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164話誘拐?と対カラミィ

「さっきは、よくも逃げてくれたな。食事が終わったらぜひとも私とお話ししようじゃないか」


少女が腰に手を当て言ってくる。


「本当に賢者なんだよな」


ルティアに聞く。


「ええ、本人よ」


「なに!私が偽物だと思っているのか!心外だな」


と後ろからカラミィが言ってくる。


「なんというかまぁ……」


レンは頬をかく。


「本物ということは……私を弟子にしてください!私は、魔法を極めたいんです」


とミラが言う。そういえば、ミラは賢者見習いの称号を持っていたなと思う。普段のミラを見ているせいで忘れていたかもしれない。



「なるほど、魔法を極めたいと。何やら私に近しい何かを感じる。良いだろう!教えるとしようか」


「おおお!やったぁァァァァァァ!」


突然のミラのガッツポーズに、みんな驚く。


「良かったね!ミラ」


とエリアスが嬉しそうに言う。


「明日から始めるとしようか。それじゃあ、レンの食事が終わるまで待たせてもらうよ」


と言いカラミィが歩いて行った。




「レン、今日はいつもよりたくさん食べるね」


お茶を飲みながらエリアスが言う。


「食べ終わったら面倒なことになるかもしれないだろう」


カラミィからは、ハルカとはまた別の面倒さを感じた。出来るだけ先延ばしにしたいものだ。だが、さすがにレンのお腹にも限界が訪れる。


「ふふ、私の食事量には及ばないようね」


とルティアがドヤ顔をする。


「ただの大食い王女じゃない……どんな燃費してるのよ」


とミラがルティアを煽る。


「師匠が出来たからって、調子に乗ってェェェェ」


といつも通りの流れになっていく。





さすがにこれ以上は食べれないため諦めて向かうことにする。エリアス達も後ろからついて来ている。


「やっと来たか、レン。君は結構ご飯を食べるんだな」


「今日はたまたまお腹が空いてただけだ」


適当に誤魔化しておく。さすがに時間稼ぎとは言い難い。



「それじゃあ、行くとしようかな」


と言いカラミィがレンに触れた瞬間に転移が発動する。


「な!」


「「「え!」」」


エリアス達の驚きの声を聞きながらレンはカラミィと跳ぶのだった。



レンとカラミィが飛んできたのは、どこかの荒野だった。


「どうして、こんな場所に?」


「私が君の力を見せてもらいたいからさ!少し、手合わせしようか。大丈夫、ハルカみたいなことはしないと誓おうじゃないか!」


また戦うことになりそうだ。


「魔法でですよね?」


「そう、魔法だ。それに思い出したがフィレンが気に入った子がいると言っていたが名前はレンだった。君のことだろう?だから楽しませてくれ」


フィレンは、随分と話を広げているなぁと思った。


「じゃあ、いきますよ!ファイヤボール!


レンが早速カラミィに向かって魔法を撃ち込む。


カラミィに向かって火球がいくつも飛んでいくが、それはカラミィまでは届かない。


「良いコントロールをしてるな。だが、これは突破出来まい?」


カラミィの前には、結界が貼られていた。


「結界魔法か!」


「ふふっ、私は賢者だからね。これぐらいは出来るのだよ」


余裕そうにしている。これは、どうにか結界を破ってみたくなった。


「ならもう思いっきりいくか……」


「おや?これは面白そうなことが起きそうな気がするね」



「全てを破壊する流星の力をここに、敵を穿ち地を平す、我が全魔法において放たれよ。マキシマムミーティア!」


カラミィに向かって流星が大量に降り注ぐ。


「これは、面白い!どうしようかな」




「おお!落ちてる落ちてる!」


魔法が降り注ぐのを眺めながらレンが呟く。徐々に煙が晴れて向こうが見えてきた。


「いや〜、凄い威力だね。ここまでやるとは思わなかったよ!まだ魔法の使い方に無駄があったりするけどこれは更に強くなれる」


煙が完全に晴れて、中からは女性が出てきた。賢者ともなれば、レンの魔法から無事で出てきてもおかしくはないかと思う。


「え!誰?」


カラミィが出てくると思ったけど、出てきたのは大人の女性だ。綺麗な赤髪を揺らしながらしっかりとこちらに向かって歩いてくる。


「この姿に驚いたかな。これこそが私の本当の姿さ!この姿の方が力を出せるから。だが、やはりもっと小さい身体の方がピチピチだと思うからな!」


うん、話し方からカラミィだと分かった。


「それで、俺はどうでした?」


「ああ、素晴らしい。是非とも弟子になって色々と研究とかやってほしいのだが、無理矢理は嫌われるよな……」


と残念そうに言っている。


「面白そうではあるんですけどね。俺もやりたいことがありますし……あ、でもミラのことはよろしくお願いします。あいつは、賢者見習いの称号も持ってますので、是非とも教えてやってください」


と頭を下げる。


「もちろん、君にも後でアドバイスをあげよう。とりあえず、帰るとしようか」


少女の姿に戻りながらカラミィが言う。


あっさりと終わってくれて助かったなぁとレンは思った。魔法のアドバイスをもらえるのもありがたい。




転移してレンとカラミィが戻ってくる。


「「「あ!」」」


エリアス達3人が気づく。


「ただいま!」


「いや〜急に連れ去って悪かった。かなり楽しめたよ」


とカラミィが言う。


「むむむ」


エリアスから黒いオーラが出ているように見える。正直、怖い。


「おおお、怖いなぁ……では、これにて」


とカラミィは言い転移で消えるのだった。


その後レンは、エリアスに何をされたのかこってりと取り調べを受けるのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 体で教えてあげれば良き 押し倒せばいいのだ!
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