていて、目が合うと大きく頷いた。


 ソルティスは、そんな僕らに肩を竦める。


 ポーちゃんはその少女の肩をポンポンと叩いて、そして、水色の瞳が僕を見た。


 コクン


 その通りだというように頷いてくれた。


(……うん)


 僕も頷いた。


 たくさんの人ががんばってくれている。その人たちを、僕は信じよう――きっと、それだけでいいんだ。


 ふと窓の外を見る。


 そこには、太陽の煌めく青い空が広がっていた。


 遠くには雄大な山々と草原の大地があり、近くにはシュムリア湖と、その湖上にそびえる神聖シュムリア王城や王都ムーリアの街並みが見えていた。


 そこで生きるたくさんの人々の姿も、僕の目には映っていた。


(…………)


 ぬるくなったミルクティーを飲む。


 甘くて、少し渋みがあって、その優しい味わいに、僕はゆっくりと吐息をこぼした。

ご覧いただき、ありがとうございました。



W杯ベスト8の夢には、残念ながら届きませんでしたね……。


ですが、ここまで喜んだり悲しんだり、本当にたくさんの楽しさを味わわせてもらえました。サッカー日本代表の皆さん、本当にありがとうございました!


また自分と同じように応援していた皆さんも、本当にお疲れ様でした。


これからの日本サッカーにも、また期待したいですね♪


また小説と関係ないあとがきでしたが、ここまでお付き合い下さり、本当にありがとうございました。


まだまだ、これから。

次の目標へ。

そして、まだ見ぬ未来へ!


これからも、がんばれ、ニッポン!



※次回更新は、来週の月曜日を予定しています。どうぞ、よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新お疲れ様ですヽ(´▽`)/ やはりというか、獣国の国民達は無事では無かったようですね。 これで事実上は獣国を滅びた感じですか。 う〜ん、後味が悪い(ーー;) しかし流石にこのような現実を…
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