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205話決着と大会終了

いつもありがとうございます。

総合評価2700を突破しました!

そして総合PVが100万を突破しました!

これからもよろしくお願いします。

フリーズを使ってアルファードの攻撃を食い止めたことにより、レンのMPはすでに尽きかけていた。


「だけど、最後まで喰らいつく」


アルファードに自分は敵わないと言うのはすでにわかっている。しかし、どこまでやれるか知りたいものだ。


レンは、剣を1本だけ持ち全力で地面を蹴る。


『アルファード選手のとてつもない攻撃をかわしたようだが、レン選手の限界も近そうだ!勝負を決められるか?』


「まさか、ステータス外スキルを喰らわない奴がいるなんてな……レン・オリガミ、君を全力で迎え撃って敬意とする」


と言いアルファードが剣撃を放ってくる。


「捌き切れないな……少しでもダメージを避けるしかない!」


致命傷にならない攻撃は受けず、危険な攻撃だけを剣で凌いでアルファードに迫っていく。


「ここまで良く戦った!」


「なっ……」


アルファードが言葉と共にレンの隣を通り過ぎていくのを感じた。直後にレンは、剣を取り落として身体は地面に倒れ込む。


一瞬シーンと会場が静まりかえり


『これは!これは、決まりました!アルファード選手の勝ちです!レン選手、健闘しましたが救国の英雄が勝った……な、そんな……』


アルファードの勝利を実況していた者が最後に声を震わせる。


観客の全ての注目もアルファードの後ろに向かう。


「本当に……ここまで驚かされたのは久しぶりだ」


アルファードは、トドメを刺したと思っていたレンがまだ立ち上がることに驚いていた。


「はぁ……はぁ……うぉぉぉぉぉぉ!」


ボロボロの身体で剣を持ち、アルファード目掛けて振るう。


「これは、俺が追い越される日も近いかもな」


堂々とアルファードは、レンを見つめる。


「まだ、届かない……か……」


空振りに終わった剣を地面に落として地面に倒れ込む。ここでレンの意識は切れるのだった。



『今度こそ、決まりました!優勝は、アルファード選手です。しかし、レン選手も素晴らしい戦いを見せてくれました!近年、ここまでアルファード選手に喰らい付いた選手はいませんでした。会場の皆様、盛大な拍手をお願いします!』


拍手を聞きながら、アルファードはレンを持ち上げる。


「最後まで立ち向かう根性までマサトにそっくりだな……」


大切な仲間を思い浮かべてアルファードは呟く。そして、微笑みを浮かべてレンを連れて戻って行くのだった。





レンは自らの意識が覚醒したのを感じた。だが、まだ目は開けない。


(何やら、柔らかい感触が……)


と頭の中で考える。人生で体験したことがあまりない感覚だ。


『マスター、ネタバレするとエリアスの膝枕です』


(なっ!やっぱりそうか。これは、当分楽しんでいたいなぁ。起きたくない)


『残念ですが、ニヤケ顔でバレますよ』


とナビゲーターさんが言った瞬間に、


「あ、エリアス。レン、起きてるわよ!顔が笑ってるわ」


とルティアの声が聞こえる。


「え?本当だ。凄い笑顔!ほら、起きて起きて!」


と頬をペチペチとされる。


「俺は、一体……気絶していたのか?」


あくまで今、目が覚めたように振る舞う。まだ頭は上げない。


「さっきから起きてたでしょ!白々しいわね」


と言いながらルティアが引っ張り起こそうとするが抵抗してみるのだった。





その後起きた後は、国王の話なんかを聞いた。表彰式なんかは後日王城の方で行うことになるらしい。


国王の話からスティグマの襲撃がありながらも無事に全ての試合が終わったことを安心した様子が感じられた。




「何気に負けたのって初めてかもな……」


ボソリとレンは呟く。


「そういえば、見たこと無かったかも!」


と隣のエリアスが反応する。どんな時でもレンは勝ってきたが今回は相手の力量がとてつもないものだった。



「落ち込んだ?」


「いや、まだまだ上がいるってわかって楽しみが増えた気分かもな。それに、エリアスも強くなってきてるし」


エリアスが少し心配して言ってきたがレンは、笑いながら返す。



今回の王都では、自分よりも強者に会う機会が多く刺激を受ける場面が多かった。今後は、また少しでも強くなってアルファードに追いつける位になりたいなと思う。



会場からは、観客達も帰り始めて救国の英雄の面々がレン達の所にやってきていた。


「目が覚めたか!楽しかったぜ、レン」


とアルファードが手を差し出してきたのでレンはそれを握り返す。


「ありがとうございます!もっと強くなるんでまた戦ってください」


大きな目標が出来たなと思いながらレンは、答える。


「ああ、俺を超えてくれるのを楽しみにしてるぜ」


「レン殿ー!後で私と戦いしましょう!いや〜楽しみにしてますよぉ!」


とハルカが嬉しそうに言ってくる。


「ヒェッ」


と言葉をレンは漏らす。


「結構、根性があるじゃないか!体術に興味が有れば私が鍛えてあげるよ?」


と聖女ネーヴァンが言ってくる。


「それは、ありがたいですね」


苦笑いで答えておく。


「全く、結界が何度壊れかけたか……疲れたよ」


とため息を吐きながらカラミィが言う。確かにアルファードの攻撃は良く効いていたように感じた。


「本当にフェレンスでのレンが嘘みたいに強いわね。ハルカよりも強いんじゃない?」


とフィレンが言う。


「そうですかね?」


「後で試すとしましょう!」


ハルカと戦うのが確定してしまいそうだ。



「まぁ、とりあえずお疲れ様ってことだ。俺達、救国の英雄は、お前達みたいな未来ある若者に会えてとても嬉しい。これからも強くなれよ!」


とアルファードが締めるのだった。


「はい!」


とレンは答えるのだった。




「来年位には勝ちたいな」


レンは呟く。


「それまできっと色々なことが立ち塞がるよね」


エリアスが言う。


「これは、私達も置いていかれないように鍛えないとね!」


ルティアが気合を入れる。


「そうだね。私もこれから師匠の所に行って鍛えてこよう!」


ミラもやる気十分だ。



武道大会の閉幕した会場を4人は後にしながら、強くなるために気持ちを新たにするのだった。

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