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第117話 第七章完結

「ラピス! すぐさま攻撃を中止させろ! 絶対に二発目は撃たすなよ!」

「レンカイアが死に物狂いで止めてるようですね」


 うん、あいつを指揮官にしといて良かった。

 あの三人娘にロゥリ付きだと、どうなっていたか分からない。

 イケイケどんどんで、取り返しがつかない事になったかもしれない。


 オレは急いでウィンディーネのカードの裏を見る。

 スキル『水系統強化』が消えて、混合魔法というものが。

 更に備考欄に、水系統倍化と火系統倍化の文字が。


『ウィンディーネ亜種・アクア』

 ☆7・レベル22

 スキル:混合魔法

 備考:水系統倍化、火系統倍化、モンスターカード+1


 なるほど水だけじゃなく、火の魔法も使えるようになったと。

 そして威力は倍化か……さっきのアレ、もう水蒸気爆発じゃないよな? まるで水爆のような……


「まさか放射能とか出てないよな?」

「あら、純粋な水爆では放射能はほとんど出ないんですよ」


 やっぱり水爆なんか?

 たった一発で2レベルも上がっている。全滅したんじゃあのオーガ……

 水爆は原料を増やせば増やすほど無限に威力を上げることが出来ると聞いた覚えが有る。


 いったいどのくらいの量を使ったのか知らないが……もしかしてレンカイアが居なければ、ここまで吹っ飛んでいたとかないだろうな?


「あにきぃーー! こわったっすっーーー!」


 戻ってきたレンカイアがオレの顔を見るなり涙を流しながら抱き付いてくる。

 うん、オレも怖かった。未だに心臓がバクバクしている。

 なんでもアイツラ、ほんと言う事聞かないとか。ロリドラゴンが興奮してもっとデカイのやろうぜって言い出して。


 最初はお試しだったので、水の量は少なめだったらしい。

 それを聞いたアポロ達が、じゃあどれくらいまでいけるか試そうとか。

 止めるのに必死だった様だ。


 突風に吹き飛ばされそうになった時、絶対死ぬわコレ。って思ったらしい。


「そうか……良く頑張ったなレンカイア。これからもよろしく頼む」

「へっ?」


 鉱山襲撃の時といい、今回の件といい、コイツは使える! なのでちょっと骸骨に預けて鍛えてもらおう。

 土地を奪取したとはいえ、実際に採掘出来るようになるまでは時間がかかる。

 その間、ヘルクヘンセンで貴族のイロハを教え込む予定。


 いやいや、もう沢山でござる! なんて言っているが逃がさない。


「ふむ、ずいぶん我輩好みのショタ……ジュルリ。ちょっと滾ってきたであるな」

「兄貴、なんかこのおっさん、オレッチを見る目が怖いんですけど」

「…………無事を祈る。ポン」

「あにきぃぃいいい!」


 レンカイアは骸骨に引き摺られていく。

 大丈夫だろうか?

 ちょっとラピスに聞いて見る。


「なあアイツ、大丈夫だと思うか?」

「大丈夫なんじゃないでしょうかね」


 お前がそう言うなら大丈夫じゃないんだろうな。骨は拾ってやる、頑張れ。合掌。


「ところでアクア、いったい何をしたんだ?」


 えっ、なになに。火の魔法が使えるようになったから、作った水のど真ん中で爆発させてみた?

 水の成分についても、20レベルになった事により詳しく分かるようになり、特に膨張に適した成分のみを集めたらしい。

 完全ではなくとも水爆に近い可能性があるな。

 いいか、それはもう使うな。よぼどが無い限りやっちゃダメだ。


「え~」

「え~言うな」


 ちなみに通訳はアポロで有る。

 なんかアポロの奴、アクアの言いたい事が分かるようになってきたらしい。

 まあ、オレもなんとなくは分かるんだがな。


「…………クイーズ、私達は頑張った。褒めて欲しい」


 そうだな。過程は兎も角、結果だけなら花丸、二重丸だ! よくやったお前達!

 オレがアポロの頭とアクアの頭らしき部分をなでていたところ、サヤラとティニーが抱き付いてくる。


「アポロだけずるいッス!」

「私達も褒めてください!」


 うむ! ほんとうによくやってくれた!

 いだ、いだだだ!

 そこにロリドラゴン達まで飛び掛ってきた。


 このクソドラゴン! 噛むんじゃない! いだだだ!


「ゴホウビニ、チョットクッテモイイ?」

「いいわけ無いだろが!」


 ええい離れろっ! こらサウ! 髪を引っこ抜くんじゃない! ハゲたらどうしてくれる!


「やあやあ! ボクだって頑張ったんだよ!」


 カシュアまで乗ってきた。おもっ! この短期間でまた太ったな!


「女性に重いは禁句だよ?」

「おめえは女性じゃねえだろが!」


 何を言っているんだねえ、ホレホレと顔に胸をおしつけてくる。や~らかい。じゃない! ソレはマジでやめろ!

 中身男に欲情したくはない!

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