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135話湖と無いはずの部屋

12月23日で総合PVが40万を突破しました。

いつも読んでくださる皆さんのおかげです!

ありがとうございます。

スマよう135話

ランドスネークが大量に出没する場所を抜けてレン一行は、進んでいた。相変わらず周囲には大量に花が咲いており、無理に踏んで通るのは嫌な気持ちになる。



「あそこに湖があるよ!」


エリアスが正面を指差しながら言う。確かに薄らと見えていた。



近くに行くと、透き通った綺麗な水の湖だった。時々、海外の写真なんかで透明度が高過ぎる湖の綺麗な写真なんかを見たことがあるのを思い出した。


「綺麗な水ね!ここが迷宮だなんて忘れそうだわ」


と言いながらルティアが水に手をつけようとするがレンが止める。


「待てって、迷宮だから水じゃないかもしれないぞ?手をつけたらすぐに溶けたりするかもしれないしな」


とレンが言う。


「うわっ、それは怖いわね」


とルティアは、後ろに下がる。


『解析の結果、特に人体に影響のある成分は見受けられませんでした。飲むことも可能です』


とナビゲーターさんの言葉が頭に響く。


「大丈夫だそうだ。飲んでも良いぞ?」


と言うと、ルティアがすぐさま顔を水に突っ込んだ。彼女は、大胆なお姫様だ。




「ぷはっぁぁぁ!とっても美味しくて水だとは思えないわ。それに、身体の調子が更に良くなった気がする」


と顔をびしょ濡れにしたルティアが答える。


「疲労に効く効果もあるのかもな」


「迷宮にも癒しの場があるのは良いよね」


と言いながら、レンとエリアスは、アイテムボックスからコップを取り出して水をすくって飲んでみる。


「あ、私もコップをくださーい!」


とミラもコップを受け取って水を飲むのだった。


「コップあったんだったわね……」


とルティアは、びしょ濡れで答えるのだった。




ちなみに、水は確かに身体に良い効果をもたらしてくれているように感じた。


問題にならないだけ持っていくことにした。お金が好きなルティアは、迷宮都市で売ったら儲けられると考えたが却下された。


魔法で水を入れる入れ物を作りそこにみんなで入れていく。アイテムボックスに水だけを吸い込むことは出来なかった。ラノベでも、それが出来る作品と出来ない作品があったからそこは謎だなとレンは思うのだった。



「キリがないわね」


水をすくって入れ物に入れながらルティアが言う。


「頑張れとしか言えないな…」


とレンが励ます。


「レンとミラは、重力魔法が使えるから良いね」


見た感じでは、レンとミラは手をかざしているだけである。


「これ…意外と……キツいんだけど…」


とミラは、すでに顔が青くなっている。MPが切れるのもすぐだろう。


「あんまり、重力魔法は練習してないんだろう?練習しなきゃキツいのは当然だ」


とレンは余裕そうに答える。レンは、ミラよりも遥かに多い量の水を移動させている。


「これ、私達いらなくない?」


と言いながらミラが力尽きるのだった。





ミラも元気になりまた進むことにした。湖を横切る形で向かっている。



「普通あんなことする?あんまりだ!」


ミラは、回復したが寝たフリをしておけば運んでもらえると思ってずっと横になっていたら湖に放り込まれたのだ。


「目が覚めてるのに起きないからよ。運んでもらえるなんて贅沢だわ」


とルティアが言う。運ぶとしたらレンだろうが、多分レンはエリアスくらいしか運ばないだろう。


「湖に入って元気になっただろう?気を取り直していくぞ」


とレンが声をかける。


「そうそう、頑張ろう!」


とエリアスも賛同する。



「わかったよ〜!」


と言い歩き始める。



途中で、湖と陸のギリギリを歩くというスリルのあることに挑戦したルティアとミラが湖に落ちることがあったが、特に問題なく進むことができた。


「助けてーーー!」


「思ったより深いーーー!」


溺れかけて救助を求められる。



「なんか、あの2人って……ポンコツなんじゃないかなって思う時があるんだが…」


とレンが呟く。


「2人とも良い子だよ?面白いことするとは思うけど…」


と隣でエリアスが言う。


湖の深いところに落ちて溺れかけている2人が、いつか聖女と賢者になると言うことにレンは、楽しみな気持ちになる。




ルティアとミラは、レンの重力魔法で救助された後そのまま空中に浮かんだまま運ばれていた。


「そろそろ、降ろしてくれても……」


とルティアがモジモジしながら言ってくるが浮かべたままだ。


「2人して何か起こすから当分、そのままでいてくれ」


とレンが言う。湖にまた落ちそうなので抜けるまでこのまま運ぶことにした。


なんだか、見世物のような光景だ。


「空を飛んでる魔物が私を見て笑った気がするわ!あれはバカにしてるわね」


魔物にまで笑われてルティアは恥ずかしそうだ。


「気にすることはないよ。楽できるなら晒し者になっても構わない!」


ミラは相変わらずブレないのだった。


装備は、色々な付与を施しているためすでに乾いていた。スケスケは、さすがに不味いし目も当てられない。



51階層もいつの間にか、ゴールが見えてきたが驚くものが目の前に現れた。


「あれって、ボス部屋だよね」


エリアスが指差しながら言う。


「5層刻みじゃないのかしら?」


「迷宮のレベルが上がってきた感じだね」


ルティアとミラも気持ちを切り替えている。


「イージスが、51階層以降は更にレベルが高くなるって言ってたな…これもその一つかもしれない。気を抜かずに行くぞ」


と言いレンはボス部屋の扉を押し開けて進むのだった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ミラは、回復したが寝たフリをしておけば運んでもらえると思ってずっと横になっていたら湖に放り込まれたのだ。 ↑┏(_△_┏)┓ウリャ!! この地の文(*´ー`*人*´ー`*)スキスキ♪ …
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