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295話双子と解呪

ネーヴァンに案内されて連れて行かれたのは、ギルドの地下にある牢屋であった。


「ここに捕まえてるんだ……」


数人の冒険者達が見張をしている。暗殺者への対策だろう。かつて捕まえたスティグマを殺されたこともあり力が入っているように感じる。


「ほら、あそこだね」


と指を刺された場所に双子が仲良く牢屋に入れられている。レンのユニークスキルによって全てのスキルを封じられているため子供の2人に脱獄は難しいことだろう。


「久しぶりだな」


とレンは手をあげる。


「そんなに経ってないよ、レン」


「何をしにきたの?レン」


こっちを見つめる双子がレンに向かって言ってくる。好意は持たれていないようだ。まあ暗殺対象であるため仕方がないかもしれないが……


「こんな子供まで使ってるのね……幹部の私も知らされてない内容だわ」


マグノリアが呟く。怒りの感情を感じた。



「中に入っても良いですか?」


とレンが聞くと、近くのギルド職員が頷く。鍵を開けてくれたため中に入ることが出来た。


「マイ、マミだったか?俺とお喋りしようか」


と座る。


「話すことない!」


「ここで殺してやる!」


と言って飛びかかってくるが、スキルをロックされている2人の力は普通の子供と変わらない。


余裕で2人を受け止める。


「うぉ……、元気だな!それ、こちょこちょ〜」


とくすぐってみる。


「あはははは、くすぐったい!」


「ははははは、許して〜!」


ジタバタと暴れるがそのまま続ける。



『2人のステータスに接続しました。両方に呪印を確認!』


「内容を調べることは出来る?」


『いえ、調べようとすればこちらに悪影響が出るかもしれません……』


解析をしたいと思ったけど、難しそうだ。そのまま消してしまおうと考える。


「アンインストール」


黒い煙が2人から吹き出したかと思うと、消えていった。


「あれ?私何してた?」


「あれ、なんかスッキリした気分」


ぼけーっとした顔をしている。


「どうにかなったかい?」


「はい、これで魔法がすごいだけの普通の子供になりました」


ネーヴァンに答える。


「眠くなってきた〜」


「おやすみ〜」


と2人はレンの膝の上で眠ってしまった。



これはどうしたものかな……と思うのだった。

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