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異端ノ魔剣士  作者: 如月 恭二
三章 剣ノ勲
70/120

真の戦場 肆

今度から“七〇合”、とでもしますか。

それの方がチャンバラものっぽいですし(笑)


いやまあ、戦記ものっぽくしようとしてる時点で、チャンバラものとしては既に転んでますけどね(笑)!


チャンバラときくと、アニメ版水戸黄門のOPを歌いたくなりますね(笑)

 アバンツァータの本隊、その先頭が──シエル王国側の放火による──火事から脱する。

 しかし、林を抜ける手前でそれは起こった。

 戦闘を行く兵が、馬ごと穴に転落したのである。それは至るところ、およそ十数箇所で発生した。それだけでなく、倒木を発見しづらいところに秘匿(ひとく)してあった。当然、それは騎兵の足をすくうことになる。

 風下に居る影響で黒煙が迫っており、彼らは急いでいたこともある。完全に出鼻をくじかれる形となっていた。

 そこを狙い澄ましたかのように、幾十もの矢玉が頭上を埋め、怨敵を穿(うが)っていく。それがシエル王国側の攻撃であると気付くのに、たっぷり一五を数える程の時間を要した。まさに混乱の極致にあると言っても過言ではない。

 戦いは初動が大きな差を生むとは、言い得て妙である。アバンツァータの兵達は激しく狼狽(ろうばい)した。体制の立て直しを許さず、弓の射程外に入ったと見るや茂みなどから伏兵が姿を現す。

 歴戦の元傭兵部隊を先頭に、侵略者達へと(おど)り掛かった。

 意気軒昂たる軍と、一度混乱を来たし戦列の乱れた軍とでは最早勝負になるはずもない。強行軍で疲れきっているところに奇襲を受けてしまったアバンツァータは、現状で押し返せるだけの勢いがない。


 「ぶっ潰してやらあ!」


 スブニールの携える大剣が、非情なる開戦を告げる。

 彼にしては珍しい、正面からの突撃に哀れな兵は防御の構えを取り、そして──防御ごと叩き割られる。

 瞬時にして真紅の徒花(あだばな)が大地を彩り、敵を怯懦(きょうだ)させた。


 シガールも負けてはいない。スブニールのおよそ一〇間後方で剣を振るう。

 力任せの剣撃に対して、身を沈み込ませることでいなし、すれ違いざまに踏み込み一閃を返す。

 槍兵に囲まれつつも、穂先を切断ないしは、長柄部分を破砕することで対処。間一髪のところで刃が脇腹付近を擦過したこと以外は、危なげない立ち回りである。時には相手の脚を狙って無力化するなど、堅実な戦闘を繰り広げていた。

 それでいて高い打倒力を兼ね備えており、その技量たるや新兵は勿論のこと、元傭兵たちも閉口しかけた程である。特に寡兵という状況下とあっては手狭となる。

 悪条件のただ中で、普段と変わりなく発揮される武勇。その凄まじさをそれとなく知ったかのようだった。


 更に、野蛮とも勇猛とも取れるスブニールやレミーの戦いぶりに、勢いは増していく一方である。折り合いこそ悪いものの、お互い死にたくはないのだ。

 新兵の士気も自然と向上し、猛追する。

 防戦一方の戦いから一転。アバンツァータは撤退を開始した。


 混戦となる中、シガールは敵味方と入り乱れた死体を横目に見る。

 憎き仲間の仇。その首魁(しゅかい)を殺めた時の光景が、ふと思い浮かぶ。晴れない気持ちは、今も昔も全く変わってなぞいなかった。

 例えそれが、侵攻を阻む為という大義の下に殺生するのだとしても、彼の面持ちは曇る一方である。

 ──元通りなんてあり得ない。

 ──死者は喜んだりしない。


 そう思う頭が冷えていても、心だけは騒いでいた。


 「敵は斬る……味方は守る」


 次の相手に向き直りながらも、呟く声は平坦(へいたん)ではあったが尻すぼみとなっていた。

 そんな彼の視線の端に、斬られて(くずお)れる兵の姿が映るのだった。

嘘みたいでしょ、まだこれ状況変わるんですよorz

あぁ、また(リアル)説得力に肉付けして、こじつけてこじつけてこじつける仕事が始まるお(説得力とは一体……ウゴゴゴゴゴ!)


はいはい、いつも通り真面目にやりますよっと(笑)

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