閑話休題 毒を吐く
「王様の耳はロバの耳ーーーー!!!!」
言葉にしちゃいけないし、考えてもいけないことだけど、
コノ時期に頭にあがる思いがある。
同年代やその上の友人が2月や8月ごろになると子供の学費の納期が迫って懐事情が厳しいと話したりする。
ああ、そんな時期なのか。と思う。
我は9月の末だったと思うが。
「親が学費を出さなければいけないのは小中までだから、アンタ、行くなら勝手になさい」
学費は出してもらったが、日々の食費生活費は出してないだろうが!とか思ったが。
中学時分よりそんな予感があったのでバイトや代理人を立てての株の購入などで私立高校の2年の前期までは貯めれたのだが、その後はキツかった。
あるマンガの中で主人公が「私が3人いて一日が30時間あったらいいのに」とのセリフがあったが、本当にその時期考えた。
バイトの疲れで寝ているのは多かったが、意外にしっかり通っていた。
月1のズル休みもなかっただろう。
部活の夏の合宿も一年の時だけだったな。出れたのは。後はお金がないから行けなかった。
学校を急いで戻り、5時半より飲食店のバイト。10時よりガソリンスタンドの会計のバイト1時間半。
それなのに親族が金をせびりに来る。
信じられないヨ。50近くの男が17歳の子供の金を取るんだぜ。
10万は1月半のバイト代。それが一気に消える。
奴はその金で外国に行き児童買春をするのだ。
ソレを黙認する母親。
逃げた父親。
例えば、ひとごみの中に我がいるとする。
見目は悪いが、そんなに目を惹くほどでもないハズ。普通の人のして見えるだろう。
なのに、何が違うのだろうか?
我と他の人とはナゼ、ここまで育った環境が違うのだろうか?
自分の生を自分で購うのは強くなれるだろう。
実際、自分の生活力は強いと思うし。それは今までの賜物だろう。
でも、なんでここまでしなければいけなかったのだろうか?
「自分は不幸」との括りで物を見ると視野が暗く狭くなる。
考えても答えの出ない物事を考えるのは「不幸に浸る」ことと分かっている。
我には親として金を出す価値がなかったのか。生活費を出そうと思う愛情がなかったのか。
だから、この時期考えてしまうのだ。
「お母さん。一日も早く穏やかに死んでください」
この考えは普通ではないだろう。
ならば異常なのだろう。
普通の家庭でないから異常な人間になったのだろうか。
異常な考えなら狂っているのだろうか。
境が音をたてて教えてくれればいいものを。




