199 自主錬を助けよう(その26)
「はい前屈して~!」
現在、プールの係員さんの掛け声とともに体操中だ
プールにはね一時間に一度体操があるんだよ
浸かり過ぎだと低体温症になったりするからな
あと溺れている人がいないか点検も兼ねてだ
まあ10分間の休憩を長いと感じて文句を言う人間がいるからな
クレーマー潰しというのもあるだろう
でもオレにとっては至福の時間だ
目の前には桃、いや尻が並んでいるからな
現在の状況を説明しよう
いやさせてください
オレの幸せを自慢するために!
今は彼女と一緒に公園のプールで避暑中だ
そこに彼女の部活仲間が合流したんだ
ビキニあり競泳水着あり、フリルの可愛い水着ありの目の極楽
最高だな!
そんな陸上部の面々が体操するとなるとどうなるか
一列に並ぶんだよ!
プールの縁にそって横一列に並んで体操を始めた時には驚いたね
さすが体育会系
もっともオレの彼女も一緒に並んだのには更に驚いた
体育会系が遺伝子に刻み込まれているらしい
・・・そのうち獣化しそうで怖いな
もっとも別な意味で獣と化して襲ってくれるのなら大歓迎だ!
バッチこい!
いつでも待っているぞ!
こほん
失礼
思わずパトスが零れました
・・・シ○ジ君は本当にこぼしたけどな
陸上部なので無駄なぜい肉は一切ない
良い身体してますな~
おかげで目の保養だ
・・・でも(オレの彼女以外)乳には肉がついているんだよ
なんでだろうな
女体の不思議というやつなのか?
オレは当然のことながら彼女達の後ろで一人さびしく体操をしている(ようにみえるが実は楽しんでいる)
当然のことながらガン見である
前かがみになるとお尻がつきだされた
桃・桃・桃・桃・桃・桃
目の前には桃源郷が広がっていた
どうしてこんなにも心を揺さぶられるんだろうな
ただの脂肪と筋肉の塊だというのに
なだらかなカーブに目が釘付けだ!
右端から順番に左端まで見に行く
その後は逆向きに見ていく
そしてまた最初に戻るという永久機関運動が繰り広げられた
・・・S2機関かよ!とツッコミたい
あるいは『止まらない止められない』?
誰か止めてくれと思う一方、絶対にやめなくないと思う自分がいた
・・・ふっ、認めたくないものだな、若さゆえの過ちというのは
「はい、今度は後っ!」
係員の掛け声が変わった
あ、前屈の後、後ろに反らされた
胸・胸・胸・胸・胸
目の前には山脈が広がったいた
なんだ?
ここは天国か!?
・・・若干一人だけ平野部だったのは御愛嬌である




