表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
252/414

251話疑いと撤退

ナビゲーターの言葉の直後……


「「スティグマ!」」


エリアスとハルカの動きは速かった。すぐさま、2人は自ら武器を引き抜いてマグノリアに向ける。


「私のマスター、レン・オリガミと戦ったあなたを私が忘れるはずがありません。それにしてもスティグマであるあなたがどうしてここにいて、魔物に襲われているんでしょうか?」


ナビゲーターが言葉を向ける。


「ええ、きちんと話します。ですので、武器を下ろしてもらえるとありがたいわ」


フードを脱ぎ、片手しかない手を上げながらマグノリアが答える。フードの下も怪我をしており出血が目立つ。


「スティグマの言うことを易々とは信じられませんね。ですが、話は聞きましょう」


「ありがとう、救国の英雄ハルカ。まずは、そこの木の影にいる人を引っ張り出してくれないかしら?」


と言う。ハルカに目で合図されたエリアスが指さされた場所に走っていく。


「うそ!レミさん!」


とエリアスが声を上げる。マグノリアに示された場所には、光明の魔女こと、レミ・サトウが気を失って倒れていたのだ。



「ポーションでも持ってるならかけてあげて。ディザスターと戦って相当に傷ついてるわ!」


「レミさん……」


エリアスがアイテムボックスから取り出したポーションをかけていく。少しは顔色は良くなったように感じた。



「どうしてあなたがレミさんと?」


「怪我して倒れかけていた所を拾ったのよ。あのままスティグマに見つかれば殺されていたでしょうしね。どうにか彼女を連れて逃げてきたけど、魔物との連戦でピンチになったってわけ」


と説明する。


「いえ、マグノリア。あなたは我々の敵であるスティグマでしょう。どうしてこのような行動に出たのですか?」


ナビゲーターが質問する。


「それも説明するわ。だけど、急いで光明の魔女の治療をした方が良いと思う。ポーションだけじゃ気休めでしかないだろうから」


その言葉にチラリとナビゲーターがレミを見る。確かにポーションの効果は低いように感じる。ディザスターの攻撃を食らっているのなら、ポーションも効かない効果が出ていてもおかしくない。


「ハルカ、フェレンスへの撤退を希望します」


「そうですね、ナビゲーター殿。出来れば、街の外に跳ばしてもらえますか?この者を完全に信じることは出来ないので街には入れたくない」


剣を持つ手から力を抜かずにハルカが答える。


「当然ですね。私が不自然な動きをしたならすぐに斬ってもらって構いません。何をするつもりもありませんが」


マグノリアが答える。



「では、フェレンスに戻ります。転移!」


ナビゲーターが魔法を発動させて、5人はフェレンスに帰還するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ