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86 デートをしよう(その14)

スカートまで、あと5センチ


オレの手がだんだん男の娘のスカートに近づきます(笑)





4センチ


3センチ


2センチ


1センチ


もう少しで手がかかる


そこで手が止まりました





で、できん!


どうしても手が動きません





な、なぜだっ!?


幼稚園児の時はスカートめくりキングだったのに!




答え:大人になったんです




「どうだった?」


こちらを見ないように、後ろ向きになっているオレの彼女が聞いてきました




お願いだからプレッシャーかけないで(涙)


っていうかどうしよう?!




ここに来て、『百人拳』や『神風の術』の使い手の偉大さが判りました


いやマジ尊敬し直したわ




「まだかな?早くして欲しいかも?」


彼女(水谷さん)からの催促がガンガン来ます















<ペラッ>


プレッシャーに負けて捲っちゃいました(涙)


ここで、何かが減りました、多分オレの自尊心@某賞をとった名作





「・・・たぶん大丈夫です・・・」


そう言いました


今なら羞恥で死ねるかもしれません(涙)







「とりあえず警察に電話か・・・」


オレの葛藤をものともせず水谷ちゃん(オレの彼女)が事態をサクサク進めて行ってます





なんでも手を引いて交番まで連れて行くのはNGらしいです


そういえば前の世界でもありましたっけ




仕事帰りの会社員♂が、迷子♀を見かけた


そこで速攻でスマホで110番通報


到着した警官が


「なぜ、話しかけなかったのか?」


「なぜ、交番に連れて行かないのか?」


そう問いかけると


「不審者扱いされますから無理です!(涙)」


と叫んだそうな





最近の小学校では知らない人から声をかけられたら


『逃げる』か『防犯ブザーを鳴らす』のどちらかをするように!


と教えるそうな




そのへんは世界が変わってもかわりません


ただ男と女の性別だけは逆ですけどね




おばかなことを考えているうちに警察官が到着です


自転車に乗ってきました


そこ(自転車)は同じですね




ただし来たのは女性警官です


さすがアベコベ世界(笑)


あの丸い帽子にシビレるアコガレる~





なぜ、そんなおバカなことを考えているかって?


水谷ちゃんとお巡りさんがアアだコウだと議論していて話に入れないからだよ(涙)


さすが『カカア天下』の世界です


男に入るスキがありまえせん





あ、でも悔しくないですよ


なんかイイかもって感じがしてます


それはそれでアリですだお~(笑)

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