144 彼女の家に行ってみました(その20)
「痛いっ・・・」
彼女が眉間にシワを寄せつつ、痛みに耐えるため身体にギュッと力を入れました
「ご、ごめん」
オレは謝りながら抜き出した
「お、お願い、やさしくしてね」
彼女が眼に涙を堪えながら訴えかけてきた
なんか新しい世界に目覚めそうだぞ(笑)
汗で濡れた前髪を直しながらニッコリと笑いかけました
「まかせて」
やるとは言ってない ←鬼畜
安心させるように外側のひだのところをツツッと撫でる
「ん・・・」
彼女が甘い吐息を吐いた
ここか?
ここがいいんか?
どうやら弱点が見つかったようだ
だから、ひだの根元の方も優しく撫でてみた
「ふーっ」
イイ感じの反応に気をよくしました
緊張もとれてきたようだから、穴の入口付近に移動した
そして穴の外側を一回りしながら撫でる
その後は穴のフチに沿ってゆ~っくりと動かす
「フーッ、フーッ」
彼女が変な息をしてきた
ラマーズ法?
出産じゃないんだから、って痛みを緩和する効果があるんだっけ?
だったら間違っていないのか?
そして大本命
穴にちょっとだけ入れてぐるっと一回り
やはり彼女はコブシをギュッと力を入れて握ってきた
痛くなったら耐えられるように、だね
彼女は大変そうだけど、オレはなんかノッてきたな
ゆっくり中に入る
彼女が身体に力を入れる
さらに奥に入る
あ、眉間にシワが・・・
なんか楽しくなってきた ←おいっ!
と思ったら硬いモノにぶつかった
「た、たんま!今、メリッて言った!」
彼女が騒ぎ出した
「ちょっとだけガマンしてね」
オレがそう言うと、彼女の顔に絶望の色が・・・
仕方がないので途中で一旦やめますか
数秒後に抜き出して、彼女の手にのせる
「・・・大きい・・こんなのが中に入っていたなんて・・・」
彼女が絶句していた
やりたりなので
「もう一回いいかな?」
そう言ったら
「もう無理!マジ痛いんだってば!」
思いっきり拒絶された
失礼な
こんなにも優しくしているというのに
「だったら別の穴でもいいんだけど・・・」
やり足りないのでそう提案すると、彼女がガガンボでも見るような目つきになった
「お姉ちゃん達、何やっているの・・・」
妹ちゃんが部屋の入口に立ち、呆れたように見下ろしていた
うん、いいね、その見下すような目つき
なんか病みつきになりそうだよ
コホン
失礼
つい本音が出てしまったようだ
「え?耳掃除だけど(だよ)?」
オレと彼女はそう答えた
・・・何をしていると思ったのかな




