306話エリアス出陣と城に
「城もすぐそこだ!行くぞ」
ワイバーンに乗ったレン達は、一斉に城に接近しようとする。しかし、城の塔の上から声が振ってくる。
「は、はひゃひゃゃ!来ましたね〜。うーん、楽しませてくださいよぉ!ひゃははははは」
聞き覚えのある狂人の声だ。
スティグマ筆頭、サジャードが塔の上に立っていた。そのまま、塔の壁を蹴ってこちらに飛んでくる。
「やっぱりいたか、サジャード!」
「あは、アヒャヒャー!さあ、死んでもらいますよぉ、破黒の英雄レン・オリガミィィィ!」
剣を抜いて迫ってくる。狙いは、真ん中のレンだ。
「こうなったら当初の予定通りだな」
「うん、任せてよ!」
とエリアスが言った瞬間には、すでに前の方に飛び出していた。エリアスの手には巨大なハンマーが握られている。
「ハァ?あなたも殺してあげますから、ジャマしないでくださいよぉヒャハハハ!」
と言いながら剣を抜くが、エリアスはサジャードを狙って叩きつける。
「ライトニング!」
「前より、速いですねぇ!ィィィ、ヒャハハハヒャハハ!」
声を上げながら吹き飛ばされていく。それを追ってエリアスが落ちていった。
「ルティア、ミラ、マグノリアとフィレンギルド長もここで!メルフィーユさんは、こっちに移って!」
と声をかけて、残りのメンバーで城の方に先行する。城の方からは、フェレンでディザスターが逃げるときに出していた人型の黒い巨人が出て来ていた。
「私達は、あそこにいる巨人の相手をしよう。行くぞ!」
アンナとアイリも下の方に降りていく。
「俺達で城の方に入って探しましょう!」
「そうだね、壊れている場所が多いからどこからでも入れそうだ」
ディザスターが待ち構えているであろう城にワイバーンで降りていくのだった。




