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374話発見と最終準備

「ようやく見つけた、これが混沌の魔人でしょ?」


みんなの前にミラが魔法で立体映像を出す。そこに映っているのは確かにレンが神界で見せてもらったものだ。


「凄い禍々しさを感じるね……」


「あれは、こっちにいてはいけないものだわ……」


見ているだけでも嫌な気分になってくる不気味なものだ。これから相手にしなければならないもの。一同が目に映す。


「ミラ、ベルゼは見つけたか?」


「うーん、なかなか見つからないんだよね……」


目をつぶってミラが、集中しているようだ。邪魔をしないようにレンは映像を眺める。



「しまった!見つかったか」


ミラが目を見開いた直後に、映像にベルゼが映る。突然のことで、一同棒立ちだ。



『ほう、誰かわからんが覗き見とは面白いことをしてくれるのぉ?小賢しい!』


直後に映像が真っ黒になって消える。


「ぐっ……」


ミラの口から血が垂れた。スキル的な干渉があったのだろうか。片膝をつく。


「見せなさい」


とすぐさまルティアが駆け寄って見ているため怪我に関しては大丈夫だろう。


「油断したなぁ……、まさか見つかるとは」


「相手が悪かったな。だけど、相手が動き出したことがわかった。急いで準備を始めようか」


「だけど、敵はどこに向かっているかわかるの?」


今の映像だけでは状況を捉えることが難しいだろう。時間はかかるがまたミラに探ってもらうしかなくなる。


「とりあえず、王国に向かわないか?狙うとしたらそこら辺になるだろうし」


「確かにそれが1番かもしれないわ」


フィレンも賛成してくれる。


「レン、待って。マグノリアさんが手を振ってこっちに向かってきてる」


エリアスが言い、指差す方向を見るとマグノリアが向かってきていた。


「これを見て、さっき魔法でここに運ばれてきたものなんだけど」


広げられたのは地図だ。



「世界地図か?文字が書かれてるな」


「ここに災厄あり……とだけだわ」


地図にはばつ印も複数ある。


「じゃあ、これが魔人とベルゼの居場所じゃないですか?丁度7つですし」


覗き込みながらアイリが答える。


「確かに、この地図が本物で有ればアイリの言う通りの物だろうな。マグノリア、誰からのものかわからないのか?」


「誰から送られてきたかはわからないわ……輸送方法もだけど、この地図自体も魔法が込められてる。かなり魔法に長けてる者ね」


アンナに答えながら地図を指差す。よく見ると地図のばつ印が徐々に移動しているのだ。


「これが魔人とベルゼの現在地……」


「方向的に王国と、神聖国に向かってるんじゃないかしら?魔人がそれぞれの国に3体ずつってかんじね」


とルティアが答える。


「移動速度的にまだ時間はありそうだな。レン!」


「ああ、万全の準備を済ませてここを経つ。みんな装備を確認してくれ」


いよいよ決戦が近づいてきたなと緊張が走るのを感じた。



どうなるかはわからない戦いだ。悔いが残らないようにというのは難しいかもしれないが、アルファードやハルカ達にも声をかけに行こうとレンは思うのだった。

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