頂に登るは天使か鷲か4
入場ゲートに向かう鷲介たちRバイエルンのスターティングイレブン。カチャカチャとスパイクの音が響いている。
その足取りはゆったりとしているが遅くはない。皆の顔には自信がみなぎっている。
入場ゲートにくると先にやってきていたRマドリーイレブンの姿が見えた。こちらに気づいた彼らの幾人かは前回のように声をかけてくるが、その態度や表情には強い覇気が見えた。
鷲介も近くにいるラウルを見る。こちらに気づいた彼は小さく首を振り鷲介は手を上げてそれに応える。
そしてラウルは再び正面を向く。そんな勇ましい様子の彼を見て鷲介は小さく笑み、同じように前を向いた。
(やる気満々のいい顔だ。
それでいい。それでこそ全力で叩き潰しがいがある)
そう思っている鷲介に隣から声がかかる。
視線を向ければ思った通り、セルヒオの姿があった。
「一週間ぶりだな。……しかしラウルもお前もいい顔しているな」
「セルヒオさんもですよ。最初に会った時とは別人に見えます」
「ははは、言うじゃねぇか。
まぁこの状況でこの間みたいな暢気な顔をするほど馬鹿じゃねぇからな」
そう言って笑うセルヒオ。しかしその笑みは宿敵を前にした獣が浮かべるそれだ。
「わかっているとは思うが改めて言わせてもらうな。
この試合、きっちり勝って決勝に行かせてもらうぜ」
「俺たちもです。二戦とも勝利すればどちらが強いのか、決勝に行くにふさわしいのかはっきりするでしょうから。
バルセロナ・リベルタの二の舞にしてあげますよ」
「そうか。──なら何が何でも負けるわけにはいかねぇな」
宿敵というべきクラブの名を聞き、セルヒオの体から試合中のような戦意があふれ出す。それを見て鷲介、セルヒオが手を繋いでいるエスコートキッズが怯えた顔となる。
しかしそれも一瞬のこと。セルヒオは手を繋いでいる少年の頭を撫でると鋭い視線をこちらに向けて列に戻っていく。鷲介も自分のエスコートキッズをつたないスペイン語で和ませる。
主審たちから声がかかり両チームの選手はピッチに入場する。流れる壮大なBGM、アウェー特有のピリピリした空気。それらを聞き、感じながらも鷲介は適度な緊張を保つ。
セレモニーが終わりピッチに散っていく両チーム。両チームのスタメン、システムは前回と同じだ。
ジークと共にセンターサークル内にいる鷲介。周囲を見渡し、最後にラウルを見て表情を引き締める。
前回初めて彼に勝利した。だがまだ一勝だ。
(この試合に勝って借金を返済させてもらうぜ)
心中で呟くと同時、主審の笛の音が鳴り響く。ジークがボールに触れ、鷲介は反転して後方にボールを蹴りだした。
開始されたCL準決勝セカンドレグ。ピッチが試合開始直後とは思えないほど熱が高まっているのを感じながら鷲介は自分のポジションに移動する。
リュカの傍にやってきた鷲介。周囲を見ながらボールがある自陣の方に視線を送る。
するとボールを収めたクルトが睨んできた。──いや、意志のこもった視線を投げかけてきた。
(了解)
心の中で頷いたのと同時、クルトがロングボールを蹴ってきた。
強く速いそれはあっという間にハーフェーラインとRマドリーの最終ラインを超えた。
縦パス一本による裏抜け。鷲介というスピードドリブラーがいるのだから当然相手は想定しているだろう。
しかし開始直後に──それもクルトが行ったそれはRマドリー、そして味方であるRバイエルンイレブンの不意を突いた。唯一反応したのは鷲介だけだ。
抜け出しボールを受けた鷲介。飛び出してきたボールと前に出ていたGKの位置を見てボールを浮かせる。
ジャンプするビクトルだがボールは一瞬早く彼が手を伸ばしたところを通過。ゆっくりとバウンドしてゴールネットに収まった。
(よし、先制──)
と思った時だ。主審が笛の音を高く鳴らす。
ゴールのものではないその音を聞き鷲介は反射的にサイドラインの方を見る。すると案の定、ラインズマンが旗を上げていた。オフサイドだ。
(開始直後の奇襲。上手くいったと思ったが、そう簡単にはいかないか)
前回の試合と同じく、オフサイドの仕掛人はセルヒオだ。こちらを見ている彼の顔は二やついている。
もっともその笑みは若干引きつったものだ。おそらく彼としても咄嗟の行動だったのだろう。
それを見て先制点が幻に終わったことへの無念が半分和らぐ。
そして鷲介は確信する。今日の自分は絶好調であると。
◆◆◆◆◆
「うーん、オフサイドか」
「厳しい判定ね。VARチェックでも微妙な感じだし、ゴールを認めてもよかったんじゃないかしら」
「そこはホームチームへの微妙な判断があるんじゃないかな」
深夜三時を回った日本。隆俊が暮らすアパートの一室で彼と英語で話すのは寝間着を着た銀髪の美女だ。
彼女はチェルシー・ウィンストン。隆俊より三つ年上の21歳。日本の英会話学校で働く教師だ。そして隆俊の恋人でもある。
「それにしても相変わらずヤナギ君の飛び出しは凄いわね。
さすがブルーライオンCFCの猛者たちを手玉に取っただけはあるわ」
真剣な眼差しで言うチェルシー。彼女は横浜グランマールとパートナーシップ提携をしているイングランドリーグの強豪、ブルーラインCFCの熱狂的なファンでもある。
そのためRバイエルンとの試合でブルーライオンCFCが負けた翌日は落ち込んでおり、セカンドレグの観戦中は別人のように興奮していた。鷲介を応援している隆俊としては複雑な思いだった。
(シーズン前よりもさらに飛び出すタイミング、精度が上がっている。
僕も成長したと思うけど、彼に比べるとまだまだだと実感するなぁ)
18歳の隆俊も昨年、横浜グランマールのトップチームデビューを果たし、正式にプロ契約を交わした。
年明けのキャンプやプレシーズンマッチでそれなりに活躍し迎えた今季のJリーグ。現在11節まで終了しているうちスタメンで出場したのは6回、途中出場は3回。他二回はベンチだったが出番は無し。
CB、SBもこなせる隆俊はそれなりにチームに重宝されているようだ。
そしてここまで1ゴール3アシストを上げている。年齢にポジション、出場回数を考えればいい成績だと言える。
隆俊自身も去年と違いプロの動きやあたりに慣れてきており、代表クラスが相手でもなければそう簡単に突破されることもなくなってきた。
確かに感じられる実力の向上。しかし親友はさらに速く、高い位置にいる。憧れ、同時に嫉妬する思いもある。
(気にしてもしょうがない。ひとまず僕はこのまま結果を残して代表に選ばれるのを目指すだけだ。
それがイングランドリーグに移籍する一番の近道なのだから)
隆俊にも当然海外のクラブへ移籍したい思いはある。そしてそれは幼い頃より憧れてきたイングランドリーグだ。
横浜グランマールのジュニアユースに移籍したのも、提携しているブルーライオンCFCの関係者の目に留まることを少しは期待してのことだ。
とはいえイングランドリーグに移籍し試合に出場するにはいくつかの条件があり、最も簡単なのが労働許可証の獲得だ。
日本人選手がイングランドリーグに移籍し試合に出場するには代表に選ばれ、一定試合数出場し続けることが条件だ。
昔よりいくらか緩和された労働許可証の獲得。隆俊は現在U-20代表に選出されており出場機会も多い。条件はクリアーしているがさすがに今現在、イングランドリーグに行く気はないし、オファーもない。
(せめて新人賞、もしくはベストイレブンに選ばれない限り、イギリスの地を踏むようなことはできないからね)
そう思っている中、目の前の液晶テレビでRマドリーとRバイエルンの試合が行われている。
チェルシーと話しながら見ている試合。あっという間に前半二十分が経過。スコアはまだ動いていない。
「Rバイエルン、攻めに攻めているね」
「鷲介の幻のゴールで勢いがついたんだろうね。先制すればさらに有利になるだろうし」
ここまでRバイエルンが迎えた決定的チャンスは──鷲介の幻のゴールを除いて──二度。
まず前半11分、フランツ、アントニオ、鷲介の三人がトライアングルによるパス交換で敵陣中央を突破。
センターレーンを防がれるも右サイドを上がってきたフリオにボールが渡り上げた高速センタリングを上げ、最後はルイスより早く反応したジークフリートがヘディングを放った。
ゴール右に飛んだボールにビクトルも反応するが手は届かない。しかし狙いすぎたのかボールはポストに当たりラインを割ってしまった。
次は18分、CKのこぼれ球をブルーノが拾う。寄ってきたセルヒオを近くの味方にパスを出すふりをして騙し左サイドを突破。
すぐに追いついたセルヒオに引っ張られながらも強引に上げたグラウンダーセンタリングがペナルティエリアにいたエリックに届く。
ゴールに背を向けていたエリックだが鋭い動きで中に反転して強烈なシュートを放つ。ビクトルのグローブがボールを弾くもこぼれ球にジークフリートやニコラたちが駆け寄りゴール前は大混雑。
最後はセンターレーンに跳ね返ったボールを突っ込んできたアントニオが強烈なミドルを放つが、ビクトルのパンチングがゴール右に飛んだボールを弾き飛ばしてし、リュカがボールを大きく蹴ってサイドラインを割るのだった。
「それにしてもRマドリー、リードされているのに妙に動きがないね」
首をかしげるチェルシー。隆俊も同意見だ。
ここまでの試合展開は攻めるRバイエルン、守りカウンターするRマドリーといった妙な展開だ。1stレグを終えた現在の状況を考えれば、逆になっているはずだろうに。
Rマドリーも攻めているが迎えた決定機は十五分の一回だけだ。ドリブル突破を図ろうとしたエリックからルイスがボールを奪いカウンター。セルジュ、パウリーノとパスがつながりボールはRバイエルン中央付近にいたアーギアへ。
動き出していたラウル達ツートップにパスを出すふりをした彼は緩急独特のリズムと緩急の利いた動きとドリブルでドミニクをかわし、前に出たクルトが生んだスペースにスルーパス。
ラウルのオフ・ザ・ボールの動きでさらに大きくなった空白にエドゥアルドが飛び込みダイレクトシュートを放つ。普通なら得点となるシュートだがアンドレアスのスーパーセービングで失点は免れた。
(最低2-0で勝てば決勝に行けるけど、そんな上手くいくはずはないよね……)
今季攻撃力だけを注目されているRバイエルンだが守備陣も決して侮れない。元々Rマドリーと同じ攻守のバランスが優れているチームだ。
そんな試合展開に隆俊たちが眉をひそめながら見ていた前半二十五分だ。センターレーンにいた鷲介が高速シザースでシモンを抜き去った直後、シモンの背後から飛び出してきたセルジュが強引にボールを奪う。
そして彼から放たれるロングパス。Rバイエルンの左サイドに飛んだそれをアタッキングサードとミドルサードの境目にいたパウリーノが収め高速で駆け上がる。
パウリーノにブルーノが寄ってくるがスペイン代表の快速MFは前を塞がれるより早くボールを蹴った。
大きく左に飛んだボール。それにハーフレーンにいたエドゥアルドが真っ先に反応、飛びついてヘディングで右に落とし、ボールはアーギアの元へ。
アーギアの前を立ちはだかるクルト。しかしアーギアは全く動じる様子もなくパスを出す。クルトの斜め後ろにいるジェフリーに飛んだボール。しかしそれを斜めから走ってきたラウルがトラップすると同時に加速、ペナルティエリアに侵入
それを見越していたのか前に飛び出しているアンドレアス。しかしラウルは一対一となった次の瞬間、左のインステップシュートを放つ。ボールはアンドレアスの右手横を通過し、ゴールネットを優しく揺らした。
「!」
「凄い……!」
画面の向こうで待望の先制点に喜ぶRマドリーイレブンを見ながらチェルシーが感嘆の息を漏らす。
そして隆俊は驚きのあまり声が出ない。今のラウルの動きがあまりにも無駄がなく、そして普通だったからだ。
”ゾディアック”の鷲介のような速さもなく、カールのようなパワフルでもない。誰にでも可能な、教科書に載るようなゴールシーン。あの場面でのベストな動きとベストなシュート。
しかし驚くべきことは、それをRバイエルン──同格のチーム相手にやってのけたことだ。世界トップクラスの選手たちに、当たり前のプレーで得点した。
これがどれだけ凄いことか、そしてDFとしてはどれだけ屈辱的か。ごく当たり前の──予測し、対処できるような──プレーで得点されるほど守っている側のプライドは強く傷つく。
スコアが動いた後、Rバイエルンがより攻めに転じる一方、Rマドリーは得点以前と同じ状態だ。
どちらもチャンスを生み出すも危険なシーンはない。しかしどちらが優勢かと言われれば、隆俊はRマドリーと答える。
(まだ一点リードされているのに。何だろう、この余裕は)
そう、余裕だ。先程よりRマドリーの方に注視したため隆俊は気づく。彼らの奇妙な余裕に。
それが何なのかわからないまま試合は続く。そして前半四十一分、RマドリーがFKを得る。
場所は右ハーフレーン寄りのセンターレーン。距離は二十五メートルといったところか。
セットされたボールに近づくのは高いFK精度を誇るアーギアとセルヒオだ。
アーギアはスペインリーグ屈指の精度を誇るキッカーとして有名だ。またセルヒオもアーギアほどではないが強烈なロングシュートを武器としておりシーズンに数回、FKやエリア外からゴールを奪っている。
(どちらが来るか……。追加点は防ぎたいな)
壁の中に入った鷲介を見ながら隆俊は思う。そして主審の笛の音が鳴り響き、アーギアたちが同時にボールに駆け寄った。
先にボールに寄ったアーギア。しかし彼はぎりぎりでボールを避け、直後にセルヒオが後ろからボールに向かってきた。
セルヒオが放ったロングシュート。それは超低空の軌道で飛び、ジャンプしたRバイエルンイレブンたちの壁の足元をすり抜けてゴールに向かう。
しかしコースはやや甘く、反応していたアンドレアスのグローブがボールを弾く。
零れたボールに群がる両イレブン。少しして鷲介がボールを大きく蹴りだすが、正面を塞いだラウルの顔面にボールが当たり、白と黒の球体は空に浮く。
ちょうどペナルティアークの真上に浮いたボール。それに一番近くにいたドミニクが対応しようとするが、それより早く、Rマドリーの十番が動いていた。
ゴールに背を向けて跳躍するアーギア。しかしその動きには一切の迷いはなく、まるで得物に襲いかかろうとしている猛禽を思わせる。
彼が繰り出したオーバーヘッドシュートは見事ボールを捕らえた。やや浮いた、弧を描く軌道だがボールの勢いは強く、立ちはだかっていた選手たちの頭上を越えてRバイエルンゴールに向かい、ゴールサイドネットに突き刺さった。
「何てファンタスティックなシュートなのかしら!」
再び感嘆するチェルシー。アーギアのスーパープレーに隆俊も唖然となる。
DFたちの頭上を越え、しかも威力のあるシュートもだが、何より驚いたのはオーバーヘッドシュートをする一連の動きに一切の迷いがないことだ。
今まで生、または記録映像でいくつものオーバーヘッドシュートを見てきた隆俊だが、今のシュートはその中でも神技と称されたそれと遜色がない。
(『オーバーヘッドマスター』……。まさにその異名に相応しいゴールだ)
二点リードし、完全に波に乗るホームチーム。一方流石のRバイエルンも攻める勢いが衰え、全体的に下がりだす。
当然の判断だ。ここで無理をして三点目を失えば致命的だ。ただでさえ優勢だった状況が逆転してしまったのだから。
守りに入るRバイエルンだが、攻勢に転じたRマドリーは幾つものチャンスを作りかける。
そしてそれらに必ずラウルが関与しているのを隆俊は気づく。
長所であるトラップや動き出しだけではない。パス、ドリブル、シュートなどFWに必要なすべての能力、さらに走力や個人戦術、視野、味方との連携も非常に優れている。
世界最高峰の選手たちのそれよりは低い。しかし全てが世界トップレベルという奇跡のような調和だ。
チームの主役になれるし黒子にもなれる。そんな選手なのだ、ラウル・ルーカス・エルナンデスは。
(あの時と変わっていないな彼は。あの時と同じで、しかし世界のトップレベルにまで上り詰めている)
U-12デザフィアンテカップの時に感じた戦慄。それを思い出しながら隆俊はRマドリーの7番に強い視線を送るのだった。
◆◆◆◆◆
前半終了の笛の音をヨアヒムはエスタディオ・アルフォンス・ジェステのシートに座りながら聞く。
「さすがラウルだ! 我らRマドリーが誇る天才!」
「アーギアのオーバーヘッドも凄かったな!」
ワイワイと喜ぶのは周囲にいるRマドリーサポーターだ。彼らと共にヨアヒムもシートから立ち上がりトイレなどの所用を済ませて席に戻る。
今日、ヨアヒムがエスタディオ・アルフォンス・ジェステにいるのはヤナギの視察だ。しかしRバイエルンサポーターがいるアウェー席に座ったら大騒ぎになることはわかり切っているため、ホームチームの席にいるのだ。
自分はクラブのOBでもあるしドイツでは知名度もある。そして今は代表監督も務めている。無用の騒ぎや憶測をいくつも重ねたでたらめな記事を生み出すきっかけは作りたくはない。
(しかしヤナギくん、見事に成長していたな)
最後に会ったのは三月の代表戦。あの時も不安定なチームの中で一人、際立った動きを見せていた。
そして今もそうだ。結果こそ出なかったもののRバイエルンの攻撃陣の中で一番、Rマドリーを追い込んでいたといっても過言ではない。
前半開始直後の幻の先制点もだがドリブルとスピードという持ち前の武器を持って白い巨人たちの守備網を突破、切り裂いていた。
シーズン前のようなそれに頼り切っただけではない。より周囲や味方、敵の状況を把握してからの行動だ。CLにおける激闘が彼の未成熟な部分をしっかりと成長させてくれたのだろう。
(しかし、それだけではな)
はたして彼は気づくだろうか。Rマドリーが試合中何をしているのか。
自分の指揮するチームが何をされているのか、トーマスはそれに気づき選手たちに助言できるだろうか。
(もし気づけなければこの試合、さらに差がつくかもしれないな)
前半ベンチから微塵も動かなかったRマドリーの監督、ジョゼップ・ステファノ・ベルナベウを思い出し、ヨアヒムは心中で呟くのだった。
リーグ戦 23試合 24ゴール10アシスト
カップ戦 2試合 1ゴール2アシスト
CL 9試合 14ゴール4アシスト
代表戦(二年目)7試合 13ゴール3アシスト




