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199話魔剣と戦いの終わりに向けて

昨日は、PVが8000を超えました。

また多くのポイントを頂きありがとうございます!


また助けられてしまったな……と心の中でエリアスは思う。来てくれたのは、エリアスが最も愛する人。


「レン……」


「休んでてくれ」


とレンが言った瞬間にエリアスは、誰かに抱き起こされる感覚があった。


「あまり動かないように、エリアス。私が回復しますので」


金髪の黒いドレスを着た、この場には不釣合いの女性がエリアスの治療をしてくれる。だが、エリアスはこの女性を知っていた。


「ナビゲーター……さん?」


「ええ、久しぶりですね。エリアス。直接会うのは2回目ですか?私は、いつもあなたを見ていましたから!」


徐々にエリアスの身体の傷が治っていく。


「ナビゲーターさんには、実体はないんじゃ?」


「そうですね、まあ後で時間はあることですしマスターに話して貰いましょう。今は敵がいますからね」


とナビゲーターが言うのでエリアスが目を向けるとレンとサジャードが戦いを始めようとしていた。





「気をつけないと消えることになるぞ?」


全身に白いオーラを纏ったレンがサジャードに向かって歩き始める。


「触れれば消える!面白いですねぇ〜!なら触らなければ良いだけですね」


短剣を取り出したサジャードがレンを迎え撃つ形でやってくる。


「デリート!」


レンが手をかざして唱えるとサジャードがすぐさま回避を行う。若干、サジャードの服の繊維に当たった様だが特にダメージになっていない。


「ヒャヒャ!おっかないですねぇ。一歩間違えば消えてたぁなぁ〜」


「全く恐怖とかを感じないな?本当に狂人か」


とレンは呟く。自らが消滅するかもしれない攻撃をしてくる相手にここまで堂々と挑めるというのは驚きだ。


「死なんて恐ろしくは無いですからねぇ〜。それにあなたの攻撃範囲も少しはわかりましたよ!」


と言いながら針を投げてくる。毒針だろう。針に何かが塗られているように見えた。


「はぁぁぁぁ!」


レンは剣を振り抜いて、毒針を確実に消す。チリすら残さず消えた針にサジャードも楽しげな反応を送る。



「良いですねぇ〜その力!あなた、魔王になりませんかぁ?それだけの力がありますからね!スティグマなら、あなたに素晴らしい力を提供出来ますよぉ?」


「魔王に?生憎興味ないな。色々な国に狙われたりとかしたら面倒だし勇者とか呼び寄せそう」


レンはすぐさま拒否する。厄介ごとの匂いしかしないし、まずスティグマと協力なんてもってのほかだ。


「そうですかぁ!残念ですねぇ……ヒャハハ、それではそろそろお暇しますので、少しでも王都を壊しましょうかね?」


と言い始める。


「何をするつもりだ?」


「まあ、軽い気持ちで襲撃しましたが、予想以上に魔門や魔族がどうしようも無かったので私が直接攻撃しようと思いますね、ですね!」


サジャードが黒い煙のようになって飛んでいく。


「急いで追おう!エリアス立てるか?」


「うん、行こう!」


「場所はやはり会場でしょうか?」


狙うならば国民だと思われる。建物を壊されても修復できるが人であれば不可能だ。


「会場を守れれば安心だな!いくぞ転移」


レンが魔法を使い跳ぶ。





「さーてぇ、やっぱり狙うなら会場に限りますねぇ。ヒャハ!異次元の化け物のお陰で結界も壊れた事ですし〜」


会場の上空に向かいながらサジャードが喋る。


「サジャード様……どうするおつもりですか?これでは、魔門のために我々が出した犠牲が!」


と上空にいるサジャードに声をかける物がいた。魔族が3人だ。


「おや?魔の八翼の誰でしたかぁ?まあ、これから一気に吹き飛ばしますのであなたたちは下に降りて足止めを頼みますよぉ?レン・オリガミと言う人物だけを足止めしてくれれば良いのでぇ」


と言う。


「ふざけるな!それでは、我々も攻撃を喰らうのではないか?」


「やはり貴様らと手を組んだのが間違いか!スティグマ」


と怒り出す。魔族は、単純にスティグマの遊びに付き合わされていただけのような物で成果を得られていない。


「ヒャハハ……ゴミ魔族如きが偉そうに!命じる、さっさと足止めしてこい」


とサジャードが言った直後、魔族達の目から光が消え頭を下げてから地上に向かっていく。


「おい、お前らもついてこい!」


上空に待機していた他の魔族達にも声をかけて会場に降りていく。他の魔族にとっては、不満があれど魔の八翼と呼ばれる実力のある者達に逆らうことは出来ない。渋々向かうことになる。


「アヒャヒャ!それと勿体無いですが転移妨害の魔法道具を使いましょう〜。さて、これで思いっきり撃てますねぇ〜魔剣ちゃ〜ん」


と黒々とした不気味な造型の剣を取り出す。



「ヒヒヒ、出番ですよ!破壊の魔剣」


剣の矛先を会場に向けて、使う準備をする。魔法陣がそこから展開されていきとてつもない一撃を想像させるものとなる。







「魔法陣か!ヤバいのが来るぞ」


と会場に着いたレンが言う。


「レンかい?それに魔族が一気にこっちに向かってきたよ!時間稼ぎのつもりかねぇ?」


レン達に気づいたネーヴァンが声をかけてくる。


「そうですね。それにしてもレン殿、魔門の破壊さすがですね」


とハルカが褒めてくれる。


「ありがとうございます。しかし、とんでもない攻撃が来そうですよ……」



「ええ、それに転移を妨害されてるから近づけないわ」


とレミが近くにやってきた。彼女はすでにサジャードに転移して攻撃しようとしたが失敗したのだ。


「どうやっても時間を稼ぐ気か……」


「どれだけ攻撃までの時間があるかわからないけど、目の前の魔族を倒さないとどうしようもないね」


とエリアスが剣を抜く。



「アルファードがいないがどうしたんだい?」


「ええ、それが新手と戦い始めたきり戻りません」


ネーヴァンの質問にハルカが答える。今、アルファードがいないのはなかなか面倒だ。


「あいつが苦戦するような奴がいるのか?」


とネーヴァンが訝しげに思うのだった。



「レン!」


「エリアス!」


ルティアとミラの2人が合流する。これまで結界の中にいたが出てこれたのだ。ちなみに賢者カラミィは、近くに座って休んでいる。


魔門の攻撃から守るためありったけのMPで巨大な結界を張ったため疲れたのだろう。良くここまで守り切ったものだ。



「当分結界に頼るのは無理ですね……そしてアルファードはいないと」


ハルカが状況を整理する。


「でもこのメンバーならやれるだろうね。さあて、気合入れていくよ!」


パンパンとネーヴァンが手を叩く。その音にレン達も気合が入る。



スティグマが仕掛けた戦いも終幕に向かおうとしていた。

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