41話 口伝
翌日の早朝、廃墟と化したトントの街を離れた一行はキロンの村を目指して山を越えていく。
初の山越えかつ全力疾走でロベルトが死にそうになっていたものの、それ以外は何の問題もなく一行は無事キロンの村へと辿り着いた。
村に戻った一行に気付いた村人達は、一人、また一人と歓声をあげてサトゥン達を囲むように集まっていく。
『サトゥン様が帰ってきた』と村人達は喜び、おかえりなさい、おかえりなさいとサトゥンへと労いの言葉を発していくのだ。
村人達に胸を張り、高笑いと共に『出迎え御苦労である!』とこれ以上ないほどに満面の笑みを浮かべてサトゥンは小躍りしていた。
そんなサトゥン達を眺めながら、ロベルトはあんぐりと口をあけることしかできなかった。
「サトゥンの旦那って……滅茶苦茶、人気じゃねえか」
「あはは、僕達の村の救世主様だから、サトゥン様」
「救世主というか、最早宗教でしょこれは。日々の布教活動の成果が出て何よりね、サトゥン教の司祭様?」
「聞こえません、何も聞こえませんわ」
弄って遊ぼうとするマリーヴェルの声を、ミレイアは両手で耳を塞いで聞こえないふりをした。
サトゥン達を出迎えた村人達だが、その中に見知った顔が何人もいたライティは、手をぶんぶんと振って応える。そう、流浪の民達である。
彼らは無事、村へと辿り着いたようで、既に村の中に溶け込んで生活を行っていたのだ。
溶け込むというか、むしろ一部だけ人外の彼らの方が、サトゥンが助けた隣村の人々よりも人間に近い容姿をしている為、何の違和感もないのだが。
花に群がるミツバチのように自身を取り囲む子供達を次々抱き抱えてはしゃぐサトゥンを放置して、一行は村人の中で探していた人物の姿を見つける。
無論、その人とはライティの母親であるフェアルリである。彼女の胸にライティがぴょんと抱きついて、フェアルリは難なくそれを受け止めた。
彼女の腕の中で、ライティはフェアルリにいつものようにぽつぽつと、彼女らしくマイペースにお願いするのだった。
「お母さん、教えて欲しいことがあるの」
「教えて欲しいこと?何かしら」
「邪竜王って何?邪竜王って、どこにいるの?」
ライティの言葉に、フェアルリは少しばかり難しい表情となる。それは困惑するような、迷うような、そんな表情だ。
腕の中のライティを一撫でして、フェアルリは自身に集まる視線を一度確認する。
勇者一行、その誰もが真剣な表情をして彼女を見つめているのだ。否、一名は子供と遊ぶことに夢中でそれどころではなかったが、彼以外の全員がフェアルリの言葉を待っていた。
そんな彼らに、フェアルリは軽く息をついていつものように柔らかな微笑みを浮かべ、告げる。
「少し、長いお話になります。落ち着ける場所に移りましょうか」
彼女の言葉に、一同は頷き、村人達に会釈をして村の奥へと進んでいく。
彼らの様子に感じるものがあったのか、遊んで遊んでとせがむ子供達を大人が邪魔をしないようにと言いつけ、村人達の集まりは解けていった。
フェアルリについていきながら、面々は村の様子を見渡していく。
従来からあった村人達の家、サトゥンが来てから作られた隣村の人々の家、そして新たに設けられている流浪の民のテントの数々と、建築中の家。
「今、この村の人達の協力もあり、私達流浪の民の家を作っているんですよ。
根なし草として渡り歩いた私達が、永き時を経て初めて安住の場所を得ることが出来た。皆様には、感謝してもしきれませんね」
「ぬはははは!構わぬ構わぬ、礼には及ばぬわ!私は見返りなど求めておらぬ!ただ私を褒めたたえ、ちやほやして持て囃してくれればそれでよい!」
「滅茶苦茶見返り求めてるじゃないのよ。私欲丸出し過ぎていっそ清々しいくらいに」
サトゥンの主張を微笑んで聞きながら、やがてフェアルリは岩壁の城――通称、サトゥン城へと辿り着く。
『大事なお話はこの中でするものと村長にお聞きしましたので』と語るフェアルリ。確かにこの場所は、サトゥン達がよく話し合い等に用いているが、逆に言うと、それくらいしか使い道が無かったりする。
今では立派な子供の遊び場の一つとなっているこの場所だが、サトゥンはそれはそれで構わないらしい。
彼曰く、この城は勇者として自分が名を挙げた後、最後に住まう場所であり、その時まで何に使われようと構わない、とのことである。
それなら全部終わった後に作ればよかったじゃないというマリーヴェルの突っ込みは全て聞き流す勇者サトゥン。勇者はせっかちなのであった。
鍛錬の時、いつも昼食を取る時に使っている会議室。その馴染みの場所に一同は腰を下ろし、フェアルリの説明を待つ。
「邪竜王……邪竜王セイグラード。この名を知っている者は、はたしてこの大陸に一体何人いるでしょうか。
かつてこの大陸で暴れ回った悪逆非道の暗黒竜。最早魔物とは呼べぬ力を得た、世界を征する暴君、それが邪竜王セイグラードです」
「聞いたこと無いわね……そんなに強く暴れ回った化物なら、伝承として残っていても不思議はないでしょうに。
その邪竜王っていう奴が暴れ回ったのって、今からどれくらい前の話なの?」
「伝えきいた話では、二千年以上も前の話となります。数多の竜の部下を従え、大陸の人々を恐怖に陥れたそうですよ。
伝承として残らない理由は簡単です。彼は人間に拠って封じられた訳ではないのです。
人間の手に拠って打倒されたり封ぜられたりしたのならば、英雄譚として語り継がれていたでしょう。
ですが、彼は人間の力ではなく、同族の竜によって、その身を封じられたのです。故に、口伝でしか話が伝えられていないのですよ」
――邪竜王セイグラード。今より遥か昔、この世界を支配せんと暴虐の限りをつくした古竜の王。
邪竜王は数多の竜兵を従え、世界中で暴れ回り、己の欲望のままに弱き人間達の命を奪っていった。世界は我がモノであると、この世に恐怖の象徴としてその名を轟かせたのだ。
だが、邪竜王の支配は長くは続かない。邪竜王の増長を許し難いと、一匹の古竜が彼に牙を剥いたのだ。
その竜は邪竜王と同格の力を持っていた。邪竜王とその竜の死闘は七日七晩続き、僅かな差でその竜へと軍配が上がったのだった。
しかし、邪竜王を完全に滅ぼすことはその竜をもってしても叶わない。それほどまでに、邪竜王の力は強大であったのだ。
苦肉の策として、その竜は邪竜王を深き大地の底へと封ずること決める。己が死なぬ限り、その封印は決して解けぬよう、厳重に封印を重ねてゆく。
竜と竜の、恐ろしき程の死闘の果てに、邪竜王はその姿をこの世界から消されたのだった。耳を傾ける一同に、フェアルリは話を続ける。
「邪竜王セイグラード、その名はかつての大陸の支配者であり、この世界で二度と姿を見せることはないであろう強き古竜の名前なのです」
「その、この世界で二度と姿を見せることは無いっていうのは、封印した竜がいるからかい?」
「そうです、ロベルトさん。その竜は邪竜王セイグラードを超える、この世界に現存する最強にして最古の竜なのです。
その者が死なぬ限り、邪竜王セイグラードはこの世に再び現れることはありません。
そして、その古竜はこの世界のどこか遥か地の底で眠り続けていると聞きます。その最強の古竜――魔竜レーグレッドが在る限り、邪竜王セイグラードの復活はありえないのですよ」
魔竜レーグレッドの名を聞き、一同の誰もが納得をする。その名をしらぬ者はいないほどに、レーグレッドの名は有名なのだ。
かつて千年も前に、この世界で暴れた竜を止めた人類最強の英雄の物語。その英雄の命とひきかえに、レーグレッドは永き眠りについたという。
現在伝承されている最強の化物なのだ、その竜に封印されたというのならば、フェアルリの有り得ないという言葉にも説得力が増す。
だが、しかしである。その有り得ないという壁を、容易にぶち壊して高笑いする存在が、この世界には存在してしまったのだ。
フェアルリの話を楽しそうに聞きいる勇者サトゥン。どれほど魔竜レーグレッドとは強いのだろうと楽しげに夢想する彼だが、彼が魔竜レーグレッドと対峙する事は、もう二度とありえない。
何故なら魔竜レーグレッドは、彼が――勇者サトゥンが既に退治してしまったのだから。
彼が魔人界から人間界に転移し、リアンと出会い魔物退治を頼まれ、その際に間違えて倒してしまったのだ。サクッと、あっけなく。本当に、あっけなく。
おまけにその魔竜レーグレッドに対してサトゥンが評した言葉は『脆弱なトカゲ』であった。人間界最強の古竜に対して、である。
だが、当人のサトゥンはそれが魔竜レーグレッドであったなどとは当然知りもしなければ気付く訳もない。人間界にきて一時間と経たずに殺したトカゲとしか認識していないのだから。
もし、魔竜レーグレッドを殺したことで邪竜王の封印が解けそうになっているというのならば、何という神の悪戯か、その原因はサトゥンにあるということになる。
無論、そんなことには誰も気付かない。気付けない。そもそも魔竜レーグレッドとサトゥンの関係なんか気付く訳が無い。
故に、彼らは真実を置き去りにして話を進めるのであった。魔竜レーグレッド、その身体は今、サトゥンの秘術によって隣村出身の娘、ラターニャの血肉と化してしまっていた。
ミレイアとは同じ歳のお友達であり、最近くしゃみと同時に獄炎のブレスが出ることと、村の動物達が彼女を見ると恐怖のあまり失神してしまうことが悩みの可愛い女の子である。
「魔竜レーグレッドがいるなら、封印は絶対に解けない……けど、妙だ。
それなら何故、奴らはライティを必死に攫おうとしてたんだ?あいつらは、ライティを邪竜王復活の生贄にしようとしていた。
レーグレッドが生きているなら、そんなことをしても無駄なんじゃないのか?」
「そこがよく私も分からないのです。魔竜レーグレッドは強大な竜、人間の一人や二人の力でどうこうできるものではありません。
例え彼らがレーグレットの封印を出し抜く為の方法を見つけたとして、それが人間の生贄程度の力で解呪出来るとは到底……」
「だけど、あいつらはライティを名指しで指名してたぜ。こいつを生贄にすれば、邪竜王は復活できるって確信してるような感じだった」
「……最大の障壁がないのかもしれん。理由は分からんが、既にレーグレットは死に絶えたならばどうだ」
「それだと、何もしなくても邪竜王ってやつが復活するだけじゃないの?生贄なんていらないじゃない」
「――封印にレーグレッドが細工を施してるとしたら」
ライティの言葉の意味を全員が視線で説明を求める。それに応えるように、ライティは話を続けていく。
「封印の術式の起点と解放点を自分の命だけに拠るなんて、私ならやらないし考えない。
魔竜の立場に立って考える。自分の命が消えたら、封印しか出来ないほどの強大な相手が再びこの世界に現れるなんて絶対にさせない。
邪竜王が復活してしまったら、自分が居ないこの世界を支配するなんて造作もないことだろうから。そんなこと、易々とさせる訳が無い」
「それはつまり……ええっと、どういうことですの?」
「封印に鍵を作る。自分の命が錠前なら、それを開く為の鍵を別の場所に隠す。
それならば自分が死んでも、封印は解けない。もし、自分の後継者が世界を支配しても、邪竜王は蘇らない。私ならそうする」
「つまり、その細工というものがライティとメイアの可能性があるということね……人間、それも数千年も後の人間に、そんなことが出来るの?」
「魔竜が鍵を植え付けた人間の子孫なのかもしれない。私も、そのメイアという人も」
全ては推測だけど、そう言葉を結び、ライティはロベルトの膝の上でぺこりと頭を下げる。
魔法に関する知識ならば、この中で他の追随を許さないライティの発言だ。彼女がそういうのならば、そのような細工が出来るのかもしれない。
だが、それが真実だという証拠は何もない、あくまで推論だ。だが、他に根拠にする手がかりもない。
一度、ライティのそれらが真実だと仮定した上で、一同は話を進めていく。
「もしそれが合っているとしたら……魔竜レーグレッドが既に誰かに滅ぼされたということ?
ああもう、何処の誰か知らないけれど、余計なことをしてくれるわ……地面に眠ってるモグラなんか、放っておけばいいのよ」
「むふん、それだけ名の残る魔竜とはさぞや退治し甲斐があったであろうな。我が手で葬れず、残念だ。むはは!」
「いや、いくら旦那が強くても魔竜レーグレッドは相手が悪いだろ……この世で一番強い化物って言われてるんだぜ?」
「ふははははは!そんな相手を倒してこそ、勇者の株があがるというものよ!」
「まあ、株を上げようにもその魔竜とやらは誰かに倒されちゃってるかもしれないけどね」
「ぐぬぬぬぬぬ、誰だ、我が獲物を先に退治した狼藉者は!我が手柄を横取りするとは、勇者として許し難い!」
不満をあらわにするサトゥンだが、その狼藉者は他の誰でもなく自分自身なのである。誰も突っ込めないが。
そんなサトゥンをおいて、今まで黙っていたリアンが、フェアルリに向けて訊ねかける。それは、今回一番彼らがフェアルリに聞きたかったことだ。
「すみません、フェアルリさん。『邪竜王の聖地』、という場所に心当たりはありませんか」
「邪竜王の聖地、ですか?」
「もし知っていたら、お願いします、教えてください!
僕達の大切な人が、その場所に連れ去られたかもしれないんです。どうか、どうかお願いします!」
頭を下げるリアンに、込み入った事情があるのを感じ取ったのか、フェアルリはこくりと力強く頷き、リアン達に説明を始める。
邪竜王の聖地、それは魔竜レーグレッドが邪竜王を封じた呪われし大地。植物は咲かず生えず、死の大地が広がる場所。
それはこの地より、遥か北東にある断崖に覆われた孤島。その場所こそが、邪竜王の眠る場所であった。
だが、その地は説明通り断崖絶壁に覆われており、船での進入は不可能。人が決して入れぬ場所なのだ。
その説明を受け、どうしたものかと頭を悩ませる一同だが、サトゥンの一言で解消される。
「すなわち空からゆけば問題ないのであろう?くはははは!案ずるな、我に策有り!
何、明日までに準備は整えておこう。お前達は何も心配する事は無いわ!」
「サトゥンが自信満々なときって、ロクな目にあった記憶がないんだけど……一応、信頼してるけど」
「うむ!それでは明日の朝、日の出と共にその邪竜の聖地とやらに向かう!それまで各々しっかりと身体を休めておくのだ!がははははは!」
サトゥンの言葉に一同は頷き、明日からの旅の準備を始める為に、その場は散開となる。
だが、サトゥンだけはその場に残されることになる。出ていこうとするサトゥンに、フェアルリとライティが待ったをかけたのだ。
何事かと足を止めるサトゥンに、フェアルリは真剣な表情で、サトゥンへと訊ねかけるのだ。
「サトゥン様、貴方に一つだけお聞きしたいことがあります」
「ほむ?ぬはははは、よかろう!勇者サトゥンの秘密の全てをお前に解き明かそうではないか!さあ、何が知りたいのだ!」
「貴方が村の者達に使った蘇生術について、です」
「ぬ、あれは蘇生術ではなく、我ら魔神のみに許された秘術、魔人創生というものだ!
何だ、まさかあれを使いたいから教えてくれというつもりか!ぬははははは!残念だが、あれはお前達が使うには……」
「……その秘術を、今ここでやれと言われた時、貴方は出来ますか?」
フェアルリの言葉に、サトゥンの表情から茶化すような笑みが消える。
その表情の変化に、ライティは確信を得る。小さく息をつき、とことことサトゥンへと近づいて、杖を両手で握って軽くサトゥンの頭を叩く。
ぽこんぽこんと杖でサトゥンの頭を叩いた後、少し怒ったような表情で、説教するのだ。
「その秘術、もう二度と、使っちゃ駄目。サトゥンの命が、村人達から感じられるなんて、異常過ぎる。
サトゥンは変。サトゥンはおかしい。サトゥンは自分のこと、何も考えてない。武器の時もそう、村人の命のこともそう。
自分を蔑ろにし過ぎてる。自分を大切にしないサトゥンなんか、嫌い」
ぽこぽこと叩き続けて説教するライティに、サトゥンは困ったような表情を浮かべたものの、やがていつものように力強い笑みを浮かべてライティの頭を乱暴に撫でるのだ。
『お前達は何も心配する事は無い。勇者は無敵だからな』と、自信に満ちた笑みを浮かべて。
その笑顔が、まるで反論は許さないという意志が込められているようで、フェアルリは黙すことしか出来なかった。
用は済んだとばかりに部屋から出ていこうとしたサトゥンだが、扉の前で足を止めて、顔をそちらに向けることなく言葉を紡ぐ。
「――心配せずとも、あの術式はもう二度と私には使えんよ。あれは魔神格にのみ許された力なのだから」
それだけを言い残して、サトゥンは室内から去って行った。
彼の背中を見つめながら、ライティ達もまた彼を追うように村へと戻ろうとしたが、その脚は止まることになる。
去っていた筈のサトゥンが、何故か部屋に戻ってきて、胸を張って高笑いしながら二人に主張をはじめたからだ。
「だが勘違いして貰っては困る!あの力が使えぬとも、私が勇者として劣ると思われては心外だ!
故に、今からお前達に私が勇者として如何に優れているかをしっかり説いてやることにする!ぬははは!ミレイアが毎日受けているサトゥン講義の時間である!
まず、お前達にも最初に知って貰わねばならぬこと、それは私が勇者として目覚めた切っ掛けのことだ。あれは私が魔人界にいたある日のことだ――」
「すみません、サトゥン様。私、これから夕食の準備を始めないといけませんので」
「私も手伝う。またね、サトゥン」
「ぬ、こらこら、どこへいこうというのだ。まあよい、歩きがてら私が話をしてやろうではないか!ぬはは!」
それからサトゥンは、料理の準備を始める二人の傍をしつこいほどにまとわりついて、延々と勇者誕生秘話を語っていた。
二人がサトゥンから解放されたのは、夕日が沈み切る時刻となる。魔界から人間界へと転移した話に差しかかった頃で、晩飯の時間であるとサトゥンは慌ててリアンの家へ走り去っていったのだ。
余談であるが、ライティの頭にサトゥンの語る勇者話は、無論微塵も残っていない。
勇者の話より、作った料理をロベルトに食べさせてあげることで彼女の頭はいっぱいだったのである。
サトゥン「俺の長話をきけ」フェアルリライティ「お断りします」 次も頑張ります。
ここまでお読み下さり、本当にありがとうございました。




