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実はアホの子

精霊使いからの変化ですが、

火精霊術士・風精霊術士・闇精霊術士・精霊術士となっていましたが、

火精霊使い・風精霊使い・闇精霊使い・精霊術士に変更いたしました。

ご了承下さい。

「じゃあ、入り口に行こうぜ。28層以降は連携をするために皆で行こう」

「分かった」


 それから、28層の転移魔法陣を使って入り口へと転移すると、昼前に来た時よりも沢山の人がいた。今の現実での時間は13時程。一度昼休憩を取ったので、攻略速度は相当早い方だったのだろう。


「あれ」


 ナオが指差した方を見ると、女の子が3人、男の子が1人いた。男の子が少し居心地が悪そうにしているが、一応楽しそうに会話しており、まだ俺達…ナオに気づいた様子はなかった。


「【隠密】又は【気配隠蔽】持ってるか?」

「ああ。今発動した」

「…凄えな。【気配探知】を使っても見失いそうだわ。まあ、話が早くて助かる。驚かそうぜ」

「良いけど…俺は女子にはやらないからな?」

「え゛?」

「当たり前だろ。どう驚かそうとしてるのかは知らないけど、1万歩ぐらい譲って知らない男子は良くても、女子は無理」


 正直、男子にもやりたくはないのだが…。ナオがやった直後に裏切るのが一番良い様な気がするので、そうする予定だ。どうせだったらナオも女子に怒られる方が役得だろう。


「…じゃあそれでいいや。レンジはハルト、まあ男の背後に回って10数えたタイミングで目隠しをして『だーれだ』ってやってくれ。俺も同じタイミングでやる」

「分かった」

「行くぞ!」

「へい」


 小声で声を張り上げるという意味の分からないことをやって、ナオは移動を開始した。俺もそれに追随して男の子の後ろに回る。


「だーォア!?」

「死ね!まじで!ほんと!【シールドバッシュ】!!!」

「……【ミドルヒール】」


 男の子の反対側にいた女の子の目を隠し、耳元で囁やこうとしたナオは女の子が持っていた盾で吹き飛ばされた。ナオはGMコールとかをされるのは怖くないのだろうか。

 ただ、アホを見るような目で見られながら回復をしてもらっていたのを見ると、何となくナオのパーティ内での立ち位置がわかったような気がする。


「裏切ったなレンジィィへぶっ!?」

「喧しい」

「レンジィィィィ!!!」

「誰それ?火魔法使い?」

「弓使いでは?ナオさんが以前言っていたような気がします」

「で、そいつは何処にいるの?」

「さあ?」

「ハルトの後ろだ!俺はレンジにやれって言われたんだ!」

「アホか」

「へぶっ」

「「「あ」」」


 勿論、そんなに長い間同じ場所に留まっているわけがなく、ナオが俺を売ろうとしたタイミングで『魔鉄鋼の重盾』をナオの上に生成し、【隠密】を解除した。


「はじめまして。ナオのクラスメイトのレンジと言います。職業は連撃士です」

「あ…はじめまして。パーティのタンクを受け持ってるミウと言います。職業は騎士です」

「ちょ…俺を無視して挨拶始め」

「はじめまして。パーティのヒーラーをしてるエナです。職業は神官です」

「…まして、槍術士のルファです」

「はじめまして。魔術師のハルトです。よろしくお願いします」


 途中でナオが盾の下から顔を出したような気がするし、ミウさんの盾がそこらへんに落ちたような気がするが、気の所為だろう。


「27層までの攻略が済んでいるとの事ですので、連携のためにも28層からで宜しいでしょうか?」

「わざわざ攻略していないところを一緒にやろうとしてくれてありがとうございます。それでお願いします」

「あのぉ…」

「じゃあ、足元にあるゴミは無視して行きましょう」

「あ、はい」


 『魔鉄鋼の重盾』を回収するのを確認してから、ミウさん達が28層へと転移をした。

そして、それを確認してから、ナオが話し始めた。


「なぁレンジ…。なんで俺ガチギレされたん?」

「全面的にお前が悪いから土下座でもすれば?」

「えー…」

「俺になすりつけるのも無理があったと思うぞ」

「えー。確かにそうかもし」


 ナオが何か話し始めたような気がするが、それを無視して28層へと転移する。


「……。…」

「すみません。遅れました」

「いえいえ。全然問題ないですよ。ミウも照れてるだけですので」

「はぁ!?」

「で、連撃士との事ですが、ひどい質問になりますが当たる確率はどのくらいになりますか?」

「ほぼ100%です」


 弾かれたりはすごいしているが、一応当たっているので100%と言っても過言ではないだろう。まあ、十六夜さんなどに全力で避けられたら躱される気がするが、今の所そういった敵は出てきていないから問題ない。


「それは凄いですね!?…連携ですが25層でも練習をしても良いですか?」

「是非お願いします」

「では、取り敢えず30層まで攻略しましょうか。道はミウが覚えてますので」

「……。じゃあ行くわよ」

「お願いします」


 それから、パーティに入れてもらい、移動を開始した。レベルを見てとても驚かれたが、そこはまあ良いだろう。それよりも俺は【気配感知】を使用して、そこに注意を向けて初めて違和感を感じるレベルに隠れているナオの方が気になる。


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