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夜空に瞬く星に向かって 第二部  作者: 松由実行
第十二章 トーキョー・ディルージョン (TOKYO Delusion)
21/82

21. マイホーム

 

 

■ 12.21.1

 

 

 その後俺達の乗ったビークルは何事も無く北関東宙港に到着した。

 宙港内の通行規程に沿って空中を複雑に迂回しながらビークルは、離着床に羽を休める白くすらりとした船体のすぐ脇へと舞い降りた。

 ブラソンに言えば運賃を踏み倒し、一切の記録をなかったことにすることも出来るのだが、そこは真面目に金を払ってビークルを降りる。

 今回の依頼は軍からのものなので、政府機関や交通局に運行ログを調べられても特に何の問題も無い。

 まあ踏み倒したところでその程度の端金で軍から目を付けられたりすることはないだろうが、公共交通機関のシステムをハッキングして利用料金を踏み倒すような素行不良の運び屋だと覚えられてしまうのも余り体裁の良いものではない。

 それが必要なところでは至って真面目に社会生活を送っているという形を整える。

 軍や政府に対してではなく、運送業協会などの仲介業者に対する心証を良くしておくに越したことは無い。

 つまらない悪事ばかり働いていては、それが回り回って思わぬところで自分に不利に働かないとも限らない。

 素行不良の後ろ暗い奴等というレッテルを貼られ、そのような碌でもないヤバイ依頼ばかり回されるようになっては困る。

 

 ビークルを降りた俺達は、船体中程の人員用エアロックから伸びたタラップを上がり、エアロック内に入る。

 見慣れたエアロック内の光景が、我が家に帰ってきたことを意識させ、常に僅かずつでも維持していた緊張を解く。

 外扉が閉まりロックがかかったことを確認して、HASなどの不器用で力の有り余っているマニピュレータでも困難無く開けられるように作られた、ごつく巨大なドアノブを回すと内扉が開いた。

 僅かに空気が抜けるような摩擦音と共に開いた内扉をくぐると、そこは我が家、レジーナの船内だ。

 

「お帰りなさい。」

 

 と、レジーナの声が頭の中に響く。

 船内スピーカを使わないのは、自室で寝ているミスラを気遣ってのことだろう。

 

「ただいま。ブラソンはどうしてる?」

 

「ダイニングに居ます。」

 

 俺はAEXSSを脱ぐために自室による事も無く、戻ってきた恰好そのままで深い赤色のカーペットを踏んでダイニングルームに向かった。

 別に報告すべき事があるわけじゃない。

 家に帰ってきたので、相棒に顔を見せておく。それだけの事だ。

 ダイニングルームでは、手にマグカップを持ったブラソンが独り、ソファに深く腰掛けてこちらを見ていた。

 

「よう、お疲れさん。散々だったな。」

 

 そう言ってブラソンは、笑顔とも苦笑いともつかない表情で俺達を迎えた。

 

「全くだ。依頼は失敗だ。少なくとも、成功とは言い難い。」

 

 そう言ってブラソンが座っているソファの隣に乱暴に腰を下ろす。

 

「何か飲むか?」

 

 ブラソンが身体を起こして、手に持っていたマグカップをローテーブルの上に置く。

 

「酒を浴びるほど飲んで眠りたい気分だ。いや、酒は無しだ。俺もコーヒーをくれ。」

 

「私が。」

 

 腰を浮かし掛けたブラソンを、黒メイド姿で俺の脇に立っていたルナが制止する。

 

「お前も疲れているだろう。気を遣わなくて良い。自分で取りに行く。」

 

 ルナも俺と同じ行動をしていたのだ。疲れていないわけなどなかった。

 背もたれに投げ出していた身体を起こし立とうとすると、ルナに左肩を柔らかく押さえられ、立ち上がるのを止められた。

 

「いえ。これが私の船内での仕事です。生義体は生体よりも疲れにくく出来ています。筋繊維中の乳酸濃度をコントロール可能です。」

 

 疲れというものは筋繊維中の乳酸濃度だけで測れるものではないのだと言おうとしたが、止めた。

 案外頑固者のルナは聞く耳を持たないだろう。

 そして、人工的に調製された生義体が俺達生身のヒトよりもタフであるのは事実だった。

 

「分かった。頼む。済まないな。自分のも作れよ。なんならメシにしても良い。」

 

 ルナははいとひと言短く返事をして、キッチンに向かって歩き去っていった。

 ニュクスが、アデールがいつも座っている、向かい側の独りがけのソファによじ登って身体の向きを変えて深々と座る。

 長さが短いので、まるで投げ出すように前方に向かって真っ直ぐ伸ばした脚が、ニュクスの身体の小ささを強調する。

 いつもなら飛び乗るソファによじ登ったこと、両足を前に投げ出しているその様子から、戦闘も含んだ夜間行動に疲れ果てているように見える。

 だが騙されてはいけない。

 そもそもこの船の中で、船そのものであるレジーナを除いて、一番タフなのはコイツだ。

 

「例のカルト野郎は見つかったか?」

 

 そんなニュクスの行動を視野の端に捉えながら、俺はすぐ脇に座っているブラソンに訊いた。

 

「いや。一度逃げられちまったらもう無理だ。大都市の中で一人の人間を捜し回るのと同じだ。」

 

 ブラソンは軽く頭を振りながら吐き捨てるように言った。

 僅かに苛立っているように見えるのは多分、取り逃がしたことに対してではなく、自分の見通しが甘かった事に対してのものだろう。

 ネットワーク上での捕り物に関しては、自分が逃げる側になっても、追う側になったとしても、相当な自信を持っていたことを知っている。

 昔パイニエに居た頃には、どちらの役割になろうとも上手くこなしていた話を何度も聞いている。

 それがこの度は、相手が機械知性体とは言えども見事に逃げ切られたのだ。

 

「ま、そういうこともあるだろ。」

 

 リーダー風を吹かせてブラソンの失態を責めることも出来る。

 が、もちろんそんな事をするつもりはなかった。

 奴もその道のプロフェッショナルだ。

 俺が余計なことを言わずとも、次は挽回に最大限の力を注ぎ込むだろう。

 

 それに、俺もヒトのことは言えないしな。

 東東京の湾岸地域で行った市街戦の、特に最後は、とても褒められたものではなかった。

 もちろん俺は地上戦のプロではない。元々パイロットだ。

 とは言え、ハフォンでの一件からこっち何度も地上戦を経験している。

 下手な軍隊の陸戦隊よりも多い回数の地上戦を、様々な状況下で経験してきているのだ。

 それを少々困難な状況だったとは言え、自分のホームとも言える地球上で無様な姿を晒すとは。

 

 その後は今日の行動の反省会と言うよりも、雑談に近い話をしていたところでルナが四人分の朝食をダイニングテーブルに並べた。

 載せたバターが熱で蕩け始めている極厚切りのトーストと、とろりと皿に広がる半熟スクランブルエッグに、音を立てて割れそうなくらいに固く揚げたフライドベーコン、からりと揚がったハッシュドポテト、水が飛び散りそうに新鮮なサラダに少しスパイスが強めのフレンチドレッシング。

 それと、頭の悪そうな巨大なマグカップに大量に入った、湯気を立てる少し薄めのホットコーヒー。

 どうにも上手くいかなかった依頼で微妙に気落ちしている俺を気遣ってくれたのか、俺が一番好きなごくごくスタンダードで何のてらいも無い朝食メニュー。

 真夜中の大都市の層状構造体の最下層で気を張り詰めた戦闘を延々と続けた末に大失態をやらかして、塞ぎがちになる気分にはこんなごく普通で落ち着いた朝食が腹に染みる。

 

 そして適度に腹を満たした俺達は、碌でもない結末になった胸くその悪い夜をさっさと忘れてしまうために、それぞれの部屋に戻ってシャワーを浴びてさっさと寝床に潜り込んだ。

 

 

■ 12.21.2

 

 

 眼が覚めると、時計はもうすでに午後の時刻を表示していた。

 俺はのそのそとベッドから出ると、シャワーを浴びて頭をすっきりとさせて、ジーンズにTシャツの上からレジーナスカジャンを羽織った適当な恰好で部屋を出た。

 

 主通路を通り、客室との間を隔てている隔壁を抜けてダイニングに行くと、随分賑やかでカオスな状態だった。

 俺達が寝ている間に帰ってきたのだろう、アデールがいつもの席に深々と腰掛けて、膝の上で丸くなっているロシアンブルーの背中を撫でており、ミスラは普通なら子供が絶対に近寄りもしないような人相の悪い男にあやしてもらって喜声を上げている。

 その人相の悪くガタイの良い男は、実は子供好きであるのか精一杯に相好を崩して楽しそうにミスラと遊んでいる。

 三人の女が床にしゃがみ込んで迷惑そうに力なく抵抗する三毛猫をこねくり回しており、こっちはこっちでやはり凶悪な人相の男が三人ソファに座って、ホロで投映されているバラエティー番組にゲラゲラと大笑いしている。

 

 カオスの坩堝の様な部屋を見回してため息を吐くと、俺はダイニングテーブルに近付いてクニの隣の椅子を引いた。

 

「おう、起きたんか。お疲れさんじゃったの。世話んなったのう。」

 

 俺が椅子に座る音にクニは読んでいた新聞から顔を上げて、労いの言葉を口にした。

 どうやらとっくに起き出してきていたらしいいつものショートパンツに裸足のルナにコーヒーを頼み、背もたれに体重をあずける。

 

「あの後が長かった。酷え夜だった。怪我をした奴は大丈夫か。」

 

「お陰さんでのう。前より調子が良うなった言うて喜びよるわ。皆ピンシャンしちょる。ほんま世話んなりっぱなしじゃのう。」

 

「あんたも無事で何よりだ。ママさんも怪我は無いか。」

 

「おうよ。(ねえ)さんに怪我さしたいうたら、兄貴に顔向けできんけえ。」

 

「それは何よりだ。最低限依頼を完遂出来たようで安心したよ。」

 

 そう言って、ちょうど目の前に置かれた湯気を立てるマグカップを取り上げ、俺はコーヒーを啜る。

 落ち着く。

 面倒な仕事を終えた後の気怠さを、コーヒーが塗り潰していってくれるような気がする。

 

「さて、この後の相談だ。依頼料は適当なところで振り込んでくれれば良い。で、どうする? 見ての通りこの船は宇宙船だ。港のあるところならどこでも送っていってやるぞ。」

 

 第三伊島ビルは穴だらけで、そのままでは使えないどころか、直すよりも立て直した方が間違いなく早い状態になっている。

 都内の何処かに別の拠点があるならそこに行くも良し、伝手を頼って別の街に行くならそこまで送っていくのも吝かでは無い。

 避難と治療のために船に収容したのだ。ついでに新天地に送っていくくらいのアフターサービスをしても良いだろう。

 

「おう。それなんじゃがのう・・・」

 

 クニは顰め面で、歯切れが悪い。

 

「どうした。行くところが無いのか。」

 

「伊島組は実質的に()うなってしもうたけえ、なんぼか他にあった事務所も兄弟筋の家に渡ってしもうとるんじゃ。そうせにゃすぐに中国人等あに入り込まれてしまうけえのう。あそこがワシら元々の伊島組の人間の最後の砦みたいなもんじゃったけえ、ワシら必死こいて護っとったんじゃがのう。

「ワシがもともと居った広島に帰る言うんも、負けて帰るみたいになるけえ、面子が立たんしのう。今はこいつらも居るけえ、下のモンの世話もせにゃならんしのう。こんだけの所帯が転がり込む云うたら、どこの組もええ顔せんけえのう。今の世の中、どこの組も自分らが生き延びていくんに汲々しとるんじゃ。」

 

 そう言ってクニは後ろを振り返った。

 振り返った先では、いわゆる「若い衆」がホロを見たり、ミスラをあやしたりして過ごしている。

 クニがぼやくのも解らないではなかった。

 様々な法律にがんじがらめにされ、昔は共生していた筈の地域住民からも疎まれ、そっちの筋の人間には生きにくい世の中になっているのは確かだろう。

 だから都市の最下層などと云う、碌でもない無法地帯に潜っていたのだろう。

 

「場所を厭わんなら、住むところくらいなら提供してやれるぞえ。」

 

 不意に俺の後ろから声がした。

 振り向くと、黒いゴスロリがテーブルから椅子を引き出しているところだった。

 ニュクスはポンと飛び上がると、椅子の上に器用に着地した。

 

「お前等が? どこか他の星系に?」

 

 住むところが無いとは言っても、ずっと地上に住んでいた人間にいきなり他の星に住めというのは、ちょっと無茶が過ぎるだろう。

 

 悲しいかな、通常の居住惑星を一つしか持たない弱小国家である地球連邦は、太陽系内外に移住できるまともな星を持たない。

 火星はほぼ丸ごと軍事施設と化しているので、一般人が住むには極めて不向きだし、そもそも上陸に大きな制限がある。

 アステロイドは、地上に住んでいた人間にとって余りに住みにくい場所だ。

 ガニメデやタイタンのテラフォーミングはまだ途上もいいところで、とても居住星と呼べる様な状態ではない。

 最近地球連邦が新たに統治領としたアリョンッラ星系は、星系の成り立ちが成り立ちなので移住に関しての条項が非常に厳しく、移住後も政府の管理がかなり厳しいと聞く。

 最下層で自由を謳歌していた連中にとっては窮屈極まりない場所だろう。

 

 そもそも機械達に、銀河人類が住んでいる居住星にそれほど当てがあるとは思えない。

 それくらいなら、普通に俺がハバ・ダマナン辺りに仕事と住居を紹介する方がまだまともに思えるが。

 ハバ・ダマナンなら、ほぼそこを拠点として活動している俺が時々様子を見に行ってやることも出来る。

 だが、それにしても、だ。

 

「ソル太陽系の中じゃよ。まあ、流石にテラの惑星上とはいかんがの。」

 

 そうすると最初に思い付くのは、地球と点対称の位置で地球軌道を回っているイヴォリアIXだが・・・

 

「イヴォリアIXか? 確かあそこは軍事施設扱いで、機械側からも地球側からも出入国制限が掛かっていたと思うが。」

 

 直径一万kmの、実質的な人工惑星である超巨大母船イヴォリアIXは、大きさだけを考えると数百億の人口を賄えるだけの広さがある。

 が、その実内部は完全な軍事施設で、造船用ドックや資材庫、いわゆる司令部としての機能を持つ情報集積基地であって、人間を住まわせる想定は一切されていない。

 そもそも内部はほぼ全体が真空で与圧されておらず、万が一ヒトが訪れることがあるとしても、ヒトは常に船外服を着ていなければならないと聞く。

 

「いいや。そもそも十五人程度なら、3000m級の船で充分じゃろうが。適当な銀河種族のコピー船なら、居住空間も充分すぎるだけあるぞえ。」

 

 たった十五人に3000m級は贅沢すぎるだろう。そもそも本来なら、3000m級は数百人から千人ものクルーが乗ることを想定しているはずだ。

 ・・・いや、そうじゃない。

 こいつらを宇宙船に乗せてどうしようというんだ。

 それに、宇宙船という究極の閉鎖的空間での生活に、地上の人間が耐えられるとも思えない。

 

「・・・何がしたいんだ?」

 

 忘れてしまいがちになるが、機械達は純粋なる機械知性体の集合だ。

 そして、銀河系有数の軍事国家、あるいは準国家組織でもある。

 自分達に利益にならないことを提案するはずが無かった。

 まあもっとも、三十万年もひとりぼっちで退屈に飽き飽きした「面白がり屋」であって、案外悪戯好きな連中という側面もあるのだが。

 

「のう、お主等。まっとうな仕事に就いてみる気は無いかえ? 報酬は安全な衣食住の提供じゃ。金も払うぞえ?」

 

 そう言ってニュクスは、俺を飛び越えて向こう側のクニに、一般人なら思わず釣られて顔を綻ばせてしまう様な屈託の無い笑顔で話しかけた。

 もちろんこいつがこんな良い笑顔をするときには、碌でもないことを考えているに決まっている。

 

「ほう。ワシらみたいなんに家とメシと仕事をくれる言うんか。悪い話じゃないのう。ほいで? どこでどがあな仕事なんじゃ?」

 

 思いの外クニはその話に乗り気の様だった。

 成る程。一家を構える上の方は土地に根付いていたとしても、下の方は流れ者の集まりなのだろう。案外転居には抵抗がないのかも知れなかった。

 肝が据わっていて腹を括ることが出来るこの連中であれば、案外に宇宙船での生活も問題無いのだろうか。

 そう言えばそもそも奴等が住んでいた最下層は、常に頭上数十mに第二層の底部が覆い被さっていて、空さえ見えない閉鎖空間だった。

 

「そうじゃのう。場所は、ソル太陽系の中のどこか、家は3000m級輸送艦で、内部は快適になる様に改造してやろうかの。仕事は、運送警備会社の事務が中心で、時々現場で実務じゃ。どうじゃ。人恋しいなら誰か誘うても良いし、なんなら儂らの中から生義体を起こしても良かろう。3000m級なら、小さな村一つくらいの集団にはなろうよ。」

 

 ちょっとまて。

 運送警備会社の事務、ってのはなんだ。

 思わずニュクスに目をやった俺に、フフンと得意げな笑いを見せるゴスロリ。

 

「儂はKSLCの社外取締役じゃからの。人事権もあるぞえ。有能な人材は登用せんとの。」

 

 有能・・・か?

 確かに警備会社としては、特に現場での戦力としてある程度の実力を期待できるのだろうが。

 KSLCを立ち上げるときに連邦政府からグダグダと横槍を入れられない様に、在地球大使付武官の肩書きを持つニュクスを社外取締役という形にして引き込み、機械達の後ろ盾があるんだぞという虎の威を借りたのだが、そのカードをここで切ってくるとは。

 

 しかしそれにしても、要は超ローカルなヤクザ組織の元構成員であるクニ達を社員として引き込む事に、機械達に何のメリットがあるのかが分からない。

 案外本当に、ただ単に面白がっているだけかも知れないが。

 

「ふむ・・・どうせ爪弾き者で、まともな仕事にも就けんで最下層で泥水啜るくらいしかないワシらじゃけえのう。そんなワシらでも雇うてくれる言うんなら、どこでも行くでえ。」

 

 こっちはこっちで案外乗り気でいやがる。

 

 結局、宇宙空間の生活、或いは宇宙船という閉鎖された空間での生活がどうしても馴染めるとは思えない、と断った女一人、男三人以外の十一人がニュクスからの提案に乗ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 


 いつも拙作お読み戴きありがとうございます。


 仕事が更に逼迫してきて、毎日残業四時間とか当たり前の状態に・・・

 1話/週の最低ラインはどうにかして堅持したいと考えてます。

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