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256話煽る冒険者と返り討ち

本日転移転生日間ファンタジーランキング240位に入っていました!

昨日に引き続きありがとうございます(о´∀`о)

「これは……なんとも禍々しい」


エリアス達が捕獲してきた魔物を見た、冒険者達が口々に呟いていた。冒険者ではない一般人からするとそこまでわからない様だが、冒険者であれば余程実力のない者でない限りこのゴブリンが異常なものであると気づく。



「これがディザスターの影響かしら。だとするとそこまで来ている……と」


フィレンは、苦い顔をしている。


「フィレン、この魔物達がフェレンスに押し寄せるとなると撃退は難しそうですね」


「ええ、モンスターパレードの規模で有れば街の壊滅の危険もあるかも……」


普通のモンスターパレードでもきついのに、これ程の禍々しい魔物の軍団が現れれば当然ながら覚悟を決める必要がある。



「数人、高ランクの冒険者が来てくれていますけど、アルファードも呼んだほうが良い気がしますね」


彼がいればかなりの戦略増強になる。


「王都に連絡を取ってみるわ。まだモンスターが襲撃してくると決まったわけでもないし、動いてくれるかは難しいけど」


とフィレンが答える。




「ルティアは、どう思う?あの魔物」


「そうね〜、ゴブリンだからまだ良いけどさらに上位の魔物……龍種とかがあんな感じなら危ないわよね」


エリアスの質問にルティアが答える。


「それ考えただけで絶望しそうなんだけど……」


とミラが言う。


と話していると、



「へっ、ゴブリンなんて雑魚の魔物、俺がぶっ殺してやるぜ」


と言う者がいた。若い見た目をしているので新人だろうか?とエリアス達も見守る。


周囲の冒険者達も、何を言ってるんだ?という反応だ。


「たかだかゴブリンでよぉ、みんな焦りすぎなんだよ。そんなんじゃ冒険者って言えんのかよ」


と檻を蹴る。


周囲はやれやれといった反応だ。


「グギャァァ、グギャァ!」


目を覚ましたゴブリンが喚く。


「お?やんのかコイツ、俺の剣でぶっ殺してやる!」


と剣を引き抜く。そろそろ周囲が止めようと思い始めた時、


「グギャァ、ハハハハッ」


ゴブリンが笑うような声を出しながら、黒いファイヤボールのようなものを作り出して冒険者にぶつける。


「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


とそれを喰らった冒険者はひっくり返るのだった。



「今のは一体!」


と言いながらもハルカは、再び麻酔弾を使ってゴブリンを眠らせる。


「力が入らねぇ、誰か助けてくれぇ」


ゴブリンを散々、煽っていた冒険者は身体が動かず周囲からは自業自得だろうという表情をされた。


「普通のゴブリンと比べたら厄介すぎる。あんな攻撃されたらとてもじゃないけど勝ち目が薄くなるわ」


「ディザスターが出していた黒い煙と同様の効果ですね、あれはマスターには効きませんでしたがアルファードや神聖国のフェインドラなどの一流の戦士にも効果を及ぼしていました」


とナビゲーターが言い、どのような対策をしていかなければならないか頭を捻ることになるのだった。

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