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116話拘束と新技

『さて、君達は5人で挑戦しに来たのかい?良くこの人数でここまで来れたね。期待しちゃうなぁ〜』


と嬉しそうにイージスが話す。


「ボスを倒せばユニークスキルが手に入るのよね?」


ルティアはいきなり質問をしていった。


『そうだよ。私からのプレゼントだ。活躍した人にあげようかな』


とイージスが言っていると、ボスである鎧を着た巨人がやって来ていた。


「ガァァァァァァァァァ!」


強者を感じ取ってか、咆哮をあげる。みんながそれを聞きながら戦闘準備に入った。


『ふふ、この50階層は、そう簡単にはクリア出来ないようにしてあるからね。早速、強い人を縛らせてもらうよ』


とイージスが言うと鎖が現れる。


鎖は避ける間もなくレンを絡みとった。


『なるほど……レン・オリガミ君か。君、正直強すぎないかな?君の存在1つでこの50階層は、すぐにクリアされてしまっていたよ』


とイージスが言う。それだけレンのステータスが優れているのだ。


「やっぱり、無理矢理ちぎることは出来ないか…」


鎖を取ろうとするが外れない。


「レミさんがいなくなったのは、痛手でしたね」


アイリが盾を構えながら言う。


「まぁ、どうにかするからみんなは前の敵に集中してくれ。エリアスの言うことを良く聞きながら戦うんだぞ?」


と言っておく。レンには、どうにかする考えがあるようだ。




「レンがどうにかするまで、私達で耐え切るよ。アイリと私が前に出るから2人は回復と援護をお願い」


とエリアスが細剣を構えて言う。


鎧を装備した巨大に魔物はこれまで戦って来た中でも強力な部類に入る。


「はぁぁぁぁぁぁ!ライトニング!」


エリアスが雷を纏う。


それに合わせて魔物も武器を構えるのだった。





『マスター、この鎖はマスターの存在自体を縛っています。無理矢理の解除は難しいですね』


とナビゲーターさんの声が響く。


「そうだね。鎖は、俺…レン・オリガミの存在を縛っているから、それを別の物に変えれば良いんだよね」


とレンは返す。


『そうですね。マスターがレン・オリガミでなくなれば鎖は解除出来るでしょう。ということは、あれを使うのですね?』


「ああ、まだ慣れてないから準備に時間がかかるけど、いけるだろう?」


ナビゲーターさんとの修行の成果を発揮する時だ。


『ええ、時間はかかりますが、エリアス達が持ち堪えてくれるでしょうから』


とナビゲーターさんが言う。



「それじゃあいくぞ」


「ええ、いつでも始められます。マスター!」


レンとナビゲーターは、同時に唱える。


「アカウントチェンジ!」


『アカウントチェンジ!』






魔物が武器を振り下ろしてくる。巨大な魔物にとっては普通の剣だろうが、エリアス達にとっては大剣といえる、否それを超えるサイズだ。


「危ないっ!」


エリアスとアイリが剣の攻撃を回避しながら敵に迫っていく。だが敵も素早く剣を戻し再度攻撃してくるためなかなか、接近できない。


『やっぱり君達は頑張るねぇ。君達の前に来た人たちなんてあっさりと負けてたから。なかなか面白いよ』


イージスは、戦いを楽しみながら見ている。


「食らえ、ファイヤボール!」


「行きなさい、ファイヤドール!」


ミラとルティアも魔法を放つ。


「ガァァァァァァァァァ!」


鎧の中の本体にダメージが少しは入っているようだ。だが、まだ倒すのには時間がかかりそうである。


「レンは、どうなってるかな?」


エリアスが目を向けるとレンは先程と変わらずに鎖に巻かれている状態だ。


レンに頼ってばかりではいけないなとすぐに気持ちを切り替えて魔物に挑む。


アイリも、エリアスに着いて走り攻撃を弾くなどしてなんとか時間を稼いでいる。




『さて、それならレン君に狙いを変えてみようかな?君達に守り切れる?』


イージスが突然言い出す。それに反応するように魔物が鎖に縛られているレンに向かって移動を始める。


「しまった!突破された。ルティア、ミラ!」


エリアスがレンと魔物の間にいるルティアとミラに呼びかける。


「私達の魔法じゃ、本当に数秒しか持たないわ」


「私の腕じゃ絶望的かな!」


と2人が答える。


「数秒でも良いからお願い!」



「ここが植物のある階層で良かったわ!生命魔法を活かせる」


地面に手を付いてルティアが魔法を流し込む。


「少しでも邪魔してやる〜。ファイヤボール!」


ミラは、魔物の顔面に向かって魔法をひたすら放つ。


「育ちなさい植物よ!そして敵を捕らえよ!」


生命魔法で無理矢理成長させた植物で魔物を捕らえさせる。


「グガァァァァァァァァァ!」


「ぐぬぬぬぬぬぬ!離さないわよ…」


ルティアは、これまでで1番の集中を発揮している。意地でもレンに辿り着かせないために頑張っているのだ。



「アイリ、前みたいにお願い!」


「わかりました。行きますよぉ!」


アイリが盾を使ってエリアスを魔物のいる方向へ飛ばす。


ルティアが植物を操りながら踏ん張っているのが見える。


「ありがとうルティア。装備変更、大剣!」


飛びながら武器を大剣に切り替えて武器に付与されたスキルを発動する。


「ガァァァァァァァァァ!」


魔物が植物をちぎり動けるようになるが、すでに近くまでエリアスが迫っていた。


「はぁぁぁぁぁぁ!」


首目掛けて大剣を振る。


「グガァァァァァァァァァ」


鎧の一部が割れて、魔物の顔が見える。イージスが作ったということだから見たことがない姿の魔物だった。



「さすがに切断出来なかったか…」


地面に着地しながらエリアスが呟く。大剣に付与されたスキルはチャージ系であるため力を貯める時間が必要なのだ。だが今回は急がなければ仲間に被害が出るためそこまで貯める時間が無かったのだ。


「なかなかしぶといわね。ヒール!」


「私の足手まとい感やばいな〜」


ルティアとミラがエリアスの後ろに付き言う。


「大丈夫!私達なら戦えるから」



『そうです。あなた達なら大丈夫です!マスターと共に戦ってきたあなた達ならば、ですのでここからは私も一緒に戦います』


後ろから聞いたことがない女性の声が聞こえる。


「あなたは…」


エリアスが驚きながら聞く。


服装は、レンのものだ。だが顔立ちが違う…それに髪も金髪だ。


『初めまして、私はマスターレン・オリガミのスキル、ナビゲーターと申します』


と言いながら優雅にお辞儀をするのだった。

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[良い点] スキルがお辞儀 (*・ω・)*_ _)ペコリ もっとやれ〜(`・∀・)ノイェ-イ!
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