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夜空に瞬く星に向かって 第二部  作者: 松由実行
第十七章 ダウンタウン・ガール
75/82

3. キャプテン・バシース


 

 

■ 17.3.1

 

 

 受付嬢とルナのやりとりを横で眺めながら、しばらく待つと今回の件の担当であるという女がやって来た。

 いかにも仕事が出来そうな印象を与えるその女は、少し冷たい印象を受ける切れ長の淡いグリーンの眼にダークブラウンのストレートな髪を肩の下辺りで切りそろえ、今ダマナンカスで流行だという地球風の白いシャツと、オフィスで仕事をしていると主張しているような少しゆったりとした淡いグレイのパンツを身に付けていた。

 ペグネレイスアと名乗ったその女と話していると、まるでここが地球上のどこかの都市であるかのような錯覚を覚える、そんな風貌の女だった。

 もっとも俺達の会話に用いられている言語はマジッド語であったけれども。

 

「お初にお目に掛かります、キリタニ船長。本件を担当させて戴きます、エージェント・ペグネレイスアと申します。高い依頼達成率を保ち、高性能な多目的船と優秀なチームを率いておられるキリタニ船長と仕事が出来て光栄です。」

 

 レセプションホール脇の従業員用通路から出てきて真っ直ぐに俺に向かって歩いてきた女は、カウンターに片肘を突いてもたれ掛かっている俺の前までやって来ると、僅かに姿勢を正して真っ直ぐに俺を見ながらそう言った。

 全く感情を見せず今すぐに仕事の話に取りかかれるという雰囲気で喋るその姿は、未だに笑みを絶やさずに新規登録のためにルナとやりとりしている受付嬢の営業スマイルとは対照的な印象を受けた。

 

「『レジーナ・メンシスⅡ』船長のマサシ・キリタニだ。よろしく頼む。」

 

「部屋を確保してあります。こちらにどうぞ。」

 

 そう言って女は今出てきた従業員用通路を軽く手で指し示すと、俺が頷くのを確認して踵を返した。

 かかとの音も高らかに足早にエントランスフロアを突っ切って歩く彼女の後ろに付いて行くと、従業員用通路に入って少しだけ歩いた場所にあった左側のドアが音もお無く開いた。

 部屋の入口でドアが開ききるのを一瞬だけ立ち止まって待ったペグネレイスアの後に続いて俺も部屋に入ると、そこは大きめのテーブル一つに八脚の椅子が置かれた会議室になっていた。

 

「ご自由にお座りください。お飲み物は?」

 

「コーヒーを貰えるか。」

 

「畏まりました。砂糖とミルクは?」

 

「要らない。ブラックで良い。」

 

 地球風の恰好をしたエージェントが出てくるくらいだ、コーヒーも備えているのではないかと思って頼むと、コーヒーを頼んだ際の完璧な応対が返ってきた。

 ダマナンカスで暮らしているわけでも無く、ダマナンカスを訪れるからと云って街のトレンド情報をわざわざ確認したりもしなかったから良く知らなかったが、どうやら地球文化は以前にも増してこの街を着実に侵蝕していっている様だった。

 

 ペグネレイスアが歩いて近付いた壁の一部がスライドして開き小さなバーカウンターが現れると、カウンターの上には湯気を立てるコーヒーカップが二脚トレイの上に乗って置かれていた。

 ペグネレイスアはトレイごとコーヒーを持ち上げると会議テーブルに近付いてきてトレイをテーブルの上に置く。

 いかにも都会のオフィス勤務であるという印象を与える細く綺麗な指でカップを持ち上げると、俺の正面から少し右に外れた位置に静かに置いた。

 食器の音も殆ど聞こえない、完璧なサービスだった。

 その所作に感心してペグネレイスアの動きを見ていると、視線を上げた彼女と眼が合ったが、その視線からはやはり何の感情も読み取れなかった。

 

 自分のカップをテーブルの向こう側に押しやると、女はテーブルを回って丁度俺の正面になる椅子に腰を下ろした。

 その姿を眺めながら俺はカップを持ち上げてコーヒーを一口啜る。

 熱すぎず冷めすぎてもいない丁度良い温度で提供されたコーヒーから、どうやらインスタントでは無く最近挽いたばかりの豆から抽出したものであろう香りが口の中一杯に広がる。

 なるほど、ボスロスローテ・インターロジスティクスの様な地球産の酒をほぼ専門に取り扱う変わり者の貿易商を会員に持ち、地球人の船長を優遇する事が出来ると言うだけのことはあると、俺は納得した。

 

「お話しを始めても宜しいでしょうか?」

 

 俺に付き合ったのか或いはもともとそれが彼女の好みなのか、苦さに顔を顰めることも無くブラックのままコーヒーを一口啜ってカップをソーサーの上に置いたペグネレイスアが俺を見ておもむろに口を開いた。

 

「レジーナ、モニタしているか?」

 

「はい。問題無くアクセスできています。通信のセキュリティはクリア。グロードレリギルドからの割り込みはありません。メイエラが監視中。」

 

「オーケイ。そのまま頼む。ルナの方も終わったらこっちに合流するように言ってくれ。」

 

「諒解。」

 

 一瞬の間にレジーナとの通信を終えると、俺は正面のペグネレイスアの眼を見ながら頷いた。

 

「ああ。よろしく頼む。」

 

「はい。では早速説明させて戴きます。今回の依頼は個人からのもので、旅客を一人星系外に輸送戴くものです。」

 

「旅客の素性は? 危ない奴じゃ無いだろうな。」

 

「現段階では旅客の詳細について開示出来ません。依頼受諾後に開示可能となります。弊社の軽度の調査により、旅客に犯罪歴が無いこと、キリタニ船長とそちらの船とクルーに対して害意が無いことは確認できています。」

 

 まあ、当然だ。

 この時点で旅客や依頼者の情報がダダ漏れだと、逆にこっちとしても心配になる。

 多分、依頼者イコール旅客なのだろうと想像する。

 行き先についても、依頼受諾しなければ教えてはもらえないだろう。

 

「男か女か位は?」

 

「はい、可能です。旅客は女性、十七歳。ヒルデル人です。」

 

 ふむ。

 十七歳の少女であれば、余程の戦闘訓練を受けたような特殊な人物で無い限りは、例え船内で暴れられても鎮圧は可能だろう。

 思ったよりもしっかりとした対応をしてくれるこのグロードレリ輸送業ギルドを信用しても良いかという気になってきていた。

 このギルドから受ける初めての依頼になる。この後も関係を続けていきたいなら、最初に持ってくる話はおかしなものではないだろう。

 アレマドも怪しげな話を持って来はしないだろうし、奴の顔を立てるという意味でも、この話は受けても良いだろう。

 

 少しの間口を噤んで考えにふけっていた俺だが、ペグネレイスアは邪魔をせず黙ってこちらを見ているだけだった。

 彼女にこの依頼を受けても良いことを伝えようと視線を上げたところで、室内に軽い電子音が鳴った。

 すぐに入口のドアが開き、ルナが姿を現した。

 

「終わったのか?」

 

「はい。会員資格は本日から有効、地球関連の仕事を優先度高めにしていただきました。ボスロスローテとの仕事は従来通り直接取引として、優先度は付けていません。」

 

 俺の質問に答えながらルナが近寄ってきて、隣の椅子に座る。

 同時にペグネレイスアが立ち上がり、バーカウンターがあった壁に近付く。

 

「ああ、構わない。面倒をかけたな。ありがとう。ところでお前の印象は?」

 

「しっかりとしたギルドだという印象を受けました。システムの応答も早く、大手に比べて融通が効きます。かなりの好印象を受けました。」

 

「そうか。俺の方も悪くない。今回の話、受けようかと思っている。」

 

「はい。マサシの判断に従います。」

 

 ルナが機械知性体であるという情報も得ているはずだ。

 ルナの他にも機械知性体がクルーとして乗船しているということも多分知っているだろう。

 その辺りの情報を特に隠そうとはしていない。

 それを知ってなお、面と向かっての応対でルナに好印象を与えるということは、今後も彼女達がやりやすいという事だろう。

 まあ、機械知性体の存在を嫌っているような連中が、俺に仕事を任せようとコンタクトを取ってくるとは思えないが。

 

 ルナの前にコーヒーカップが置かれた音で我に返る。

 それに釣られるようにして、俺も自分のコーヒーを持ち上げて一口啜る。

 コーヒーはまだ充分に暖かかった。

 

「この話、受けよう。詳細を説明してくれるか。」

 

 ペグネレイスアがテーブルを回って自席に戻り腰をかけるのと同時に俺は言った。

 すぐに視線を上げた彼女と眼が合う。

 

「ありがとうございます。グロードレリ輸送業ギルドへようこそ。歓迎致します、キリタニ船長。」

 

「マサシ、だ。畏まって偉そうな名前で呼ばれるのは好きじゃない。」

 

「失礼致しました・・・ならバシースとお呼びしても?」

 

「・・・ああ。構わない。」

 

 俺がどれほど否定しようと、一度付いてしまったあだ名がそう簡単に消えることは無いだろう。

 碌でもない意味のものではなく、どちらかと言えば多分誇って良いような意味合いのあだ名なら認めても良いかという気に、最近なってきた。

 まあ、無頼漢と呼ばれて誇らしい気分になるのは地球人だけだと、ニュクス辺りからまた馬鹿にされそうな気もしない事もないが。

 

「ありがとうございます。この依頼が来たときに船ちょ・・・バシースを指名したものだと知って、名乗り出て担当させて貰いました。あなたの活躍は色々なところから聞こえてきます。ハバ・ダマナンにある多くの輸送船組合や商業組合があなたと取引をしたがっています。そんな中でバシースを指名した依頼が来て、正にこれがあなたと会うための千載一遇のチャンスだと思いましが、こうやって直接会ってお話しして、まさに噂通り私の想像したとおりの人だと思いました。最近ではベルセンテルーク帝国の貴族の艦隊と真っ向から戦って勝利したお話しや、ハフォン皇室のお姫様を救出するためにフィコンレイド領に単身突入し、敵惑星に捕らわれたお姫様を救出した後に正規軍艦隊と大太刀回りを演じた後に見事お姫様を救い出した件、そう言えばアリョンッラ星系をテラの艦隊が占領し、あの悪評高いフドブシュステーションから犯罪者集団を一掃したときにもあなたが深く関わっているという噂を聞きました。強く豪胆でそれでいて機を読むに敏く繊細な隠密潜入もこなすことが出来る。正に誰もが憧れる理想の船長です。そんなあなたに直接会うことが出来るなんて。どうでしょう、今日この後お時間があれば一緒にお食事でも。いえ、この依頼を完遂するためにお忙しいでしょうから、依頼終了後でも構いません。血湧き肉躍るような数々の冒険のお話しを是非じっくりとお聞かせ願いたいのです。なんなら私の個人IDをお教えいたしますので、ご都合の良いときにいつでもお誘いください。いえ、この星にお立ち寄りの際には是非声を掛けてください。ハバ・ダマナンを根拠地にして活動しておられるようなので、お暇なときにいつでも声を掛けて戴ければ・・・」

 

 テーブルに手を突き、こちらに身を乗り出して怒濤の如く喋りまくるペグネレイスアに、椅子の上で思わず身を引いてしまう。

 俺の横で完全無欠無表情に戻ったルナは、目の前に置かれたカップを持ち上げて静かにコーヒーを飲んでいる。

 いかにもデキル系の怜悧な女に見えたペグネレイスアだったが、箍が外れた時の豹変ぶりの落差が凄まじい。

 

「わかった、分かった。また機会があればな。それよりも今は・・・」

 

「絶対ですよ? お待ちしていますから。声を掛けて戴ければこの星のどこへでも、エレ・ホバにだって、たとえダルネ・ホバでもすぐに飛んでいきます。ああ、あのバシースとご一緒できるなんて、なんて幸運なのでしょう。力強く勇敢で、正に船長の中の船長、男の中の男、そんな・・・」

 

 思わず「分かった」と言ってしまったのは失言だったかも知れない。

 クール系のデキルエージェントが担当になって良かったと思っていたのだが、実はヤバイ女だったか。

 

「ペグネレイスア。仕事の話をしよう。」

 

 未だテーブルの向こう側で身を捩りながら一人暴走し続けるダメ女の名を呼んで、意識を現世に戻そうと試みる。

 アデールもアデールだし、何で俺の周りはこうも多重人格者が集まってくる?

 

「ああ、なんてことでしょう。あのバシースが私の名前を呼んで・・・はっ!?」

 

 どうやら彼女のまともな方の人格をこちらの世界に呼び戻すことに成功したらしい。

 身を捩ったままの姿勢で一瞬固まったペグネレイスアは、フッと身体の力を抜くと襟の乱れを正しこちらを向いた。

 

「・・・失礼致しました。この度は弊社からの依頼を受諾戴きありがとうございました。では早速依頼の詳細な内容についてお伝えいたします。ネットワーク上からであれば、貴船ID或いは船長IDを使用して弊社ポータルにログインして戴き、表示される会員メニューの中から新規依頼メッセージを開いて戴くと、送信されたリンクから本件に関する開示可能な限りの詳細データのダウンロードが可能です。」

 

 上気した顔で身を捩っていたペグネレイスアの表情と雰囲気が、一気に氷温まで低下した。

 すばらしい変わり身だった。

 多分これがいわゆるオンとオフを切り替えるという奴・・・ではないだろうな、多分。

 確かに変なスイッチのオンとオフではあったけれども。

 

「ダウンロードしました。続きをお願いします。」

 

 ペグネレイスアがネットワーク越しのデータダウンロードについて説明し終えるとすぐにルナがダウンロード終了を告げた。

 そのまま沈黙が続く。

 どうしたのかと視線を正面に戻すと、ペグネレイスアが真っ直ぐルナの方を見ている。

 

「・・・どうした?」

 

 少し身構えながら訊いた。

 もしかすると俺の前に座る女は、子供の頃から聞かされて育った機械知性体に対する否定的拒絶的な話のせいで、機械知性体の存在を容認しておけない過激な思想を持っているかも知れない。

 ダマナンカスでは合法的に携帯を認められている、レジーナスカジャンの下でショルダホルスタに差した化学式ハンドガンに俺の意識が集まる。

 

「もしかして彼女も地球人(テラン)ですか?」

 

「・・・そうだが? 何か?」

 

「もしかして、もしかして彼女がキャプテン・バシースのパートナーである機械知性体のルナですか?」

 

 俺の警戒度が更に上がる。

 ・・・上がった、が・・・どうやらその必要は無さそうであることに気付く。

 再び熱を帯びたペグネレイスアの視線がルナを捕らえて離さない。

 

「・・・そうだ。」

 

 先ほどまでとはまた別の方向性で俺の警戒度が上がった。

 

「かっ、カワイイ! なんですかそのほっそりとした少女のような中性的な体つきに、サラサラの銀髪。卑怯です。卑怯すぎるほどに可愛いです。赤くてちょっと気の強そうな目元に、赤いお人形さんのような可愛い唇。ほっそりとした顔に・・・」

 

「ペグネレイスア? 仕事に戻っても良いか?」

 

「細くて長い首筋に、すらりと長い二の腕・・・はっ!?」

 

 再び変なスイッチが入って暴走を始めた彼女の名前を、低い声で一音ずつ区切るようにゆっくりと呼んだ。

 機械知性体を排斥する過激思想の保有者ではなかったが、こっちはこっちである意味危険とも言える。

 とりあえず仕事の話が進まない。

 

「スミマセン。かの有名なキャプテン・バシースの片腕で、強く有能で可憐だと名高いルナを実際に眼にして興奮が抑えられませんでした。」

 

「ちょっと待て。なんだそのキャプテン・バシース、ってのは?」

 

「あなたのことですが? キャプテン・バシースと言えば運送業界だけでなく、民間軍事業界、造船業界、果ては裏社会にまでその名が轟き、貨物人員の輸送を依頼すればその依頼成功率は並ぶ者なく、護衛奪還などの荒事の依頼をすれば、正規軍艦隊を向こうに回して怯むことなく戦いを挑み・・・」

 

 その呼び名を聞いて思わず海賊船に乗ったむさ苦しいナリのごついオヤジを想像してしまった。

 或いは、ヒロインの危機に颯爽と登場して暴れまくり、死体と瓦礫の山に片足を乗せて片肘を突き、ニッカリ笑って白い歯がキラーン! とか光ってしまう勘違いマッチョ男とか。

 ハバ・ダマナン辺りではそんな名前で呼ばれているのか?

 勘弁してくれ。

 

「メイエラ? このポンコツ女が言っているのは本当か? キャプテン・バシースだって?」

 

 目の前で再び妄想の世界に旅立っていったダメ女を放置し、思わず恥ずかしい呼び名の真偽を確認してしまう。

 

「んー。その妄想爆発女が言うほどではないみたいだけど。でも、ネット上で探せば『キャプテン・バシース』で幾らでもヒットするわね・・・あらホント、裏社会とかでも結構な有名人みたいよ? 良かったわね、キャプテン。w 今度からはみんなでキャプテンって呼ばなきゃね。なんたってホントに船長(キャプテン)なんだし。ね、キャプテン。w 」

 

「やめろバカ。勘弁してくれ。そんな呼び方しても絶対返事しねえ。」

 

「返事しねえ、って。ガキか・・・!! クククク。笑う。草生える。死ぬ。ぎゃははは!」

 

 何がツボに入ったのか、メイエラが笑い転げている。

 横を見ると、完全無欠の無表情の筈のルナが、なんとなく笑いを堪えて少し顔を赤らめ肩を震わせているようにも見える。

 レジーナは何も言わないが、逆にそれが必死で笑いを堪えて黙っている様にも思える。

 くそったれめ。しばらくこのネタでいじられるぞ。

 

「・・・その名を聞けば裏社会の人間も震え上がり、星と星を股にかけ腕っ節で鳴らした傭兵さえも一目置き、無辜の輸送船や客船から略奪を繰り返す海賊でさえ泣きながら詫びを入れるという・・・」

 

 半ば本拠地としているハバ・ダマナンで、どうにも恥ずかしい名前が一人歩きし始めているぞ。

 俺は相変わらずテーブルの向こうで、どこかの世界に居るらしい空想のヒーローネタで妄想を垂れ流すポンコツ女を横目で見やりながら頭を抱えた。

 

 

 

 

 

 

 

 いつも拙作にお付き合い戴きありがとうございます。


 キャプテン(船長)という呼び名から想像してしまうのは、①キャプテン・ウルトラと60年代風メカが書かれたポスター、②コスチュームの間からちょっとお肉がはみ出てしまった決めポーズのキャプテン・アメリカ、③潮水で濡れ濡れでニッカリと笑うキャプテン・バルボッサ・・・を想像してしまうのです。なぜか。

 特に60年代辺りのアメリカ製スペースオペラの影響が強いらしく、キャプテン・○○という名のヒーローが出るとどうしても、微妙に中年太りした変なコスチュームのオッサンが、これまたビミョーに美人じゃないヒロインに寄り縋られ、銃を構えて瓦礫の山の上で勘違いな決めポーズを取っている絵面しか思い浮かばなくて。

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― 新着の感想 ―
キャプテンといえばまずはピーターパンのフック船長かなって思ってしまいました。 ・・・まあテラン政府は野蛮だし、その尖兵たる?マサシはバシースということで! しかし今度の17才女性もまたまた事件を呼び…
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