スパム6 最終話 本当の戦いはこれから
日埜和なこさんという強力なアドバイザーがいたおかげで迅速な対応をとることが出来たおれ。おかげで1日で元アカウントを凍結させるという、なんとも素晴らしい結果を出せましたが、しかし問題はまだ解決していません。このXのどこかで今も詐欺被害を受けてる人がきっといるんです。
自分に出来ることを、やるしかない。今こそ書け! そう自分に言い聞かせるのでした。
スパム6 最終話
本当の戦いはこれから
それからは知っての通り、おれは乗っ取り詐欺の手口を明かすエッセイを書きました。自分の持ちうる武器を使ったおれからの最も効果的と思える反撃です。ほら、おれパクリズムに対して言ったじゃないですか。「絶対に許しませんからね」と。言ったことは守らないとね。
最低限、このタイプの乗っ取り詐欺が流行らなくなるまでは今書いてるこの内容を各種小説サイトなどで書き続けるつもりでいます。一度書いて終わりじゃない。どこまでもしつこく言い続ける予定です。
ここまで読んでくれた方の中には詐欺に実際あって悔しい思いをした被害者の方もいると思います。
なぜ、詐欺というものは無くならないのでしょうか。
詐欺というのは自分さえ良ければいいという誰の心にもある自己愛。自己中心的な考え、それが強すぎる人が行うものなんです。
大多数の常識的人間は自分が可愛くても自分自分じゃいけないということを理解しています。
他人のために自己を犠牲にすることすらいとわない人すらいます。
なぜなら人間は社会的な生き物であり、グループという視点を持ち合わせる知的生命体であるからです。
いえ、人間に限らず少し知性のある動物ならグループ意識、仲間のため、子孫のため、そういう行動をとるものです。虫ですらこういった行動をしてたりすることもあります。
例えばミミズ。あれはモグラやカエルが天敵なのですがカエルがすごくて、地表で振動を起こしてミミズにモグラが近寄ってきていると勘違いさせることにより地表に逃げ出すよう罠を仕掛けるんです。そうして地表に出てきたミミズをカエルは捕食する。
しかし、本当にモグラが近寄ってきてることによる振動の可能性もあるので地表に出るのが正解の場合もあります。するとミミズはどうするか。
全滅を逃れるためにある個体は地表へ出てある個体は地中に残るんです。
この種が全滅しないようにするためにどちらかは生き延びるという選択をするんですよ。
これがグループという考えです。
つまり、いかに知能犯と言われるような犯行であれ。いかに我々が騙された側であれ。相手は紛うことなき劣等な生命体。下等生物なのです。
社会のお荷物。ミミズや虫けら以下の行動。カスってことです。見下していい。本物のゴミ。
思い切りバカにしましょう。詐欺師は遺伝子エラーで出てきたゴミ。この世のお荷物。あなたが相手をしたり怒ったりすることすらバカバカしい低次元の奴らなんですよ。
あわれむつもりで、まあミミズ以下の可哀想な頭してる奴らだしな……と思いましょう。そうしたら、お金を騙し取られたとしてもまあ少しくらいは、ね。
これを読んで、詐欺被害者の方が少しでも溜飲を下げてくれればと願うばかりです。
詐欺師はエラー。生きる価値なし。同じ地球で空気吸うな。
現場からは以上です。
【最後に】
自分が乗っ取りされた時、自分にそのメールを送ってきた人も乗っ取られています。なので自分だけでなくそのメールを送ってきた人や、それのまた前のメールを送ってきた人も全部凍結させる必要があります。
途方もない話ですが、やり切りましょう! 詐欺撲滅運動にご協力よろしくお願いします!!
彼方




