7 夏休み(プールへ行こう!編)裏2
柔道部員AからLINEが来た
『最近できた高級リゾートプールに部員全員御招待!』
お高いのだけれど関連企業の社員に動員がかかったのでどうしても10枚招待券を消費したい
だから部員全員でどうかとのこと
もちろんチケット代はタダ
まあ行っても良いかなと返事をした
息ぬきは大事だ
『仲間はずれにしたってことで臨時のマネジを辞められたら困るし?』
とマネジはどうするのか?と聞いてきた
重要案件だ!
うまくいけば一緒に行ける!
『ここは全員で話の流れをそっちに持っていくぞ!』
速攻で返信した
『『『『『『『『『了解!』』』』』』』』』』』
みんなの心が一つになった
合宿前の通常練習はマネジが来ない
そこで詳細な打ち合わせをした
リハーサルまでした
合宿最終日に部員Aが彼を誘う
すかさず
「いいね!」
「暑いしたまには涼みたい」
「まだ今年一度も行ってないよー」
他の部員がフォローする
「うん、親睦を深めるために皆で行こう」
部長として重々しく言う
どうだ、これなら断れまい!
「えっ、プール?行く!行く!!」
了承の返事が貰えた
今日は人生最良の日だ
他の部員もやりとげた顔をしている
「ありがとっ、お礼にお弁当作って行くね!」
部員Aに向かって彼がそう言った瞬間、場が凍った
「あれっ、ゴメン、高級なところだからオベントNGだっけ?」
「いえっお願いしますっ!」
部員Aが返事をする
そこでさらなる衝撃が!
「ああっ、そういえば水着を買わないと」
まてまてまてっ、カラフルなものなんて着たらナンパされまくりじゃないか!
誤魔化してスクール水着にしてもらった
よかった
しかし部員A、お弁当の件は忘れないぞ
後で校舎裏に呼び出しだ!




