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【コミカライズ ネット小説大賞八受賞作】拳王 ~俺はゼロからふたたび現実世界で全ダンジョンの攻略をして地球を救う~【Web版】  作者: 陽和
第6章 ~世界進出編~

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最上級職挑戦編⑬~アントネストへ~

ご興味を持っていただきありがとうございます。

本作のタイトルを改名した【ネトゲ廃人の異世界転生記】が発売中です。

アマゾン等で全国の書店にてお買い求めできるので、よろしくお願いします。

購入報告お待ちしております!


次回の更新は10月18日です。

「五月雨ライトニングフィスト!!」


 数十の雷の塊が蟻たちに撃ち込まれるが、デッドフレイにいる敵が減った様子は見られない。

 全長が20メートルほどあるレインボーリザードは尻尾が千切れ、片腕が無くなっていた。


(こいつが倒されたら、蟻たちがアフリカ大陸の侵攻を始めてしまう!)


 ホーリーヒールでレインボーリザードを治し、ソルジャーアントから守るように戦い始めた。


 ソルジャーアントは1体1体が上級モンスターで、意思疎通を図って連携をしてこちらを攻撃してくる。

 今も、俺が多数のソルジャーを倒してからレインボーリザードを治すと、距離を取って囲み始めていた。


(さすが一番入りたくないダンジョンナンバーワンの敵だ……鬱陶しすぎる)


 上級上位クラスであるレインボーリザードも同時に相手にしなければならなくなるときつい。

 しかも、俺が知っている姿よりもはるかに大きくなっているため、倒すのに相当消耗するのは覚悟しなければいけない。


(いっぺんに戦うと必ず疲弊する……)


 この地域が放置されていたからなのか、レインボーリザードはレイドボスモンスター級に強くなっているようだった。

 その証拠に、周りには俺が倒したソルジャーアント以外の亡骸が大量にあり、同じ上級モンスターとは思えない。


『待ってください。私は味方です』


 警戒して距離を取ろうとしたら、俺の頭に安堵したような声が響いてくる。

 声の感じがレべ天に似ているため、どこから声がするのか探したら、多数のソルジャーアントが俺へ襲いかかってきていた。


 すると、その蟻は俺を守るようなレインボーリザードの尻尾に薙ぎ払われ、胴体が弾け飛ぶ。


「どうしてモンスターが俺を守ろうとしているんだ……」


 レインボーリザードは俺の様子をうかがい、距離を縮めてきていた蟻たちへ虹色のブレスを浴びせていた。


「マルチプルファイヤーアロー!!」


 思わぬ好機が到来したため、俺も数千本の炎の矢を撃ちだして、一体でも多くの蟻を焼却する。

 それでもなお、ソルジャーアントが減っているようには思えず、さらに拳へ力を込めた。


『ここは任せてください。あなたはこの奥にいるダンジョンの主を倒してください』


 ソルジャーアントを大きなかぎ爪で切り裂いているレインボーリザードが俺を見てきていた。

 意思の疎通が図れる相手であることを認識し、旋風脚で敵を切断しながら声を出す。


「どれくらい持つ!?」

『あなたが回復してくれたので、半日ほどはどうにか』

「わかった! ここを頼む!!」


 溢れるように出てきているアントネストの入口から蟻を退け、入る前にレインボーリザードを見た。


「あなたの名前は!?」

『このフィールドの守護者です。それ以外に名前はありません』

「ありがとう守護者よ!! あなたの稼いでくれる時間で必ずこのダンジョンをクリアする!!」

『よろしくお願いします!』


 巣の入口からまた蟻が出ようとしていたので、拳を振り下して炎の塊を撃ち出した。

 一時的に蟻が出てくるのが止み、その間に中を少し覗いてみる。


 中は薄暗く、外から様子はわからないため、暗視を発動させてから穴に飛び込む。

 ダンジョン内にも蟻がひしめき合うように存在しており、俺は一刻も早く主である【クイーンアント】の部屋を探すことにした。


(ここにダンジョンが生まれてからどれくらい経っているのか想像もつかない……)


 アントネストはクイーンが巣を作ってから拡大を始め、初期なら入ってすぐのところで主を倒すことができる。

 しかし、気配察知でダンジョンの大きさを計測したところ、ゲームでも体験したことがないほど地下まで巣が拡張されており、最深部がどこかわからない。


(これだけ広いとダミーもあるだろう……アントネストの攻略法は……)


 正直、俺は発生直後にできたアントネストしか入ったことがないため、このダンジョンの正当攻略法に関しては記憶がぼんやりとしている。

 やみくもに地下へ降りながら蟻を倒していたら、赤い色で装甲のような甲殻を持つ個体が現れた。


 ソルジャーアントでも【そいつ】の周りには近寄らず、俺の姿を見て止まっている。


(あれは……)


 俺が鑑定で相手の正体を探ろうとしたら、急に姿を消した。

 それと同時に背後で翅の音が聞こえ始め、距離を取ろうとしたらソルジャーアントが密集してくる。


(あいつはっ!? 思い出しだぞ!!)


 気配察知の範囲をせばめて、空中から俺へ攻撃しようとしているモンスターの正体に目星を付けた。

 両手に魔力を集中し、モンスターながらにテレポートを行なった【そいつ】からの襲撃にそなえる。


「パリィ!! パリィパリィパリィパリィ!!!!」


 ソルジャーアントもろとも俺を切り刻むつもりなのか、狂ったように周囲を巻き込みながら衝撃波をともなう攻撃をしてきていた。

 赤い蟻のソルジャーアントよりも太くて鋭い爪を弾いていると、自然に後退してしまう。


 周囲のモンスターは自然といなくなり、ここにいた蟻は地上へ向かっている。


(こいつは【アントナイト】……クイーンを守る3体の《最上級》モンスターだ)


 ナイトの相手をしながら地上へ向かうモンスターを止めることができず、できる限り早く対処しなければレインボーリザードの負担が増えてしまう。


(一撃が重い……温存なんてしている場合じゃない!!)


 片手でパリィを行い、逆の手で赤い魔力を濃縮した一撃を繰り出してアントナイトの胸部甲殻を打ち砕く。

 胸を庇いながら翅を広げて逃げようとしているナイトアントを追撃しようとした。


 地上へ向かうモンスターの中から別の赤い蟻が飛び出してくる。

 そいつは腕が盾のように大きく発達しており、胸を砕かれたナイトと俺の間に割り込んできた。


「【アーマーアント】!! そこをどけ!!」


 貫くように放った一撃は盾のような腕に弾かれて、逃げるナイトを追おうとしたら回り込んで行く手を阻んでくる。

 2体目の守護者であるアーマーアントは、ナイトが逃げるまで俺の邪魔をするつもりらしい。


 ゲームでのアーマーアントはただ守備力の高い敵というだけの認識だったが、こいつもナイトと同じようにスキルを使用している。

 俺の攻撃を弾いたのも【パリィ】で、タイミングを合わされたら確実に防がれてしまう。


「こいつを倒すのが最優先か……」


 奥へふらふらと飛んでいったナイトが見えなくなってしまうと、アーマーアントも少しずつ後退していた。

 今こいつを後回しにした方が厄介なので、ナイトを逃がしてもこいつだけはここで倒す。


(クイーンを倒す時にこいつが残っていた方が面倒だ)


 腕が持つのなら、パリィはどんな攻撃も弾き返すことができる

 パリィの衝撃に耐えることに特化するように進化しているアーマーアントをどのように倒すか考え始めた。

ご覧いただきありがとうございました。

もしよければ、感想、ブクマ、評価、待ってますので、よろしくお願いいたします。


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9月17日より新連載を始めました。

同じローファンタジーになります。

ぜひ、こちらもよろしくお願いします。

https://book1.adouzi.eu.org/n7840gm/

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