第三話
蝉の声が左の耳から、風の音が右の耳から。それぞれが別の耳の穴から入り、頭の中で交わる。騒音にしか感じないその音は、焼き染められた紅い空から響いていた。
ランプの炎を反射するまで磨かれた居間のテーブルに突っ伏したリットは、しなびたキャベツの破片に息を吹きかけた。
リットに向かい合ってテーブルに突っ伏しているノーラは、同じく疲れた顔のまま、吹き飛ばされてきたキャベツをリットに吹き返している。
夏の日差しに焼かれたような茶色の蛾は、頼りない薄い羽を動かして溺れるようにテーブル中央にあるランプの周りを飛び回っている。
「……こんな時まで脳天気に飛んでんなよ」
大掃除で疲れきったリットは顔を上げずに、突っ伏したままの体勢で言った。
「それ、私に言ってるんじゃないでしょうね……。そんな元気があるなら、今頃アンタの耳でも引っ張ってチョウチョ結びにでもしてるわよ」
チルカもテーブルの上に大の字で寝転がり、疲れを吐き出すように胸を大きく上下させている。
裏庭で昼寝していたのを、運悪くイミル婆さんに見つかったチルカは、部屋として使っている食器棚の引き出しの中を掃除するように命じられた。
ガラクタのような――間違いなくガラクタでしかない家具を、イミル婆さんに捨てられそうになっては取り返し、取り返しては捨てられ、掃除よりも別のことでチルカは疲れていた。
会話はあるもののテーブルから誰一人動くことなく、西日に首筋を焦がされるままになっていた。
「辛気臭いねぇ。誰かが死んだみたいだよ」
自分の家に戻ったはずのイミル婆さんが、やれやれとため息をつきながら部屋に入ってくる。
「……ご希望とあれば、婆さんの葬式の練習ってことにしてもいいぞ」
「憎まれ口を叩く奴にはあげないよ。せっかく売れ残りじゃなく、わざわざ焼きたてを持って来たっていうのに」
イミル婆さんが手に持ったバスケットの布を取ると、小麦粉の焼けた、ふくよかで香ばしい匂いが居間中に広がった。
匂いにつられたリットが視線だけバスケットに向けると、十字に切れ目の入った丸パンが今にもバスケットから転げ落ちそうなほど積まれているのが見えた。
熟したトマトのように、褐色の皮の切れ目は割れるように広がり、白い柔肌なような生地が顔を出している。
まだ湯気が立つパンは香りを運び、夕焼けが寂しく照らす部屋は一気に夕食の空気になった。
「あー……美味しそうっス」
ノーラは顔を上げずに、焼きたてのパンの匂いに鼻を鳴らしている。
「反応が薄いねぇ。嬉しくなかったかい? 持って帰っちまおうかねぇ……」
「そんなことないっスよ! ほらほら」
ノーラはそのままの体勢で腕だけ上げると、バンバンと両手で元気よくテーブルを叩いて、パンが欲しいことを必死にアピールし始めた。
「冗談だよ。ほら」
イミル婆さんはテーブルにパンの入ったバスケットを置いた。
「誰のせいでテーブルに突っ伏してると思ってんだよ。掃除はともかく、大掃除までする必要はあったか?」
「お客様がいるのに、汚い家で出迎えようとしてるアンタの神経がおかしいんだよ」
「その客人は、テーブルにヨダレを垂らしそうなくらい口を開けて呆けてるけどな」
寝ているわけではないが、グリザベルは突っ伏すというよりも、溶けるようにテーブルに体を預けていた。
褒められてテンションが上がってる最中は疲れを感じていなかったが、慣れない家事仕事はじわじわと疲労を蓄積させる。
掃除が終わり、グリザベルは椅子に腰掛けると、何か言おうと口を開けたままテーブルに崩れ落ちていった。死後硬直のように、今もずっとそのままの態勢のままでいる。
「年寄りのわたしがこんなに元気なのに、揃いもそろってだらしないねぇ。それより、二週間くらい前に、眼鏡の男がリットを探しに町に来てたよ。逃げられたって騒いでいたね。それはもう女房が殺されたような形相で。……アンタなにかやらかしたんじゃないだろうね」
イミル婆さんの睨むような目つきの奥は心配の色が滲んでいた。
リットが何のことを言ってるのかと考えている間も、深いヨレヨレのシワを緩めることなくリットの一声を待っていた。
リットは合点がいったように少し勢いをつけてテーブルから体を起こすが、誰かにポンッと背中を押されたように前かがみになる。疲れのせいで、思ったよりも体が言うことを聞かなかった。
「そういや、何も言わずブラインド村を出たな」リットは、またすぐに体をテーブルにつけながら言った。
「そうでしたねェ。旦那がオークの村に行ったりしてましたから、一ヶ月くらい行方不明ってことになってますね」
「逃げたと思われてもしょうがねぇな。……解決出来なかったら本当に逃げるか。原因を作った奴は見た目と言葉だけが尊大で、中身は何も出来ない子供だしな」
リットは視線をグリザベルに向けるが、グリザベルはピクリとも動かなかった。
「わたしゃなんのことかわからないけど、一度引き受けた仕事はしっかりやるんだよ」
「……ほっとけ。仕事のことまで口を出されたくねぇよ」
「いいかい? 仕事を引き受けるということはだね――」
イミル婆さんのくどくどと回りくどく、延々と続くお説教が始まる。
話は寄り道を重ねて仕事の話から死んだ旦那の話になったり、かと思えば急に本筋に戻ったり、聞いたセリフを繰り返されたり、三歩進んでは三歩戻る。つまりは何も進まない話が続いた。
イミル婆さんの説教は、冗長で退屈な言葉の鎖で脳みそを縛られるような気分になる。
話し終わる頃には、イミル婆さん一人だけが言いたいことを言って満足そうにしていた。
「帰ってきたからって、昼まで寝るんじゃないよ」イミル婆さんがそう言って帰る頃には、真っ赤に燃える夕焼け空だったものが、焼け爛れたような濃い紫の空に染められていた。
「旦那が反抗するから……」
ノーラはぐでーっと脱力した猫みたいに、アゴをテーブルにつけて、テーブル下で手足をダランとさせていた。そして、鳴き声の代わりに腹を鳴らす。腹の音は猫というよりもカエルのようだ。
そう聞こえるとノーラの姿は、猫というよりも岩の上で干からびたカエルのようにも思えてきた。
「仕事にまで口を出されたら、そのうちここはランプ屋じゃなくてパン屋の二号店にさせられるに決まってる」
「私はその方がいつでもパンを食べられていいんですけどねェ」
「……このままうだうだ言ってても仕方がねぇし、さっさと飯を食って寝るか」
「うぃー、賛成。バヤバヤ食べて、うにゃうにゃ寝ちゃいやしょう」
リットは寝起きの猛獣のような唸り声を出しながら大げさに立ち上がると、食器棚から皿を四枚出してテーブルに乱暴に置いた。
ノーラはすっかり湯気が消えて固くなり始めたパンを手に取ると、チルカが食べやすいように小さくちぎって皿に置く。
リットの分、グリザベルの分と、バスケットからパンを取り分けていくと、バスケットの底で黒に近い濃い青色の液体が入った瓶が顔を出した。
それは、イミル婆さんが気を使って入れてくれたブルーベリーのジャムだった。
ノーラは宝物を見つけたかのように目を輝かせて瓶を持ち上げると、疲れなどどこかに飛んだかのように軽い足取りでジャムをすくうためのスプーンを取りに行った。
「おい、食わねぇのか?」リットは未だ顔を上げないでいるグリザベルに声を掛けるが、グリザベルは無言のままだ。
「アンタと違って、私たちは繊細でか弱いのよ。ノーラほど単純でもないしね」
そう言ったチルカだが、既にジャムを付けずにパンを食べ始めていた。
「遊んでたくせに、いっちょ前に疲れやがって」
「アレは戦ってたのよ。自由と権利を勝ち取るための戦いね」
「そりゃまた、随分な負けっぷりだったな」
「……そうなのよ。椅子もテーブルもなくなっちゃったのよ。くーやーしーいー!」そう言うとチルカは、やけ食いのように頬にパンを詰め込んで食べ始めた。
チルカが椅子として使っていた酒瓶のコルク栓は、ろくに乾燥させずに使っていた為カビが生え始めていた。リットが捨てる予定の汚くなった三脚燭台をテーブルとして使っていたが、それも不衛生という理由で捨てられてしまった。
マッチ箱のベッドも捨てられたが、逆にこれはランクアップして帰ってきた。敷き詰めていた藁の代わりに、羽毛を詰め込んだクッションのようなものをイミル婆さんが作ってくれたからだ。そのベッドで眠る頃には、チルカの怒りも収まっているだろう。
リットがパンにブルーベリーのジャムを乗せて、頬の内側にシワが出来るような酸味を楽しんでいると、突然グリザベルが立ち上がった。
「……寝る」
グリザベルの簡潔な一言には、充分過ぎるほど疲労の色が見て取れた。
「晩飯食わねぇのか?」
「……寝る」グリザベルの声のトーンは、先ほどと全く同じだった。
「……二階に上がって一番奥の部屋だ。腹が減ったら勝手に下りて来て食えよ」
死体が歩くのはこんな感じなのだろうか。グリザベルは朽ちた肉体が落ちないよう気を付けるように、のろのろと歩きながら二階へと上がっていった。
「掃除って疲れますもんねェ。でも、食べたほうが元気が出るのに」
パンを食べてすっかり元気を取り戻したノーラが、グリザベルの疲労困憊な後ろ姿を見送りながら言った。
「だいたい、晩ごはんがパンだけっていうのはどうなのよ。他の家を覗いたら、もっとマシなもの食べてたわよ」
チルカはパンにブルーベリージャムをつけるというよりも、パン屑をブルベリージャムに浸しながら食べている。
「ダメっすよ。変なこと言ったら、旦那が作るといったら不味いスープしかないんスから」
「そうね。家畜でも食べないようなものを喜々として作って食べるような奴だもんね。アンタは」
チルカの挑発の瞳に、リットは面倒くさそうに鼻で笑い返した。
「美味いもんを食うのは好きだぞ。別に食わなくても生きていけるってだけだ。野菜でもなんでも混ぜて煮込めば食えるんだからいいだろ」
「あのねぇ……。こっちはそれが食えないから文句言ってるんでしょ」
「文句の一つを言う暇があるなら自分で作りゃいいだろ」
「それじゃ、明日は私が作りましょう!」
ノーラが口の端についたジャムを舐め取りながら、自信満々に宣言する。
「オマエはいいよ。せっかく綺麗になったばっかの家をススだらけにするつもりか。もっと家が汚くなってからチャレンジしろ」
「えぇー……やってみないとわかりませんよ? チャンスをくれれば、今なら物に出来そうな気がするんですよ」
「……擦ってみろよ」
リットはマッチ箱をノーラの目の前に滑らして渡した。
「見ててくださいよ。――それ!」
ノーラがマッチの頭を箱横のヤスリで勢い良く擦ると、マッチは気持ちよくパチパチと燃え出した。
マッチの頭辺りで燃える火の色は青く、マッチから離れるほどオレンジ色の綺麗な炎になり、三角の炎が揺れる。
しかし、すぐに炎は押しつぶされたような形になり、一瞬で棒を喰らうように燃やし尽くしてしまった。
「あちゃちゃちゃ!」ノーラは炎に触れてしまった親指をしゃぶった。
「へぇー。ノーラってば面白い特技を持ってるのね」
「役に立ちゃしねぇ。扱う炎全部こんなことになるからな。ランプに火をつけるくらいは平気みたいだけど。――おかげでコイツが作るものは全部黒焦げだ」
「なるほどね。リットを癌で殺すために、天がくれた特技ってわけね。やるじゃない、ノーラ」
「私はそんなことしませんよ。むしろ、このせいで料理はもちろん。掃除洗濯が出来なくて、心苦しいんっス」
そうは言ってみせたが、ノーラの表情には気にした様子ひとつなかった。
「料理はともかく、他の家事が出来ねぇのはオマエが不器用で不注意が多いからだろ」
「まぁ、そういう言い方もありますかねェ。でも、私思うんっスよ。料理掃除洗濯に使う時間があったら、もっと他に有効に時間を活用すべきなんじゃないかと」
「そうだな。オマエの不注意を有効活用して、どっかの妖精を葬るために時間を使うのはいいことだ」
「旦那達……。さっきから私を通して物騒なことを言わないでくださいよ」
ベッドに横になってランプの火を消したのは覚えているが、いつ頃眠りに付いたのかは覚えていなかった。横になってすぐに寝たと言われればそういう気もするし、夜風の音をしばらく聞いていたと言われればそういう気もしてくる。
確かなのは、長い時間は寝ていないということだった。
「……リットぉ。……リット。――リット。――リット!」
リットの体を揺する力が大きくなるにつれて、呼びかける声も大きくなっていった。
「……んだよ。起こすってのは、それなりの理由があるんだろうな……」
リットが薄目を開けると、グリザベルが額に汗を滲ませながらリットの体を揺すっていた。
「我に向かって光が伸びてくるせいで、目が覚めてしまったではないか。アレはどうにかならんのか」
「……チルカなら食器棚に閉じ込めておけよ。もしくはカエルの餌にしろ。いいな」
リットは薄目を閉じると、早く暗闇を取り戻そうと枕に顔を押し付けた。
「こら! 寝るでない! チルカの穏やかな光とは違うのだ! 眩しくて敵わぬ」
「……夜中に一人で便所に行けなくて起こしたんだったら、怒るぞ」
「もう、朝だ! それに我はあのヨルムウトルに一人で住んでいたのだぞ。夜でも一人で行ける!」
「あのなぁ……朝に太陽が昇るのは当たり前のことなんだよ。んなことでいちいち起こすな。こっちもオマエと同じくらい疲れてんだぞ」
「我を侮蔑するでない! 自然の道理など赤子の時点で理解しておったわ! いいから起きてくるのだー! 我の眠りを妨げるものをどうにかするのだぁ!」
駄々っ子のような口調のグリザベルに騒がれて、リットは渋々ベッドから起き上がると階段を降りていった。
グリザベルの言うとおり、朝日だけではない光が裏庭から居間を照らしてる。
庭へ出ると、花壇で妖精の白ユリが朝日の光を受けて光っている最中だった。
「なんだよ。妖精の白ユリが光ってるだけじゃねぇか。グリザベルにもだいたいのことは話してあっただろ」
「太陽の光を放つ花なんて、誰もが誇張していると思うではないか。――それにしても見事だ。希少な花ということだけはある」
グリザベルが言い終えると、妖精の白ユリは次々と光を消していった。
朝焼けが終わる合図だ。
「オレも最初はそう思ってたんだがよ」リットは少し歩くと、妖精の白ユリの根本を掴み引き抜いた。「ここまでくりゃ雑草よりタチがわりぃよ」
リットが引き抜いた妖精の白ユリは、植えてあるはずの花壇からだいぶ離れていた。
花壇に植えてあった妖精の白ユリはレンガを壊して、咲く範囲を広げている。小さな庭は、すっかり野生の花畑になっていた。
今まで一度も手入れされていなかったリットの家の土がよほど合うのか、妖精の白ユリは庭中に咲き乱れている。
時々今みたいに引っこ抜いたり。土を掘り返して手を入れてやらないと、家の中までに生えてきそうなくらいに繁殖を続けてしまうのだった。
「しかし、そう乱暴に摘んでしまうと勿体無いではないか。命を刈り取ると言うのは、死神の鎌ごとく優しく摘むべきだと我は思うぞ」
「こいつらの命を全部刈り取るには、死神は一日中この家に常駐してなきゃいけねぇよ」
リットは人差し指をグリザベルに向けると、付いて来いと言う風に数回指を折り曲げた。
妖精の白ユリが植えてある花壇に向かう道は、リットの足跡で出来ている。妖精の白ユリが密集している場所に足を踏み入れるが、ちょうどリットの足の幅の分だけ土が見えていた。
リットはしゃがみ込むと、妖精の白ユリの茎部分を指した。
「これを摘む場合は、この部分からハサミで切るんだけどな。二週間もすりゃまた茎が伸びてきて花を咲かせるんだよ。チルカに聞いてもそんな早く伸びるわけがないって言ってたけど、元があった場所は太陽の光が殆ど差さない森の中だからな。環境が違えば虫がわくよりも増殖すんだ。うざってぇことこの上ねぇよ」
妖精の白ユリを植えた当初は、観察記録や育成記録を付けていたが、あまりに無節操に成長するせいで馬鹿らしくなりすぐにやめてしまった。
「ふむ……。ならばこれをヨルムウトル一面に植えれば、太陽の代わりになるのではないか?」
「朝焼けも夕焼けもわからねぇようなヨルムウトルじゃ無理だろ。すぐに光は消えるしな。それに、植えたとしても芽を出すには何年掛かることやら」リットは思いっきりあくびをすると、腰を叩きながら立ち上がった。「やりてぇなら種をやるよ。まだ余ってるしな」
「そうだな……。一応貰っておこう。パンプキン・ボムやセクシャル・キャロットのように育つかもしれんしな」
「そういや、ヨルムウトルに生えてる野菜は太陽の光がなくても育ってるな……」
「我の力があれば容易いことよ」
「……勝手に生えてきたって言ってたじゃねぇか」
「我が名付け親なのだ! ということは、我の力ということでもあるのだ!」
「どういうことかわからねぇけど、あんな不気味なものの名付け親にはなりたくねぇな」
リット達が庭から居間に戻ると、火にかけられた小鍋の前でチルカがびしょ濡れになっていた。
「なにやってんだ?」
「見てわかるでしょ。スープを作ってるのよ。アンタにバカにされないためにね」
小鍋の中にはコップ一杯分くらいの水しか入っていないが、野菜が浮いているのを見ると確かにスープなのだろう。
「なんで野菜がまるごと入ってんだ?」
「見てわかるでしょ。私の体で包丁が持てると思う?」
「スープの中にオマエの鱗粉が浮いてるぞ……」
「び……美少女の出汁入りなのよ……」
チルカは透ける服を腕で隠しながらくしゃみをした。
「食べ物で遊ぼうが構いやしないけどよ。遊び終わったらちゃんと捨てとけよ」
リットは興味なさそうに鍋から視線を外すと二階に戻っていった。
「ちょっと食べなさいよ! いや、食べられても気持ち悪いんだけど……っ。あー! もー!」
リットを言い負かすために作ろうとしたスープだが、自分が落っこちてしまったスープを飲ませたいわけもなく、チルカは行き場のない感情にまかせて手足をバタバタさせた。
チルカの様子を見て、グリザベルも二階に上る前に声を掛けた。
「湯浴みにハーブを浮かせるのは我もよくやるぞ。その……、野菜も肌には良いはずだ」
「下っ手くそなフォローはいらないわよ!」




