42　バイトをしちゃったよ（その2）

「おかあさん、友達のおうちの和菓子屋が困っているのでバイトしてもいいですか？」

携帯で電話して聞くとＯＫを貰えました

あっ、前の世界のクセで母親に電話しちゃいました

でもこちらでは『カカア天下』ですから問題ないですね（テヘッ）

ＯＫをＦさんに伝えると

「えっ、あ？え？なに？」

とパニックになっていました

落ち付かせて、よーく話を聞いてみると男子高校生は派手なバイトしかしないってことでした

王子様扱いしてくれるようなモデルとか？

高額な報酬が貰える執事喫茶とか？

そんくらいらしいです

ふっ、余った和菓子食べ放題の前にはそんなものはムダムダムダっつ！

屁のつっぱりにもならんですよ　　　　　　　　　　　　　　　　【作者注：古すぎてだれも知らないよ！】

Ｆさんちの和菓子屋に着きました

さっそくバイト交渉です

Ｆさんのおかあさんも

「あ？え？は？」

となってました

親子ですね

無理矢理？バイトになりました

最低賃金なので恐縮されまくりでした

でも問題ないんですよ

余りものをよろしく、ですがあえて言いません

言わない方が貰えそうですから

さあ、楽しいバイト生活の始まりです！