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216話剣撃と動き出す悪意

お待たせしました!

久しぶりの投稿です。

レンの右目が紅色に、そして左目が蒼色に変化した。見ていると吸いこまるかのような綺麗な色をしている。


「魔眼ですか。これは、また良いものをお持ちですね」


少し警戒度を上げた様子でフェインドラが言ってくる。


この魔眼は、武道大会でクシフォンにもらったものだ。まだ使い始めたばかりで使い方も良くわかっていなかったが少しずつ使えるようにはなってきている。


「さあ、捉えられるか……」


レンは剣を構えながら前屈みの体勢になる。


「はっ!」


正面でフェインドラの剣が振られるがその攻撃は、レンの左側からやってくるのが見えた。


「そこだぁ!」


自らの瞳に剣撃を捉えてレンは剣を振り、フェインドラのステータス外スキルによる攻撃を打ち落とす。


「見えますか。ならばこれはどうでしょうか?」


さらに続けてフェインドラが剣を振るう。


「また左か!」


『いいえ、マスター!右からも来ます』


ナビゲーターさんの言葉通りレンを挟むように左右から剣撃が迫ってきていた。


「同時に2つも出せるか!いや、もっと出せるかもな」


レンはアイテムボックスからもう一本剣を取り出して左右から来る攻撃を受け止める。左右とも受け流して凌ぐ。


「やりますね。見えているだけでも驚くものですが」


とフェインドラが感心したように言う。余裕のある表情からまだまだ彼が力を隠している様子が窺えた。


「まだまだ序の口みたいですね」


「なら、もう少し見せましょう」



直後……


『マスター、上です!』


「なんだ……あの数!」


上空からレン目掛けて剣撃が先程とは比較にならないような量降り注いでくる。


「錬金!」


地面にMPを流し込んで剣撃から守るための屋根を上に作り出す。だが、それすら突き破ってレンを狙ってくる。


『先程より威力も上がっています』


「なら、本人を叩くしかないか?」


レンは、降ってきた剣撃を無視して、フェインドラのほうに向かう。


「後ろも気をつけてくださいね」


とフェインドラが言うと、剣撃が向きを変えてレンを追尾してくる。


「便利なスキルだ」


と呟きながらも、真っ直ぐにレンは進む。



「挟み撃ちですよ!」


とフェインドラがレンに向かって攻撃をしようとするがレンは、ニヤッと笑って立ち止まる。


諦めた、とフェインドラは判断したりなどしない。だが、まもなく直撃する剣撃と自分の攻撃どう対応するのだろうかと興味を持つ。


『ここで良いでしょう、マスター』


フェインドラとレン、剣撃の距離はほとんど差はない。


フェインドラが剣を振りかぶるのよりも速く、レンは手を後ろに突き出す。


「フリーズ!」


レンの手の先では、剣撃が動きを止める。


「なに!」


フェインドラが驚くが、レンはすでに次の動きに移行していた。


横っ飛びで、フェインドラと剣撃の挟み撃ちから逃れながら、フリーズを解除する。


再び動き始めた剣撃は、目の前のフェインドラに当たる。



「当たったか」


レンは、受け身を取り体勢を整えながら呟く。




「いや、まさか自分の攻撃を自分で喰らうとは思わなかったですね」


フェインドラに攻撃があたってはいたが、ダメージはそこまでないように見える。


「やっぱり強いなぁ」


と言いながらレンが剣を構える。


「ここまでにしましょうか……状況が変わりました」


とフェインドラが剣を強く振った直後に何かを切り裂く音がしてレンの近くに降ってくる。



「これは……魔物?」


鳥のような魔物が切り裂かれて地面に落ちていた。どこか機械のようなものが混じっており、野生のものではないように思わされる。


「さっき、我々を見ているのに気づいて落としましたが……あまり良いものではなさそうですね」


とフェインドラが隣にやってきて言う。



「神女様、すぐに戻りましょう。嫌な予感がします。聖騎士は、すぐに警戒体勢を取り国の防御に努めよ」


フェインドラは、すぐさま行動に移った。聖騎士達に指示を出して


「わかりました」


と言いながら、聖騎士達が動き出す。


「レン殿も共に戻りましょう」


声をかけられてレンも歩き出す。急に厄介な臭いがし始めたなとレンは思うのだった。






「おややぁ?壊されちゃいましたぁ?案外すぐにバレましたねぇ」


神聖国より離れた場所で、男が呟く。目の前に出ていた映像は、今や壊れてテレビのように黒い線が走っている。


「アヒャ、ヒャ。向こうも警戒し始めますかねぇ〜。どう抗ってくれるか楽しみだなぁ〜。あなたもそうでしょ?」


と男が目を向けた方にいるもう1人の人物は、特に何かを言うこともなく立っているだけだ。


男も特に気にすることもなく続ける。


「神聖国は、あなたに任せましたよぉマサトく〜ん。今、映像に映ってた2人はぜひ殺してくださいねぇ。ヒャハハ」


言われた男は特に反応することもなく歩き出した。


「さーてぇ、私も行きましょうかねぇ帝国に。是非ともディザスターを降臨させたいなぁ。神聖国の崩壊も楽しみですねぇ〜」


と不適な笑みを浮かべ、スティグマの一員サジャードも動き出した。



2つの国で災害が起きようとしていた。

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