9 夏休み(滑り台編)裏
8時に駅前に集合だが、柔道部員は30分前に全員が集まっていた
どんだけ楽しみにしていたのか丸わかりだ
「「「「「部長、おはようございます」」」」」
「おはよう」
皆の顔が輝いている
「皆、今日は何をやればよいのか判っているな?」
「「「「「もちろんです」」」」」
その後、時間チョッキリに彼が来た
「おはようございます」
「「「「おはよう」」」」」
楽しい日が始まりそうだ
電車に乗った後、彼の隣に座る
その後、打ち合わせ通りに皆が座る
「今日は暑いね」
話しかけると
「そうだね」
返事が来る
計画通りだ
話の内容の分担から席を替わる順番まですべて打ち合わせ済み
今日のために全員が総力を挙げて計画した
プールまでの1時間が至福の時間に変わった
プールに着き更衣室にいく
速攻でスクール水着に着替える
彼の水着姿を一秒でも多く見るためだ
同じように柔道部の面々が着替え終えていた
考えることは同じだな
「どれからやる?」
そう聞くと彼が「あれ!」と滑り台を指差して答える
「「「「えっ」」」」
皆と一緒に声が出た
くっつきそうになるからって理由で男子に超不人気な滑り台だ
「う?」
頭を斜めにして「何か?」って感じになった
「イエダイジョウブデスヨ、やりましょう」
この機会を逃してなるものか
巨大な浮き輪を二人で抱えて山に登り滑り落ちる
<ザーザーザザッ>
「もう一度やりたいな・・・」
彼がそういうと部員Aが「はいはいはいっ」と凄い勢いで手を挙げてきた
「お願いします」
「はいっ!!!!」
その後、連続して10回ほど滑りまくった




