392話突破法と保ち時間
短いです
『これほどの数のディザスター、貴様らには倒しきれまい。いずれは、世界すべてを災厄で埋め尽くすことになろう』
周囲のディザスターを通してだろうか、ベルゼの声が聞こえる。
「進めど進めど、ディザスター!マジックボックス形状変化、大砲!」
高火力の魔法を使って一気に吹き飛ばすも、相変わらずのディザスターの数だ。
『急がねば、仲間の方が保たんぞ?さあ、どうするかな?』
確かに、ベルゼの言う通りだ。だが、同時にレンを動揺させようともしている。
「もっと、もっと早くディザスターを倒せ!じゃないと下で戦うみんながやられる」
『慌てると周囲はよく見えないものよな!』
「しまっ、マジックボックス形状変化、盾」
鳥型のディザスターが正面衝突してきた。マジックボックスでダメージは防いだものの、衝撃のまま下の方に飛ばされる。
「遠いな……」
「レン、大丈夫?」
地面に降りると、近くにいたエリアスが声をかけてくる。地上でもディザスターとの戦いは激化しているが、人手不足が甚だしい。
「俺は、大丈夫だけどベルゼがディザスターの間に身を隠した。どうにか突破しないと」
「こっちもなかなか戦況が悪いわ。何か方法はないかしら?」
ルティアが剣を振るいながら答える。
「とにかく倒すしかない気がするな、聖剣の調子はどうだ?」
「策になってないわよ!聖剣は最高よ?さすが聖剣オリガミ!」
「その名前どうにか何ないのか?流石に恥ずかしいんだが」
自分の苗字が入っている剣というのは、なんとも言えない。
「良いじゃない!私は、レンが守ってくれてるみたいで好きよ」
「むー、まあ良いや。あとどれだけ保ちそうだ?」
「私は、大賢者だからMP多いけど。厳しい人は厳しいかもよ」
ミラが魔法で大爆発を起こしながら答える。
「私達は、揃ってレベルアップしてるからまだ大丈夫かもだけど、マグノリアさん達や、数が多すぎて倒し損ねたディザスターが王都に行ったら危ないね」
エリアスが答える。
戦いながら、レン、エリアス、ルティア、ミラが背中合わせになる。
「どうしたら……」
武器を構えつつレンは呟くのだった。




