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第119話 『モンスターカード!』で、ゲットしてみたら今度こそエルフですよ。

 ここでエルフの特徴を説明しよう!


 まず、この世界でのエルフとは、ゴブリンの亜種で有る。

 魔法を使う事ができ、知能が高い。ゴブリン語と人語の両方を理解するバイリンガルだったりもする。

 見た目も美しく、寿命も長い。ただし、それはゴブリンと比べてと注釈が付く。


 さて、オレが知っているエルフとは、その注釈の部分がゴブリンから人間に入れ替わる。


 そう、人間より見た目が麗しく、知能が高い!

 うむ! カードの裏面、知能のゲージがかなり高い! 見た目もかわいい! そりゃもう目に入れても痛くないくらい!

 それはいい! それはいいんだが……


 ――――どうして幼女なの?


 おい、クリスタルカード、どうなっているんだよ?

 百歩譲って、サイズがミニチュアだというのならまだ分かる。

 しかし、これ、明らかに年齢が足りてない、足りてないぞ!


 これ以上幼女増やしてどうするんだよーーー!


 はあっ、はあっ、……いかん、ちょっと興奮してしまった。

 レリンの奴は、鏡の前に行って嬉しそうにクルクル回っている。

 頭についている花冠がヒラヒラして、とても可愛らしい。


「ありがとうお兄ちゃん!」


 そう言ってオレの服の裾を握り締めて来る幼女。

 ニコッとした笑顔が、オレのよこしまな心を洗い流してくれるようだ。

 いやいやいや、そうじゃない! マジでどうなっているんだよこのカード!?


 えっ、このカードで透かして見た形になるんじゃないのコレ?


 オレは再度幼女をクリスタルカードで見てみる。

 うん、ちゃんと理想のエルフに見るな。……ん? 見えるぞ? なんで見えるんだ?

 この幼女はすでにモンスターカードでゲット済み。ゲット済みの奴なのになんで違う姿に見えるのだ?


 オレはクリスタルカードでロリドラゴンを見てみる。なにやら壁のようなものが見える。

 壁というより、鱗? ……まさかコレ、ドラゴンの足?

 ちょっと離れてみる。うん、足っぽい。


 ということはコレ……クラスチェンジ!?


 前世でやっていたカードゲームの中には、特定の条件を満たすとクラスチェンジできるシステムが多々あった。

 うむ、コレは試して見ないとな! うん! 決して疚しい気持ちは無い!

 そしてオレはレリンに向けてクリスタルカードを掲げる。


『モンスタークリスタルカード!』


 何もおこらない。アレ? 叫び声間違えたか?

 キョトンとこっちを見てくるレリンちゃん。

 おかしいな? ロリドラゴンの方へ向けて見る。ピカッと光始めた!


『キャンセル! キャンセル! きゃんせるううう!!』


 ウオッ! ヤベッ!


 なんとか収まった。どうやら20レベルを超えないとクラスチェンジは出来ない模様。

 ふう、嫌な汗が止まらない。

 ただでさえ手に負えないのに、マジもんのドラゴンになったらどうなることやら……


「で、カードを使ってしまったと」


 その日の夕方、ラピスの前に正座をさせられているオレであった。


「いいですかお坊ちゃま、そのカード、さらに貴重になったのをお分かりですか?」


 そうなのだ。今回合計レベル220でカードが増えなかったのだ。

 今まで20レベルおきに増えていたのが、200レベルでクリスタルカードが出て以来、20レベルを超えてもカードが増える事がなかった。

 今のオレ達のカードはこうだ!


『ラピス・オブ・アイリスブラッド』

 ☆7・レベル36

 スキル:超繁殖→聖母、カード統率+

 備考:モンスターカード+1


『ドラゴンナイト・ロゥリ』

 ☆10・レベル27

 スキル:重量軽減、擬態+

 備考:竜種特効、モンスターカード+1


『メタルスライム・スラミィ』所持者・アスカ

 ☆2・レベル25

 スキル:擬態+

 備考:モンスターカード+1


『プリンセスナイト・カシュア』

 ☆7・レベル28

 スキル:未来予見+、聖剣の担い手

 備考:天敵・オーク、アンデッド特効、モンスターカード+1


『マンドラゴラ・ギター』

 ☆7・レベル15

 スキル:オート演奏


『骸骨王・ダンディ』2枚使用

 ☆8・レベル7

 スキル:天啓(使用不可)


『お料理セット』

 ☆4・レベル10

 スキル:オート料理


『鉱石M』

 ☆1・レベル16

 スキル:擬態


『グランドピアノ・セレナーデ』所持者・カユサル

 ☆9・レベル16

 スキル:擬態


『グリフォン・アイリスブラッド・カイザー』所持者・エルメラダス

 ☆8・レベル8

 スキル:風圧無効、超加速、擬態+


『竜王・ニース』

 ☆10・レベル4

 スキル:聖剣の担い手、竜化、輪廻転生

 備考:全属性特効(小)


『ウィンディーネ亜種・アクア』所持者・アポロ

 ☆7・レベル22

 スキル:混合魔法

 備考:水系統倍化、火系統倍化、モンスターカード+1


『ライオンハート・ハーモア』

 ☆5・レベル8


『ダークエルフ・サウ』

 ☆2・レベル5


『エルフ・レリン』

 ☆2・レベル1


 合計レベルは227。

 アクアのレアリティが、いつの間にか☆1から☆7まで上がっていた。亜種ってレアリティ高い場合が多いしね。

 レベル20以上の上位組みは微増で有る。やはり20を超えるとなかなか上がらない模様。

 頑張っているのはハーモア。前回の鉱山防衛でも結構な数のモンスターを倒したらしい。


 ハーモアは格闘戦がメインだ。出来れば同じ格闘家のアスカさんに鍛えてもらいたい。しかしそれには人見知りを治さないとなあ。

 最近ゲットした三匹は最初からスキルを持って居ない。早いとこレベル10にしたいものだ。


「だがしかし、レリンの奴は20レベルを超えれば本物のエルフになる! そうなれば貴重な魔術要員として使えるじゃないか!」


 ラピスがオレを呆れたような視線で見てくる。


「そんなに美女がいいんですか?」

「ちっ、ちがっ! 決して! そんなつもりで言った訳じゃない!」


 と思う。


「呟きが聞こえて居ますよ。しかし、クラスチェンジですか……私の場合は普通のウサギですね。使う理由はありません」


 ラピスがクリスタルカード越しに並べられたカードを見て行く。


「おや、お坊ちゃま、ダークエルフも結構なお手前じゃないですか。美人に加えてボインもありますよ」


 うむ、そこが悩みどころだ。


「やだ、やっぱり下心満載じゃないですか~」


 はっ、しまった! つい、ホンネが……

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