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人間厨の失敗
「あの、ご主人様。いったい何がやばかったんですか?」
すでに神薙信一の勝利で終わった戦場を見渡し思ったことを、第一夫人である神薙椿が尋ねた。
「なろうの最低文字は200文字、このままだとあと100文字足りねえ」
次の話が投稿できなくなることに危機感を抱いていた。
「もう少し粘らせればよかったじゃありませんか」
「がんばったけどうざくて無理だった」
神との会話など苦痛でしかない。
「でもまずいですよ。対話することこそ計画の一つだったはずです」
すでに200文字を超えたがもう少しだけ続く。
「仕方あるまい。大変不本意だが一度生き返らせるか、いや待て。俺がやる」
「え? いいですけど。どうされました?」
人外に対する潔癖症は誰よりもこの女がよく知っている。
汚れ仕事は自分がやると思っていた。
「何もすべてを生き返す必要はない。統合して一つにすれば少しは不快にならずにすむ」
神々の思念を統合する。
とてつもないことを言っているが、この男にとっては造作もないこと。
「よしできた。じゃtake2やるか」
こんな話でも連日投稿ならきっと許される




