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20話 ギルドマスターバイルと警備隊訓練

『ヘザーネ、おはよう』

『キリシアさん、リリシャさん、マルス君、おはようございます。奥の応接室で話がありますので、奥にどうぞ』

応接室で待っていると、ヘザーネたちが入ってくる

『はじめまして。ギルドマスターのバイルと言います』

バイルは白髪のお爺さんでも、どこかオーラのようなものを感じる

『ギルドの依頼が嘘で、トラブルに巻き込ませてしまい申し訳ない。昨夜、警備隊が調べた内容を確認しました。今回の事に関与した者を捕らえに村に警備隊が向かっています。』

『村に捕らえに?』

『どうやら村長も襲わせた事を知っていた事が判明しています。村の位置を森の中に移動して魔物に襲われる事を警戒して冒険者を用心棒代わりにしていたようです。』

『自分達以外にも?』

『2組帰って来ておりません』

ギルドマスターはうつむく

『そうだったんですね』

『話は変わりますが、今回の依頼は成否はつけれませんが、報酬は支払います。又、薬草採取は、文句の言いようが無い量で依頼達成しています。これにより、ブロンズ中ランクにランクアップさせて頂きます』

『ありがとうございます』

『しかし、その若さでこの実力、感服しております。ゼタルと真面目に戦える者が留守の間に現れるとは思いませんでした・・・』

『しばらく留守にしていたんですね』

『中魔石を取ってこれる冒険者パーティーがいなくなり、各地のギルドで募って歩いていましたが、中魔石と糸が大量に王都に届き、急いで帰ってきた次第です』

『全部お前達のお陰だな』

ゼタルが笑いながら言う

『ゼタルさんってギルドで役職有るの?』

『言ってなかったか?ギルドの相談役だ』

ギルドマスターが苦笑いする

『マルス君の試験が凄かったので忘れていたと思います』

ヘザーネがニッコリ笑う

『報告ではゼタルを吹き飛ばしたという事でしたが?』

『見事に壁まで弾き飛ばされた』

『報告書では信じられませんでしたが、本人達が言うので間違い無いですね』

皆で頷く

『今回の捕まった者達の中に以前からギルドで喧嘩を吹っ掛けていた者がいたが、かなり怯えていたようだ。何か有ったのか?』

『ギルド内で喧嘩売られて、ギルド前で襲ってきたから、叩きのめしただけ』

『キリシアの股間への蹴りを見た冒険者達が怯えているぞ』

ゼタルは大笑いして

『そのお陰でお前達が強者であることが知れ渡っているがな』

『冒険者達も、気絶している彼らを誰も助けずに放置していました』

ヘザーネが言うと苦笑いする

『なるほど、納得致しました。』

バイルは頷く

『長話してしまいましたが、これで失礼します』

バイルはそう言うと部屋を出ていく

『こちらが今回の報酬です。お受け取りください』

ヘザーネがテーブルを置く

『ありがとう』

『キリシア、リリシャ、マルス、時間有るか?』

『この後予定は無いよ』

『警備隊が稽古してほしいと言っているのだが、一緒に行かないか?』

『どうする、行く?』

リリシャとマルスも頷く

『決まりだな』


警備隊訓練所に着き

『警備隊長、稽古に来ました』

ゼタルがそう言うと、隊長が隊員を集める

キリシアが訓練用の槍を持ち、隊員と向かい合う

『はじめ!!』

隊長の声で構える

『ハッ!』

掛け声と共に隊員が槍で突く。キリシアは軽くかわす。隊員は次々と突きや払いをするが、全てかわし、一瞬で首元に槍先を付ける

『それまで!』

『まるで当てられませんでした』

隊員はそう言って下がる

隊員全員と手合わせしていくがキリシアに当てられた人はいなかった。

『ゼタル殿代わって頂いてもよろしいですか?』

隊長も槍を持ち構える

『はじめ!!』

『最初から本気でいきますよ』

隊長は闘気を纏い突きを連発する。キリシアも闘気を纏い槍で防御する。そして、徐々に突きを出し始めるが、隊長は後ろに動きながらかわしたり防御する。キリシアは闘気を一気に解放し、払いをして防御した隊長を弾き飛ばし、首元に槍先を向ける

『ここまで強いとは、なるほどゼタル殿を弾き飛ばす訳だ』

『私はまだ弾き飛ばして無いよ』

キリシアはそう言ってマルスを見る

『そのように聞いていたが・・違うのか?』

『マルスがやった』

『その子が?』

『マルス久しぶりに勝負するか?』

ゼタルが楽しそうに笑う

『わかった』


『木剣じゃまた砕けるかもしれないからな』

ゼタルは訓練用の剣をマルスに渡す。そして2人は向かい合い構える

『ちなみに最初から本気でいくぞ』

ゼタルがそう言うと静まり返る

『はじめ!!』

ゼタルは物凄いスピードで剣を振るう。マルスもかわしながら剣を振るう。空を斬る音と剣が当たる音が鳴り響く

そして2人は離れ、間合いをとる

『またスピードが上がったか!』

『そろそろ更にスピードをあげるよ』

そう言って、一気に間合いをつめ、剣を振る。ゼタルは避けようとするが避けられず、剣で受け止めるが後ろに飛ばされる。次の一撃で剣が横に飛ばされる

『手が痺れた。一撃が重すぎる』

ゼタルがそう言って飛ばされた剣を見る

『それまで!!』

『ゼタル殿が敗けた・・・』

隊員達も呆然と立ち尽くす

『剣士としてどこまで強くなるのだか』

ゼタルがそう言って笑う

『マルスは魔法使いだよ』

キリシアが突っ込む

『えーーーーー?』

隊員が一斉に声を挙げる

『冗談やめてください』

隊長は言うと苦笑いしている

『大きなバタフライは魔法の一撃で仕留めていたしね』

リリシャも笑顔で言うとキリシアが頷く

『本当なのか?』

ゼタルを見ながら隊長は言う

『知らん。マルスの魔法は見たことがない』

ゼタルは苦笑いする

『フローネ先生が常識外れと認めてくれてたよ。だから色々教えてくれているけどね』

キリシアは笑う

『人前で使うのは禁止していたしね』

リリシャも続けて言う

『フローネ殿が禁止するぐらいのヤバさかー。本当にとんでも無い事だな』

ゼタルがそう言うと苦笑いを続ける

『フローネ殿と言うと・・・あのフローネ殿か?』

『そうだ!』

『フローネ殿まで認めているのか・・・』

隊長はそう言って首を振る

『今日は無理言ってすまなかった。お陰で良いものが見られました』

そう言って隊長は頭を下げる、隊員達も頭を下げる


隊員達に向かって、『今日の訓練で見た通り、素晴らしい猛者がいる。努力をすればまだまだ強くなれる証拠だ!これからも鍛練を忘れないように!!』隊員達は『ハイ!』


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[一言] 《隊長が》隊員達に向かって、『今日の訓練で見た通り、素晴らしい猛者がいる。努力をすればまだまだ強くなれる証拠だ!これからも鍛練を忘れないように!!』《と言うと》隊員達は『ハイ!』《と声を揃え…
[一言] 『フローネ先生が常識外れと認めてくれてたよ。だから色々教えてくれているけどね』キリシアは笑う 『人前で使うのは禁止していたしね』 フローネさんが、どうして禁止しているか説明していたのに、敢…
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