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【書籍化&コミカライズ!】少年マールの転生冒険記 ~優しいお姉さん冒険者が、僕を守ってくれます!~  作者: 月ノ宮マクラ


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582・白槍イルティミナVS黒い牙ガルヴェイガ!

第582話になります。

よろしくお願いします。

 ――金印の魔狩人イルティミナ・ウォン。


 長く彼女を見てきた僕は、その強さの最大の特徴を『速さ』だと思っているんだ。


 人類最強と言われるキルトさんと比べると、筋力、持久力、耐久力、技量などで、残念ながらイルティミナさんは劣っている。


 でも、『速さ』だけは別。


 そこだけはキルトさんに伍するどころか、唯一の優っている点かも知れない。


 もっと言えば、『瞬発力』だ。


 もし1メード走なるものが存在していたら、世界中でイルティミナさんに勝てる人は誰もいない気がしている。


 例えば、イルティミナさんと誰かが対峙して、同時に武器を振る。


 すると、先に当たるのはイルティミナさんの攻撃なんだ。


 それどころか、イルティミナさんの方が、一拍、遅れて攻撃したとしても、やっぱり先に当たるのは彼女の攻撃だろう。それぐらい彼女の瞬発力は凄いんだ。


 その速さが攻撃、防御に用いられれば、その有用性は計り知れない。


 そしてそれこそが、シュムリア王国が誇る金印の魔狩人イルティミナ・ウォンの強さの源となっているんだ。


 ――だからこそ、僕は驚く。


「シィッ!」


『ガアッ!』


 ガキッ キンッ ギキィイン


 白い閃光のように動き、戦うイルティミナさんの速さに、黒豹の獣人ガルヴェイガ将軍が完全に互角の速さで追いつき、戦っていることを。


(信じられない……っ)


 イルティミナさんが速さで上回れない姿は、タナトス魔法王との戦い以来、本当に久しぶりに見た気がする。


 これが獣国の将軍か。


 なるほど、彼は本当に強者つわものだ。


 その事実を改めて思い知らされる。


 ガルヴェイガ将軍も自分の速さに追いついてくる相手は珍しいのか、かすかな驚きと歓喜の表情を浮かべていた。


『やるじゃないか、お前!』


「…………」


『さすが、武の国シュムリアの認めた金印か。だが、俺も負けるわけにはいかん!』


 その眼光が鋭さを増す。


 グン


 その速さがもう一段上がった。


(嘘だろ!?)


 あのイルティミナさんが、時々、速さで押し込まれている。けれど、卓越した技量で、何とか押し切られるのを防いでみせていた。


 2人の戦いは、間合いの取り合いだ。


 ガルヴェイガ将軍は鉤爪の距離である接近戦を狙い、イルティミナさんは槍の間合いである中間距離を保とうと、彼の接近を押し留めていた。


 カッ キンッ ガィン


 白と黒の残像と共に、空間に無数の火花が散っていく。


 …………。


 速い。


 その動きは速すぎて、もはや常人には視認できないレベルだ。


 僕だって『神武具』の超感覚があるから認識できているだけで、肉眼では難しかったかもしれない。


 2人の強さは、ほぼ互角。


 時折、速さでイルティミナさんが押されているけれど、それも決定打にはなっていなかった。


『……ちっ』


 黒豹の獣人が焦れたように舌打ちした。


 あれだけの速さは、体力、集中力を大きく消耗する。持続すれば、自分の不利と思ったのかもしれない。


 ヒュッ


 ずっと接近戦を狙っていた彼が、距離を取った。


(?)


 槍の間合いの外だ。


 それほどの距離を取るなんて、いったいどうしたのかと思った――その瞬間、彼の鉤爪の魔法石が光を放った。


 カッ


「!」


 届かない間合いから、ガルヴェイガ将軍が右の鉤爪を振るった。


 ズガァン


 その正面に、白い真空波のような3本の輝きが生まれ、床に3つの爪痕を残しながらイルティミナさんに襲いかかる。


「シィッ!」


 イルティミナさんは至近距離から白い槍を投擲した。


 ドパァン


 3本の白い『光の爪』と『白翼の槍』の魔力爆発がぶつかり合い、衝撃波が広がる。


 槍はすぐにイルティミナさんの手に戻り、そして、その正面の土煙を突き抜けて、黒豹の獣人が強襲を仕掛けてきた。


『シャアッ!』


「!」


 ガギィン


 間一髪、槍で鉤爪を防ぐ。


 至近距離で見つめ合い、イルティミナさんとガルヴェイガ将軍は初めて足を止めて、ギリギリと火花を散らしながら鍔迫り合いを行う。


『これも防ぐか』


 彼は感心した顔だった。


 イルティミナさんの表情は変わらず、冷徹な真紅の瞳で彼を見つめ返していた。


 その唇が動く。


「羽幻身・七灯の舞」


 途端、槍の紅い魔法石が輝き、そこから光の羽根が大量に噴き出した。


 それは2人の周囲で、7本の『光の槍』を形成し、その狙いの全てがガルヴェイガ将軍へと向けられていた。


『――お?』


 その光に照らされて、彼は驚く。


 ダン


 すぐに後方へと跳躍し、同時にそれを追いかけるように7本の『光の槍』が撃ち出された。


 ガルヴェイガ将軍は、左右の鉤爪を振るう。


 ズガァン ドパパァン


 光の爪と光の槍が空間でぶつかり合い、連続した衝撃波を発生させた。


 その時には、もうイルティミナさんは次の言葉を口にしていた。


「羽幻身・白の舞」


 魔法石から溢れる光の羽根は、空中にイルティミナさんによく似た『光の女』を3人生み出した。


 空中を舞うその3人と共に、


 タンッ


 今度は、イルティミナさんがガルヴェイガ将軍へと肉薄する。


『ちぃ……っ』


 彼は舌打ちし、苦々しそうに笑った。


 黒い閃光と化した彼は、4人の攻撃を必死に回避しながら、その『獣国軍の武具』である鉤爪の魔法の『光の爪』を何度も繰り出していく。


 獣人らしい、恐ろしくしなやかな身のこなしだ。


 並の相手ならば一瞬で倒されているだろう状況で、けれど彼は3人の『光の女』を斬り裂き、光の羽根へと分解、消滅させていた。


 だけど、


「シッ!」


 ザキュッ


 イルティミナさん本人の『白翼の槍』の美しい刃が、その左腕を肘の辺りから斬り飛ばした。


 空中に血液が散る。


 ガララン


 吹き飛ばされた左手の鉤爪は、床に激しい金属音を響かせながら落下した。


(やった!)


 それは致命的な一撃だった。


 獣国の将軍ガルヴェイガ・ロダンの実力は、もしかしたら、金印の魔狩人イルティミナ・ウォンよりも上だったかもしれない。


 武具の力も、大差なかった。


 ただ、その力を引き出すための習熟度が、イルティミナさんの方が一枚上手だったのだ。


 長く愛用した槍。


 それに対して、ガルヴェイガ将軍の『獣国軍の武具』である鉤爪は、力の開放はできてもまだ使い慣れていない印象だった。


 もしかしたら、この戦争で初めて使ったのかもしれない。


 その差だった。


『ぐ……がぁ』


 痛みを堪え、彼は片膝をつきながら、自分を打倒した女戦士を睨む。


 ヒュッ


 その喉元に、槍の先が押し付けられた。


『貴方の負けです』


 静かな宣告。


 ガルヴェイガ将軍は、獣のように鼻先にしわを寄せながら、グルル……と牙を剝く。


 ――殺せ。


 その鋭い眼光が、そう誇り高い死を望んだ。


 ここからどう足掻こうと、目の前の美しき女魔狩人が逆転を許すことはないと、戦った彼自身がよくわかっていたからだ。


「…………」


 イルティミナさんは槍を握る手に、静かに力を込めた。


 その時だった。


 ズパァン


 そんなイルティミナさんの背中に、赤い炎の鞭が蛇のようにしなり、火の粉を散らして弾けたのだ。



 ◇◇◇◇◇◇◇



「イルティミナさん!?」


 僕は愕然とした。


 突然の不意打ちに、彼女は大きくバランスを崩し、地面に膝をついていた。


 攻撃したのは、僕とソルティスの前にいる精鋭兵の1人だった。その手にある『獣国軍の武具』である剣先から、5メードほどの『炎の鞭』が長く伸びている。


『将軍!』


 彼は叫んでいた。


 自分たちの将軍を守るため、一騎打ちの名誉を汚してでも介入したのだ。


 黒豹の獣人は、それに応えた。


 腕を失った激痛を歯を食い縛って耐え、その場に立ち上がると、唯一残った右腕の鉤爪を、目の前にいる緑髪の美女へと叩きつけようと大きく振り被った。


 逆に、攻撃を受けた直後のイルティミナさんは動けない。


「いや、イルナ姉っ!」


 ソルティスが悲鳴のような声をあげる。


 その時には、僕はもう走り出していた。


 少しでも速度をあげようと、左右の手にあった2つの剣を捨て、背中の金属翼を羽ばたかせて虹色の残光をたなびかせて飛翔する。


 鉤爪が、愛する人の背中に迫る。


(間に合え!)


 我が身を肉の盾とするため、僕はうずくまる彼女の背に覆いかぶさるように抱きついた。


「マール……っ!?」


 かすれたような彼女の驚く声が聞こえた。


 ガシュッ


 虹色の金属翼を容易く貫いて、鉤爪が僕の背に突き刺さる。


 瞬間、


「――護光の加護を!」


 僕は叫んだ。


 同時に、僕の耳にあった『護りの輝石』が光を放ち、僕の周囲に球状に輝く結界が生み出された。


『ぐおっ!?』


 ゴパァン


 至近にあったガルヴェイガ将軍の身体が弾き飛ばされる。僕の背中に浅く喰い込んでいた鉤爪は、その肉を少しだけ抉り取りながら、ズボッと抜けていった。


(……ぐっ!)


 痛い。


 けど、やった。


 大切な人を守れた。


 この腕の中にある大事な温もりを抱きしめながら、僕は心の中で大きく安堵の息を吐く。


 イルティミナさんは驚いたように僕を見ていた。


 僕は笑う。


(もう大丈夫だよ)


 そう安心させようと思って。


 そして、役目を終えた光の結界が消えていく。


 その時、


 ピピッ


 鉤爪が抜けた時に散った僕の血が、イルティミナさんの白い頬に落ちた。


 スッ


 瞬間、真紅の瞳の瞳孔が限界まで大きくなった。 


「……ぁ」


 そして、


「あぁあああっ!」


 イルティミナさんが吠えた。


(えっ?)


 僕を押しのけるように彼女は立ち上がった。


 ガチィン


 振り上げられた『白翼の槍』が、こちらへと振り下ろされていた鉤爪を受け止め、火花を散らす。


「!」


 僕は気づいていなかったけど、獣国の将軍は、再び片腕で僕らへと攻撃をしかけていたんだ。


 バキン


 白い槍が鉤爪を弾き飛ばす。


「あぁあああっ!」


 イルティミナさんが獣のような咆哮をあげながら、そのままガルヴェイガ将軍へと襲いかかった。


 その攻撃は、まさに苛烈だった。


 いつも冷静なイルティミナさんらしくなく、激情にかられながら、けれど正確無比な槍の連撃が黒豹の獣人へと繰り出されていく。


 ガシュッ ザキュッ キュボッ


 血飛沫が舞う。


 片腕を失い、大量の血も失った瀕死の将軍の動きは鈍く、もはや怒れる彼女に抗う術はなかった。


 その全身が斬り刻まれ、傷だらけになっていく。


 ヒュッ


 その背に『炎の鞭』が襲う。


 パァン


 イルティミナさんは振り返りもせず、その後ろからの攻撃を白い槍で弾き飛ばした。


 そして、また黒豹の将軍へと槍を振る。


(…………)


 隙がない。


 怒りに任せているように見えて、それ以上に冷静に周囲も見ている。


 誰も、止められない。


 やがて、ズタボロになったガルヴェイガ将軍が、床の上に仰向けに倒れた。


 右目と右腕も失い、左足も爪先部分がなくなっている。


 ドクドク


 血だまりが身体の下に広がっていた。


 そんな黒豹の獣人を見下ろして、シュムリアの金印の魔狩人は、手にした白い槍を逆手に持ち替え、その先端を彼の心臓の上へと向けた。


『……くくっ』


 彼が、小さく笑った。 


『名誉を捨て、卑劣な戦法を用いても及ばずか……。お前たちならば、奴ら(・・)に抗えるのかもしれないな』


 片目で天井を見ながら、そう呟く。


(奴ら……?)


 その言葉が、僕の心に刺さる。


 ガルヴェイガ将軍は、残された目をゆっくりと閉じる。


 そして、


『赦しを願うこともできぬ行いをした。……だが、それでも俺は、お前たちが我が同胞たちを助けてくれることを望む』


 そう言って、長く息を吐いた。


 イルティミナさんは、その真紅の瞳をかすかに細めた。


「…………」


 けれど、彼はそれ以上何も言わない。


 それを受け、


 ザキュン


 美しい槍の刃が鎧を斬り裂き、彼の心臓を貫いた。


 黒豹の獣人の身体は、一瞬だけ仰け反り、短い痙攣を2度して、すぐに動かなくなった。


(…………)


 僕はそれを見届けた。


 その時、


「あっ」


 背後からソルティスの声が聞こえた。


 慌てて振り返ると、彼女は口元を押さえて驚いた顔をしており、その視線の先で、2人の精鋭兵が自分たちの喉に短剣を突き刺し、自害している姿があった。


 ドサッ ドサッ


 床に倒れる2つの重い音が響く。


 敬愛する自分たちの将軍のあとを追ったのか……その覚悟が、僕の背筋を震わせた。


 イルティミナさんも、その様子を見ていた。


「……っ」


 その時、彼女の身体がふらついた。


(イルティミナさん!)


 慌てて抱きつき、彼女の身体を支える。


 その全身は汗に濡れ、物凄い熱を放っていた。あれだけの戦いをして、激しく消耗してしまったんだ。


 彼女は熱い吐息をこぼす。


 それから僕を見て、


「先ほどはありがとう、マール。私はまた、貴方に命を救われてしまいましたね」


 そう微笑んだ。


 僕は「ううん」と首を横に振る。


「妻を守るのは、夫の役目でしょ?」


 そう笑い返した。


 彼女は笑みを深くして、肩を貸す僕の額へと軽く唇を押しつけ、キスしてくれた。


 それから僕らは、ソルティスの回復魔法で傷を治してもらった。


 ちなみに、


「アンタ、もう少し傷が深かったら、背骨が砕けてやばかったかもね。下手したら後遺症ものだったわよ?」


 だって。


 言われて、今更ながらに怖くなってしまったよ。


 イルティミナさんも青くなっていた。


 そのまま急に心配になったのか、無事な僕の身体をギュッと抱きしめてくる。


 ポンポン


 僕は、その背中をあやすように叩いた。


 言われてちょっと怖かったけど、でも、イルティミナさんのためなら僕は何度だって同じことをしてしまうと思うのだ。


 それを言うと心配かけてしまうので、言わないけどね。


 だから、


「大丈夫だよ、イルティミナさん」


 僕はそう微笑みながら、その背中を何回も優しく叩いてあげたんだ。


 …………。


 ようやくイルティミナさんの気持ちも落ち着いて、僕らは改めて周囲を見た。


 10人の獣国の戦士、その死体が転がっている。


 ガルヴェイガ将軍と9人の精鋭兵は、本当に強かった……。


 もし何かが違っていれば、死んでいたのは僕らの方だったかもしれない――その光景を見て、改めてそう思った。


 彼らの命を奪った自分の手を見つめ、


 ギュッ


 それを握り締める。


 自分たちの信じるもののために、僕らはお互いに殺し合った。それでも、彼らを憎む気にはなれなかった。


(早く終わらせなきゃ、この戦争を)


 そう強く思う。


 ソルティスも神妙な顔をしていた。


 そんな僕とソルティスの肩を抱くように、イルティミナさんの白い手が優しく触れた。


「さぁ、任務を果たしましょう」


 力強い声。


 僕らは「うん」と頷いた。


 そうして僕らは、この空間にある巨大な竜のような『魔力発生装置』を見上げたんだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。



実は、今回の更新で『少年マールの転生冒険記』が300万文字を越えました!


まさか、これほど長く書き続けるとは、書き始めた当初には、作者自身思っておりませんでした……。


ここまで4年半。


こうして書き続けられたのも、ひとえに読んで下さる皆さんがいてくれたおかげです。本当にありがとうございました!


これからも、優しいお姉さんに守られながらのマールの冒険は続きます♪


もしよかったら、皆さん、どうかこれからも末永くよろしくお願いしますね。この先も、皆さんに楽しんで貰えるように、また作者自身も楽しみながら頑張っていきたいと思います♪


改めまして、マールの物語を読んで下さって、皆さん、本当にありがとうございました~!



※次回更新は、来週の月曜日を予定しています。どうぞ、よろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 300万文字! 4年半! お疲れ様です! 600話も近づいてきましたね。 何という継続性…… 一騎打ちも見応えありました。 いつもより前のめりになって拝読させて頂きました。
2022/11/18 09:59 退会済み
管理
[良い点] 更新お疲れ様ですヽ(´▽`)/ 四年半も執筆されていたのですね。 改めてお礼を。 ありがとうございますm(_ _)m しかも三百万文字も⁉︎ 此方もおめでとうございますo(^▽^)o まさ…
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