160 ハンバーガー始めました(その8)
「はあっ、はあっ、あああっ、あああああ~~~っ!」
店長の甘いあえぎ声が休憩室に響き渡る
<バンッ!>
「店長!セクハラはダメですっ!」
副店長が飛び込んできた
「・・・何やっているんですか?」
「・・・肩もみ(かな)?」
話を10分ほど前に戻す
現在、ドーナッツ屋のバイトをしている
レジ打ちの接客は常に立ちっぱなしだ
おかげで足がパンパンだ
だからこまめに休憩をしている
この世界の男すい~っは優遇されすぎだが、この点でだけは感謝だな
従業員に優しい会社は繁栄するっていうし
・・・実際に高感度はMAXだ、この先デートに使おうと思ったからね
従業員?パートナー?を虐めまくって自分達だけ稼ぐというどこかの会社とは違うんだよ
もう二度と買うもんかと思ったな
いや記事になって以来、一度も行ってないし
コホン、失礼
いやね店長が胸部装甲が大きいために肩コリが酷いっていうんだよ
だから肩を揉んでみた
足を揉んでもらったからな
そのお返し
等価交換だ
・・・いい響きだね、これがあれば合法的にお触りできる
おかえしだ Yes成人 ゴータッチ
早い話、そういうこと
ソファーに座って貰って後ろから肩を揉んでみた
店長♀が言うとおりガチガチだった
ああこれが『すべての棋士がなる』という肩こりの強化版か
そう思った
いやさ、新聞記事に将棋会館の近くの理髪店の店長さんの談話が載っていたんだよ
「棋士の皆さんは考え事をするせいか肩こりが酷いです、指が入らなくらい凝ってます」
いちどくらい もんでもたいな そうたくん
早い話そういうこと
いや羽生さんでもいいんだけどさ
・・・どっちを選ぶと言われたら返事にこまるよね
コホン
失礼
そんなに重いモノなのかね
おっぱい
たれるほど みのるといいな おっぱいが
・・・まあ無理なんですけどね、だってオレの彼女は平たい胸族ですから
脂肪の塊とかお湯に浮くとか散々なこと言われているよね
そんなに重量があるとは思えない
まあ、男のオレに判るわけがないんだけど
いや、店長♀の後ろから、こう両手でおっぱいを下から持ち上げれば判るのかな
やってみたい
すんごくやってみたい
やらせてくれないかな
なんかいい等価交換のネタないかな
思わず肩を揉む指に力が入った
「ああ~~っ(気持ち)いい~~~っ」
店長♀が歓喜の声をあげた
やばかった
つい全力で押したから
でも肩こりの方が強かったようだ
よかったよ
肩もみがなくならなくて
だってほら 眼下にみえるよ 絶景が
ブラウスの隙間から胸の谷間と水色のブラチラが見える楽園を逃す手はないからな




