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ナオとの攻略

そういえば、一日何も書かないと駄目になるとか聞いた事がある様な気がします。

唯でさえ低い文章力が…。


一日ぶりですが更新しました。楽しんで頂けると幸いです。

 【加工】のレベルを最大に出来る分のSPは溜まったので、街に戻ってログアウトした。そして、母親が作ってくれた夜ご飯を食べながら、他愛のない会話をしてから、もう一度ログインした。


 次にするのは素材の回収だ。様々なレア度の魔鋼樹を回収していくのは勿論のこと、第五の街の迷宮11層以降に出てきたフォレストイーグルという鳥の羽を集めたり、【素材回収】というパッシブでフィールド内のアイテムを集めてくれるスキルで、洞窟内に有る鉄を集めたりした。まあ、集まった鉄の量など微々たるものだが、それは仕方がない。


 それから、一番近かった第三の街で『魔鋼樹の弓』の作成を始めた。因みに、ポイズンスパイダーの糸を使った時と、アサシンスパイダーの糸を使った時は、それぞれ少しずつ効果に差があった。流石に毒攻撃が出来ると言うわけではないが、ポイズンスパイダーはSTRに、アサシンスパイダーはAGIに補正が多く入った。個人的にはAGIの方が嬉しかったため、アサシンスパイダーの糸を重点的に使った結果、最終的にはここまでいった。


====================

『魔鋼樹の弓』★★★★★

1000/1000

必要最低ステータス

弓使いLv.25

STR80

DEX120

装備ボーナス

STR10上昇

AGI20上昇

DEX20上昇

【連射】系統のスキル効果を1割上げる。


製作者『レンジ』

特殊な弦が使われており、

連射に補正が入るようになっている

純粋な与ダメージ限界値は700。

====================


 DEX300の力である。ただ、この品質までにするのに何度も素材集めに行ったり、何度も失敗したりしたため、ゲーム内で7時間程かかっている。本当はもう少しやったり、矢を作ってみたりしたかったのだが、明日は学校が有るため今日中に寝るつもりだったので中断せざるをえなかった。





※※※※※※※※※※






 次の日、お母さんに作ってもらったご飯を食べてから学校に行くと、尚康に話しかけられた。どうやら第三の街迷宮の攻略に力を入れているようで、暇だったら学校が終わったら一緒にやらないか?という話らしく、別にやりたいこともそこまで無かったし、【瞬光】にはどういった人がいるのか気になったので、了承した。


 因みに、パーティメンバーは満員なのでは?と思ったのだが、今日は一切ログインできない人が一人いるらしく、問題ないらしい。


 尚康達は30層ボスで止まっているらしく、11層以降の攻略は他のメンバーが来るまでの間に尚康が手伝ってくれるらしい。



 学校から帰ってすぐに、尚康との待ち合わせの場所である第三の街迷宮の前で待っていると、5分程したタイミングでナオが来た。


「ようレンジ」

「よう」

「で、取り敢えず30層までの最速攻略を目指すんでいいよな?道中で発見した宝箱は全部レンジので」

「良いけど、本当に良いの?」

「良いの良いの。こっちがお願いしてることなんだし。じゃあ、パーティ申請したから許可して」

「したよ」


 ナオのレベルは54だった。正直、あのレベリング法が真似できるとは思わないから何故こんなに高いのか気になる所では有るが、俺からそれを聞いたら嫌味にしかならない気がするので止めておく。


「はぁ!?いや、レンジ…いや…。…レベルランキング2位か…凄えなおい」

「いや、特殊なレベリング法を考えついたからさ…。ナオも十分高くない?」

「そりゃ俺は睡眠時間を削ってレベルを上げてるからな。もしよければだけどそのレベリング法教えてくんない?」

「良いけど、取り敢えず行きながら話さない?」

「そうだな」


 11層はレベルで言えば21しか無い。雑談をしながらでも進むことが出来るだろう。そう考えての発言だったが、ナオもそう思ったのか頷いてくれた。

 因みに、ナオの職業は盗賊の上位職である隠密らしい。『見失って矢を当てんなよ?』と笑われながら言われたので、一応【気配感知】は常時発動しておくことにした。


「でさ、レベリング法教えてよ」

「別種の魔物をぶつけさせて一撃でも当てとくんだよ。で、その戦闘が終わらないようにずっと他の魔物をそこに誘導すんの。真似できるんならやってみたら?」

「うわっ。その顔ムカつくわ〜。ただ、キツそうだな。もしかしたら出来なくはないかもしれないけど、誘導がつらすぎる」


 因みに、この会話は11層に出てきたゴブリンやオークなどを討伐しながら行われている。と言っても、遠くにいる内に俺が弓を使って倒しているので、ナオは罠を探したり宝箱を探したりしかやることがないが。


「頑張れー応援してるよー」

「棒読み止めろ。それぐらいだったら応援されないほうが良いわ」

「失敗してデスペナくらえ」

「おい」


 その後も、アホみたいな会話をしながら攻略を進めた。攻略情報などを聞けば、割と話してくれたので、こちらも聞かれたことは精霊以外に関しては答えた。まあ、アホみたいな会話をしていても攻略の手は緩めていない。結局、ナオのパーティメンバーが集まるまでに27層までの攻略を終え、宝箱を3つ見つけた。


【素材回収】がチートに思えますが、回収できるのは本当に微々たる量なので、そこまでチートではないです。

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