未知との遭遇 Ⅱ
マヂ文章力低いのぉ。。。
じゃけんドゥンドゥン書きましょうねえ^~
ーカルラ王国:辺境の集落ー
「行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい。 迷うんじゃないよ~。」
服の修繕をしている祖母の声を聞きながら、籠を背負った少女は家を飛び出した。
「迷わないよー!?」
・・・この世界では、例え子供であっても貴重な労働力として数えられる。
母は川に洗濯に、父は畑に、ーーそして一人娘は山菜を取りに行く、ありふれた光景。
「~~♪」
今日も歩き慣れた獣道を通り、明日の食事に出る山菜を、たっぷりと籠に詰め込む。その筈だった。
「んん・・・? 何の音ーー」
繰り返される日常は、たった今、終わりを告げた。
轟音。
「!?」
少女の上空を2つの”何か”が村の方向へと通り過ぎて行く。
「・・・ッ!?」
魔物? なんでこんな辺境に?
様々な言葉が彼女の脳裏に浮かぶが、それを振り払い、村に向かって駆け出した。
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ーカルラ王国:上空10000フィートー
「知的生命体はいたようだぞ。良かったな、スカイ1。」
「ああ。・・・だが俺達、敵か何かと思われていないか?」
「だろうな。下は大騒ぎだ。」
「予想はしていたが・・・大丈夫なのかこれ。」
「おっと、スカイ1。私語は慎んでもらおうか。」
「スカイ2、君もだぞ。」
緊張をほぐすための軽口を叩き合いながら、2機のイーグルは弓の届かない高空
ーー彼らにとっては低空だがーー で旋回を繰り返していた。
”航空機”というものを知らない者にとっては、
”異形の魔物”が”獲物を品定めしている”ように思えるだろう。
事実、村はパニックに陥ってしまっていた。
機体を傾けているため、コクピットの中からでもその様子が見えてしまう。
「おい・・・不味くないか、これ。」
「この混乱は・・・怪我人がでるな。」
「だな。とっとと撤退するぞ。」
「スカイ1、RTB!」
「スカイ2、コピー。」
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「何なのよ・・・あれ・・・。」
少女は、有り得ない速度で空の彼方へ消えていく”何か”を、ただ見つめることしか出来ずーー
「あっ・・・おばあちゃん!」
そして、祖母の元に駆け寄っていった・・・。
この日を境に、カルラ王国上空で”灰色の魔獣”が多数確認されるようになる。
それらは首都にも現れーー
”前線”から遠く離れている平和な国を恐怖のどん底に叩き落した。
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フィート
長さの単位。
4万フィートでおおよそ12000メートル。
RTB
「基地に帰投する」の意。
F-15J改:兵装
固定ーM61A1 20㎜機関砲”バルカン”
選択:各種空対空ミサイル、無誘導爆弾、増槽その他
今回は偵察のため、増槽×3のみ
最高速度 M2.5
巡航速度 M0.8
航続距離 約4000㎞(行動半径約2000㎞)
実用上昇限度 約18000m




