61 陸上部のマネジをしたよ(その12)
<パン>
合図のピストルの音で、選手が走りだします
地区大会といっても、これに勝てば県大会に行けるのでみんな真剣に走っています
おれは邪魔にならない場所に陣取って、同じ陸上部の選手をデジカメの動画モードで撮影します
向こうのスタートラインから、目の前の中間地点、そして駆け抜けた先のゴール地点
100mといっても結構長いですね
高画質の動画で撮れているのか?と思いますが、結構参考になるそうです
「え~っと次は、・・・第3レーンか」
スケジュール表を見ながら次の選手の走る位置を確認します
首にはデジカメが山ほどぶら下がっています
どこの戦場カメラマンだよ!って突っ込みが入りそうな格好です
結構重いです
暑い上に、重いは、選手ごとに預かったデジカメで間違わないように注意しないといけないは、撮り損なわないように緊張しているは、でマネージャ業は結構大変です
おかげでエロエロなんて考える暇もありません(←結構重要)
結構メロン様いたのに、撮影のため切り捨てなければならなかったのは一生後悔しそうです
なにせ、必死になって頼まれましたからね
今まではお互いに撮り合っていたせいか、集中力が下がり、なかなかいい成績がとれなかった
でもやっぱり勝ちたい!
だから撮影をお願い!
拒否したら土下座するかも!?って感じで頼まれました
まあ、オレも鬼ではないので了解しました
いままでイロイロ楽しませて貰いましたから、少しくらい恩返しです
なんといっても夜のおかz、イエナンデモアリマセンヨ
とりあえず第1戦?が終わったので、トイレに行きました
結構な時間拘束されていたので、危なかったです
首から下げていたデジカメをタオルで包んで、背負ったリュックに入れました
さあ我が楽園へ(笑)
トイレから出たら先ほどの撮影場所が判らなくなってました
ググればいいのか?
いや、建物内ではできないっけ
陸上競技場なので、とりあえず観覧席にで出ればいいんか?
そう思って適当に歩きだしました
<ドン>
「か~れ~し~、何~にやってるの~」
いつの間にか知らない女に壁ドンされてました
What?
でもメロン様を超えるスイカ様なので当ってます
大事なことなので二度言います!
スイカ様です!
オレ初めて見ました
この世のモノとは思えない程の存在でした
ああ、ココは異世界でしたっけ・・・
胸のあたりが押しつぶされてます
苦しいけど嬉しい
なんか知らないが、GJ!




