表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/272

90 デートをしよう(その18)

玉子に甘だれ


煮アナゴに甘だれ


最強の組み合わせです


他のもの?


気が向いたら食べますね

まぐろ、いくら、あじ、まぐろ・・・


目の前をお寿司が通り過ぎていきます





鉄火巻き、わさび、サーモン・・・


お目当てのネタはまだ来ません




オレがレーンに齧り付いて見ていると


「・・・注文しようよ」


とうとう彼女(水谷さん)からツッコミが入りました





回転すしだから、回っている皿をとりたかった・・・


まあ、仕方ないです


オレが食べられる(食べる気になる)のは玉子と煮アナゴだけですから(寿司に限れば超偏食!)







話は少し戻ります





ゲーセンで遊んだ後は、お昼(昼食)です


高校生だから、てっきりファーストフードかな?、そう思ってました


もちろんハンバーガーでも問題なし!


っていうか照り焼きバーガーは大好物です





ところがギッチョンチョン(古い)


彼女のリクエストは回転すしでした


それも彼女の奢りです


おいおい・・・







なんでも『女は男に貢いでナンボ』だとか


「だから好きなだけ食べてくれ!」


一応、割り勘を進めたら、そう言われました





言われた時のオレの顔は


ヽ(@◇@)ノ


でした




いやマジ驚いた





話を聞くとこのために彼女はバイトをしていたとか


なんとオレと付き合う前から!





普通の女子高生は、いつかめぐり合う彼氏のために!、と空いた時間にバイトをして金をためているそうな


これが女子高校生の常識だとか


あまりの不憫さに涙が止まりません(涙涙涙涙涙涙)








なんて不毛な世の中なんでしょう


バブルのメッシーなんて目じゃないです


あまりに罰ゲームすぎます





この世界作ったヤツ、出てきやがれ!


マジ、そう思いましたね


出てきたら、3時間くらい説教してやりたいです





不憫すぎるのでレーンからマグロをとって


あ~ん!


をしてあげました




あ、手はちゃんとおてふきでフキフキしましたよ?





いやだって、彼女がマグロ(のお寿司)を食べながら


「女子高生の夢は彼氏に手で好きなお寿司を食べさせて貰うこと(笑)」


とか言っていたましたから!





パクっと指まで食べられました


いや勢いよく食べ過ぎただけです


ちゃんと「ごめん」って謝ってくれましたよ






驚いたのでリアクションが遅れました


彼女がジーっと反応を待ってます


何か言わなければ


ウイットに富んだ台詞って何かあったっけ?





考え中・・・


考え中・・・


考え中・・・




ピ~ン!





「マグロにする? 玉子にする? それともオレにする?」


「ゲホ、ゲホ、ゲホ」


言った途端、彼女がのどに詰まらせてむせました





どうやら外したようです(涙)


すまん!






もちろん速攻で謝りましたよ?


「あ、ごめん!」


そういって背中をさすりました


男らしくきちんと責任とりました(笑)





役得、役得


そう思ったのは秘密です


・・・ところでコレってセクハラで訴えられたりしないよね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ