278話速い復帰と2人で前線へ
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「うぉぉぉぉぉ!嬢ちゃんがやりやがった!」
「すげぇ!あんな不気味な奴を倒すだなんて」
と周囲の冒険者達が歓喜の声を上げている。
「さすがに疲れたわねぇ……な!1体隠れてたの?」
疲労が立つのもやっとの状態のルティアに、どこからか現れたデーモンが襲い掛かろうとしていた。
「しまった……」
とルティアが言いながら目を瞑る。
「ファイヤボール!」
「グギャァ!」
突如放たれた魔法によってデーモンは声を上げて燃やされていった。
「え?」
と言いながら目を開けると見知った顔が杖を構えて立っていた。
「これって結構良いタイミングだよね?私かなり格好いい登場だったんじゃない?」
「ミラ!あんた、魔法撃ったら流石にきついって言ってなかったかしら?」
流星群の魔法を撃ち気絶したミラがいるのはルティアとしても驚きだった。
「レベルアップしたおかげかなぁ?気絶したけど復帰できたよ!MPポーションを飲んでやってきたってわけ!」
「さすがは賢者の弟子ねぇ。お陰で助かったわ、ありがとうミラ!」
とルティアがお礼を言う。
「なんか、素直にお礼を言われると照れくさいなぁ。良いんだよ、仲間なんだし」
とミラが微笑む。
ルティアは、ミラに対して自分がさっきまで戦っていた相手について話す。
「帝国兵士ねぇ……人が相手ってキツかっただろうね。そういえば、フィレンさんも誰か人と戦ってるのがチラッと見えたなぁ」
「やっぱり……ディザスターが捕まえた人を操って送り込んでるんだわ!」
魔物と人、戦うとすれば殆どが人の方がやりづらいと感じることだろう。もしも、他にも人間の敵がいるなら他の仲間を助けに行かなければいけないと思った。
「エリアス達の助けに行きましょう!こっちよりも強い敵と遭遇するのは確実だと思うわ!」
と言う。
「うん!あ、そうだ!私のユニークスキルの力で、ルティアとMPを共有出来るから強い魔法が使えるはず!」
「ふふっ!私もついにユニークスキルが発現したのよ。これは、2人で合わせればかなり戦えるかも!」
とミラが言ったのに対してルティアが言う。
「ええぇぇ!本当に?こりゃ私達最強だわ!よーし、エリアス達の所に行くよぉ。私達も活躍してやる!」
と言いミラがルティアの手を引いて駆け出す。周囲の魔物は、殆ど片付いているため移動しても大丈夫なようだ。
「結構遠いけど、エリアス達が見えたよ!」
「ええ、それにやっぱり帝国兵士みたいな奴と戦ってるわ!」
2人には、遠くの方でエリアスとハルカがそれぞれ敵を相手に刃を交えていた。周囲には、魔物も多くやはり苦戦しているように見える。
「エリアスもよくあそこまで戦えるよね。それだけ強いってことはわかるけど」
「うん、エリアスはずっとレンの隣で戦いたいって頑張ってるからね!」
とルティアの言葉にミラが答える。
2人は、遠目にエリアス達を見ながら
「よーし、やってやろうじゃない、ルティア!」
「ええ、私達も戦える所を見せるわ!」
と言い、杖を出す。
「ユニークスキル《アーカイバ》発動!」
「ユニークスキル《範囲選択》発動!」
それぞれのユニークスキルを発動するのだった。
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