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303話出会いとSランク

「酷いな……これは……」


本当にこんな感想しか思い浮かばなかった。帝国領に入ってすぐに見えてきた空に浮かぶ魔門……さらには、地を歩く魔物達……


「これはもう駄目でしょうね……」


フィレンも周囲を見つめながら呟く。確かに、この状況でどうにか出来るとは誰も思わないだろう。



「んん……」


エリアスの手に力が入ったような気がした。この光景は、キツいものだろう。





『マスター、何やら人の気配を感じます。下の方ですね』


「人?こんな中で生きてる奴がいるのか……」


と言いながら下の方を向くと、遠くに魔法のような光が見えた。


「何かしら?」


「魔法の本能だったね」


とルティアやミラが行こうとするが、レンが止める。


「俺とエリアスで行ってくる。何かあったら行けないからな。みんなはここで待っててくれ」


と言いワイバーンで向かうことにする。もしも敵だった場合には、何が起きるか分からないためみんなを危険には晒せない。


「何かあったら合図するのよ」


「わかりました」


フィレンの言葉に頷いて向かっていく。




『魔物と戦っています!』


「ああ、だとしたら味方……冒険者か?」


「助けないとだね」


多くの魔物達に囲まれながらも冒険者は、魔物を倒し続けていた。


「エリアスは、ワイバーンに乗ってここら辺を警戒しててくれ」


「わかった、無理は駄目だよ」


エリアスの返事を聞き、ワイバーンから飛び降りて下に落ちていく。




「マジックバレット!」


ゴブリンやオーガなどの魔物達に向かい、魔法を放つ。どうにもこれまでに戦った魔物とは耐久度が違うことに驚きつつも着地してすぐさま剣を抜く。


「あんたは……」


「ここを切り抜けるぞ」


魔物を斬り伏せて女性に言う。話をしている余裕はなさそうだ。


「そうだね」


女性は、2本の剣を持ち両方に冷気を宿していた。魔物に斬りつけた瞬間に凍らせて砕く。


レンも剣に炎を纏って斬り倒していた。


「数がどんどん来るぞ!撤退する」


と言い魔法で周囲の魔物を威嚇してすぐさま女性の手を取り空に飛び上がる。さすがの魔物達も空までは追って来れない。


「やっぱりあんた、破黒の英雄、レン・オリガミじゃないかい?」


「え、俺のことを知ってるんですか?」


女性が自分のことを知っていることに驚きつつ答える。


「そうよぉ、有名な冒険者について知っておくのは大事だからね〜」


「あなたは?」


真面目な冒険者なのかな?と思いつつ聞いてみる。


「知らないかい?有名な方だとは思ってたんだけどね〜」


とやや残念そうに言う。


「不勉強で申し訳ありません」


面接でもしている気分だ。



「私は、メルフィーユ・レイボン。帝国のSランク冒険者だよ!」


と女性は名乗るのだった。

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