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276話対帝国兵士と人質

「行きなさい、ファイヤドール!」


指示を出すようにルティアが手を正面の女性帝国兵士に向かってかざすと火人形が向かっていく。


「邪魔、どど、どけぇ!」


剣を使って火人形を斬り裂いていくが、火を斬られた直後に引っ付き直して襲いかかる。


「はぁぁぁぁぁぁ!聖脚!」


火人形に苦戦している帝国兵士に接近したルティアが足蹴りを繰り出す。


「がぁぁっ!」


と吹っ飛ぶ。だが、すぐに起き上がり始めた。


「硬いわね……あれは!」


目の前の帝国兵士、その身体から黒いオーラが大量に溢れ出して剣や身体に纏っていく。


「ぐっ……あ、あ、あ、ぁぁぁあ!」


帝国兵士が苦しそうに呻いている。


「今がチャンスかな!行きなさい、ファイヤドール!」


すぐに決着をつけようと火人形を突撃させる。火人形が帝国兵士を囲み、包み込んで……



直後、剣撃が放たれる。火人形が斬られ直後再生せずに消えていった。


「嘘でしょ?」


「ハハハ、この程度の魔法、キカないわよ!」


と笑いながらドス黒い色になった剣を携える。言葉遣いも先程と変わっている。


「これが、ディザスターの力なのかしら?これは、あまりにも……」


「ようやく、元の身体の持ち主ガ、支配を、受け入れてくれたねぇ!」


と言いルティアに向かって突進してくる。剣を振りかぶり上段から叩き斬ろうとしてくる。


「受けるのは危なそう!」


小手を装備した腕で剣を受けることも考えたが、それは危険とはないかと判断して避ける選択肢を取る。


「イイ、判断ねぇ」


地面に付いた剣の向きを変えて、回避したルティアを狙ってくる。


「急に強くなりすぎよぉ!レンじゃあるまいし、反則だわ!身体強化」


スキルを発動して、大きく跳躍し距離を取る。ついでに着地した近くにいたデーモンを殴って倒しておく。


「ハハハハハハ!」


「気持ち悪い!」


笑いながら剣を持って向かってくる。帝国兵士に対して、吐き捨てる。


斬りかかってくる所を少し横にずれて、腹部に拳を入れる。武器を持った敵と戦う流れもネーヴァンのもとで習っている。


「そのまま、ファイヤー!」


腹部を殴ったまま、火魔法を発動する。


「ギィッ!」


身体が浮いた帝国兵士をさらに蹴り飛ばす。


「ふぅっ……師匠の弟子になってなかったらすぐに死んでたかもしれないわね」


息を漏らす。


「チッ……こうなればぁぁぁぁ」


帝国兵士が指を弾いた瞬間にデーモンが動き出して疲労した冒険者達を人質に取る。


「なんてことよ……」


とルティアが呟く。さすがの冒険者達もデーモンとの連戦が響き油断があったようだ。


ルティア以外のものは、人質に取られている。


「サア!冒険者達を殺されたくなければ装備を解除してぇ、手を上げろぉぉハハハ」


汚い笑みを浮かべて帝国騎士が叫ぶ。


「駄目だ嬢ちゃん!」「構うな!」「殺されちまうよー」


と冒険者達は、ルティアに装備を解除しないように言う。



デーモンと冒険者が入り混じっており、魔法を放てば冒険者も巻き込んでしまうため容易に放てない。


「ここでみんなを見捨てたりしたら私は、聖女にはなれない……」


ルティアが小手を外して地面に置く。そして、杖も地面に置いた。


「ハハハハ、よくやったねぇ〜ハハハハ」


「これで良いんでしょ?」


とルティアが手を挙げた瞬間、帝国兵士が避けることの出来ないルティアに斬りかかるのだった。

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