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223話厄介者と分断

本日2話目です!

日間ランキング232位に入りました。ありがとうございます!

「スティグマのトップ……」


目の前の老人の言葉をレンは、飲み込むように繰り返す。老人が言うことが本当であれば状況は、再び良くない方向に向かっていると言えるだろう。


「ホホッ?面白そうな小僧がおるな。ふむふむ」


とこちらを値踏みするような視線を送ってくる。


「アルファード!」


「ああ、この爺さんかなりやるぞ!こりゃスティグマのトップってのも本当なんだろうな」


アルファードがフェインドラに答えつつ、剣を構える。王国最強の彼にしても、元帥と呼ばれるこの老人の相手は厳しいと判断している。



「ホッホッホ、なるほどの〜お主は、邪魔じゃのう!ここで殺してしまうのが良いじゃろう」



「なっ!」


老人が言葉と同時に手を振り上げる。気がつくとレンの身体は宙を舞い、元いた場所から吹き飛ばされていた。




「レン!」


突然、飛ばされたレンにアルファードは驚くが、元帥はマサトに命じる。


「奴を殺してこい、マサト。あれは、ワシらの脅威になり得る」



その言葉を受けて、マサトはすぐさまレンの飛んで行った方に追撃に向かう態勢をとる。


「くそっ!させるか」


「邪魔させんぞぉ?」


アルファードとフェインドラが、マサトの行動を阻止しようとするが元帥が間に立つ。


どこからか取り出した薙刀で2人の攻撃を受け止めている。その間にマサトは、レンの方に向かって行ってしまう。


「ちくしょう!このままじゃレンが」


アルファードが押し切ろうとするも、びくとも動かない。


「アルファード、仕方ないが落ち着くしかない!」


「ホッホッ、ワシが少しの間だけ遊んでやるわい。楽しませてくれよ?小童どもよ!」


元帥が薙刀を振るとアルファードとフェインドラが後ろに後退させられる。



「今のレンでマサトの相手は厳しい……だが……この場を切り抜けるのも厳しい」


「ああ、だがレン殿にはそれまで耐えてもらうしかない!」


2人は、目の前の老人を見据え少しでも早く倒そうと思うのだった。






「一体何をされたんだ!」


吹き飛ばされて、地面に落下したレンは体制を整えつつ言葉を発する。


『何らかのスキルだとは思いますが、こちらの反応が追いつきませんでした!』


ナビゲーターさんの様子からしても衝撃的なものであったのだろうと思う。


「とんでもない奴が現れたな!」


思い出すのは、元帥を名乗るスティグマのトップだ。とてつもない存在感を感じた人物だ。


『マスター、こちらに何かが向かってきます!』


ナビゲーターさんの言葉に空を見ると、マサトがこちらに向かってきている。


マサトもこちらを捉えたのかスピードを上げて向かってきているのが見えた。


「1人で相手にするのはキツイな」


レンは剣を取り出しつつ、迎え撃つ体勢をとる。



そして、マサトとレンの武器同士がぶつかり合い衝撃が走る。


「フラッシュ!」


少しでも弱点があるなら突いていく。少しマサトの動きが止まったので距離をとってさらに魔法を放つ。


「マジックバレット!」


「マキシマムマジック……ヘルウインド」


マサトも魔法を喰らうだけでなく強力な反撃を繰り出してきた。


「くあっ!」


黒い風に巻き込まれ身体が切れそうな感覚を感じるが思ったよりも自分は頑丈で、幾らかの怪我で耐え切る。


『これは、時間が命取りになりますね……』


ナビゲーターさんも焦っているようだ。


「はぁ……これはどうしたもんかな」


静かにこちらに向かってくるマサトを見据えながらレンはどう動こうか考えるのだった。

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