表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
198/1240

イントルーダー 怒りの翼 90年

2014年5/8ガラケー投稿 2019年4/18タブレット端末にて改稿開始〜4/21改稿終了

【 破天荒で命知らずなA6A艦上攻撃機(イントルーダー)のパイロットからニミッツ級空母ユナイテッドステイツ(勿論架空ですよ)の最前線で戦う熱血飛行隊長〜色々有ってその後海軍情報部のジャック・ライアン(ちなみに少将)かジェイムズボンドシリーズのQみたいな立場まで登り詰めた“ジェイク・グラフトン”シリーズの第1作目=ベトナム戦争冒険編に当たる物語になるんだそうですが……どう考えても最短1時間✕6話編成のテレビシリーズにしないと深みや面白さが伝わらない作品を1時間55分で纏められる筈は無く…なんか微妙な“トコリの橋”の焼き直しな物語となりました。 】


★まあアレです分かる人には分かりますが“∀ガンダム”50話分を無理やり総編集した2部作の内“月光蝶”だけを公開した様な作品です……かえって分かり辛いかな(笑)


☆日本だったら色々弄って“マクロスシリーズ化”出来たかも?ようするにアメリカ版のラノベはこんな感じなんですよ。


原題:FLIGHT OF THE INTRUDER

イントルーダー(侵入者の意を持つ攻撃機)は空を舞う

アメリカ劇場公開作品.

日本公開は1991年.

原作:スティーブン・クーンツ著で1986年同題出版.

87年に講談社文庫にて“デビル500(ファイブオーオー)応答せず”のタイトルで上下巻にて出版〜以降“各出版社で翻訳者により微妙に内容変わりながら”シリーズ化し2009年通算9作目の“消えた核を追え上下巻”まで続いてますが以後は未訳状態.英文サイト見てみたけどどれがシリーズ作品なのかは判別付きませんので翻訳されたなら追記します。



 なお映画本編では本来は主人公のグラフトン大尉役のブラッド・ジョンソンやクライマックスで死んじゃったクールでミステリアスな相棒役のコール少佐(演じるはウィレム・デフオー)では無く当時リーサルウェポンシリーズで人気となった黒人俳優、ダニー・グローヴァー演じる飛行隊長のカンパレリ中佐が主役扱いです。まああのオジサンのイメージってアメリカの頑固で強く優しい家族想いなお父さん扱いだったし慎重さと精密さが要求される爆撃機の物語では“トップガンのマーベリック”みたいな阿呆に出番は無いし超時空要塞マクロスのロイ・フォッカーみたいな豪放磊落なパイロットは脇役扱いとなります。攻撃機乗りであんな性格のパイロットは長生き出来んのよ。


今回書き直すにあたり色々調べてみましたが昭和が終わり平成に入ってもシリーズ続いてるたぁ思いませんでした。 ネットの情報はさながら迷宮です あの手の小説の読者はネタバレ嫌うし趣味趣向からして個人ブログでの物語紹介や作品レビューそのものを忌避する傾向があります もっともそんな事繰り返してると何時の間にか文庫本は廃版になったりして入手困難になるし そもそも翻訳された文体がまだるっこしかったり専門用語色々間違ってたり、そんな物語すら誰も知らないと時代に置いてけぼりにされて新しい世代のお客様を取り込めなかったりするんだよなぁ  ちなみに私は劇場公開当時“デビル500応答せず”が映画化されていた事すら知りませんでした。 2014年に色々有ってこのサイトに文章書き残し始めてなんかネタは無いかと当時偶々借りたのがこの作品で御座います。



 原作小説“デビル500”は当時愛読してた航空ファンと2013年に廃刊したエアワールドのお勧め小説として紹介されてたから上下巻纏めて購入(雑誌もそうだけど当時の文庫本は安かったからねぃ)但し、似た様な名前の登場人物がそれ也に居て時系列が子供が読むには大変だったのと映画版同様当事者でも無い限り理解すら不可能なややこしい政治情勢。主人公達の任務が深夜に南北国境近くのジャングル内に隠匿された対空ミサイル陣地や対空砲陣地を2機ないしは4機のチームでレーダー照射からピンポイントで探し出し民間人に犠牲者出さない形で破壊するという任務が実写映像にするとあまりにも地味(笑)だったのと翻訳やった人物の致命的なチョンボでA1スカイレーダーがジェットエンジン搭載してた事ぐらい…後は飲み屋での手動着艦フックによるアレスティングワイヤー掴み損ねたらドロ(クチャ)の池にドボンとなる昭和のお笑い番組みたいな阿呆な度胸試しのシーンと映画ではメインとなった国境侵犯しての北ベトナムミサイル基地襲撃と撃墜されてからのサバイバル程度しか覚えてません。

 

……つーかコレ書いてて漸く思い出したけど物語のメインは専ら相棒のコールと共に上陸休暇の度にやらかすハシゴ酒による馬鹿騒ぎと陸軍や憲兵相手の喧嘩がメインだった様な気がします。そーか“ぐらんぶる”だったんだ……この物語。


大東亜戦争勃発前1939年に多少のいざこざは有ったもののベトナムに孤立したヴィシー政権の妥協により平和理に行われた日本軍仏印進駐と1945年に大日本帝国主導で実行されたグェン王朝によるベトナム帝国の独立が何故無かった事にされ、南北ベトナムに分離されたかについては今作を含め無数に作られたベトナム戦争と第1次インドシナ紛争を取り扱った映画やコミック、小説を紹介する際に少しずつ取り上げるとして……多分に入手困難と化したジェイク・グラフトンの冒険シリーズの簡単な紹介と何故アメリカ軍による傀儡政権成立&軍事介入が始まったのかをを書き残してから映画のあらすじに移りましょう。なにせベトナム戦争が何故ああなったかについては多数の国の悪意や陰謀が絡んでるから下手に説明するとそれこそ教科書1冊分程度の文章書いても終わらないのよ。


★一応文庫本入手&作品紹介が出来たら随時改稿予定です。映画本編に興味有っても原作はちょっと(苦笑)とかなお客様は無視して本編あらすじ…勿論独自解釈なのは御容赦下さいな。翻訳版の後ろに書いてるのは日本発売年です。


②1988年:FINAL FLIGHT ファイナル・フライト:1990年上下巻 新潮文庫

新型空母ユナイテッド・ステイツの飛行隊長に出世したグラフトン中佐とカンパレリ艦長(大佐)を襲うソビエトの陰謀を描いた物語。このエピソード最後に主人公はパイロット引退。

③1989年:THE MINOTAUR ミノタウルス:1991年上下巻 講談社文庫

情報部に転勤したグラフトン大佐の初任務&ステルス戦闘機A12の開発を巡るソビエトとの戦いを描いた作品。

④1994年:THE INTROUDEERS ザ・イントルーダーズ:1996年上下巻 講談社文庫

戦争終結直後、教官として陸上勤務にあたっていたグラフトン少佐はベトナム帰還兵を罵る民間人を殴っちゃった事で一癖も二癖も有る海兵隊員のイントルーダー乗りが乗り組んだ空母コロンビアに教官として単身赴任する事に…実は映画オリジナルだと思ってましたが“キャリー・トロイ⇒後に結婚しグラフトン性に”と義理の娘“ザビー”との出逢いエピソードは今作から入るそうです。

⑤1990年:UNDERSIEGE 大包囲網:1992年上下巻 講談社文庫

ブッシュ大統領の暗殺を狙うコロンビア麻薬カルテルとの戦い。

⑥1993年:THE RED HORSEMAN ザ・レッドホースマン:1995年上下巻 講談社文庫

イラク・フセイン大統領が合衆国に仕掛けた陰謀とは?

⑦2000年:HONGKONG 未訳 

⑧2001年:AMERICA 原潜アメリカ強奪:2007年上下巻 扶桑社ミステリー文庫

イスラム原理主義系組織に核ミサイルや乗員毎奪われた原子力潜水艦奪還作戦。グラフトンは少将に昇進。

⑨2016年:LIBERTY’S LAST STAND 消えた核を追え:2009年上下巻

扶桑社ミステリー文庫

ロシア国内から奪われた核が元ソビエト軍将校によりアメリカ国内に持ち込まれた…クライマックスはマンハッタン島。


☆舞台説明です。同じく興味無いお客様は読み飛ばして下さいな。


 1954年に停戦した第1次インドシナ紛争でベトナムは南で民主主義を柱とする共和国と共産党独裁の北に分断。ところがアメリカCIAの全面支援受けてグェン王朝倒した南ベトナムのジエム政権は白人様万歳のカトリック原理主義…共産主義者の弾圧のみならず仏教徒や国内の独自宗教も認めないと信者以外の民間人を軒並み収容所へ放り込む等やらかした為にベトコンと呼ばれる武装ゲリラが台頭し内戦勃発。東南アジアでの布教妨げられたアメリカ&ヨーロッパのカトリック&プロテスタント勢力の圧力とあからさまにベトコンに資金提供&武器支援を続ける北ベトナムに我慢が出来なくなった合衆国政府の1部勢力により用済みとなったジエムは暗殺され新たに傀儡政権作り上げ“まんま日本軍がやった鉄道爆破して因縁つけるアレ”が行われました。


ソレが俗に言う64年の“トンキン湾事件”で以降新たに拵えた反政府活動家(ベトミン)から転身した元豪農上がりのメンバー揃えたチユ政権脅迫しながらアメリカ軍&国連軍は南ベトナムのゲリラを弾圧しますが、バックに核ミサイル持つソビエトが居る北ベトナムには流石に手が出せず軍事施設以外の攻撃を避ける形で空爆を開始。以降ベトナム戦争と呼ばれる戦いはアメリカ軍が主力となり国境侵犯した北ベトナム軍やベトコン相手に傀儡政権守る為に75年まで延々と戦闘⇒一時停戦⇒停戦破り戦闘再開を繰り返すという面倒くさい状況に突入。そもそも全面戦争やらかす覚悟や世論を味方に付ける事に失敗したアメリカ政府は兵力の逐次投入という悪手を犯してしまう……ベトナム戦争を簡単に要約すると大体こんな感じになります。


では長々と寄り道しまくりですがネタバレ悪ふざけ有りな独自解釈のあらすじに移ります。ちなみに歴史的に文化的にも名前に重きを置かないベトナム人は名字についても同様でグウェン筆頭に6種類しか有りません……お陰で原作読んだ時色々泣いたなぁ誰が誰やら分かんなかったし。



【 1972年9月10日…トンキン湾事件を切っ掛けに始まったベトナム戦争は7年目を迎えていた。1968年から中立国(ジュネーヴ)で始まった和平交渉の継続により合衆国は北ベトナム領域の航空爆撃を停止……それから3年、空軍/海軍/海兵隊航空隊に与えられた任務は国境線の警戒と時折息を吹き返すベトコンにより設営されたトラック集結地と通報されたジャングルや連絡路と呼ばれる歩道を吹き飛ばす任務のみ…当然ながら毎回空振りなだけで無く、ターゲット周辺に設置された対空砲やミサイル…果ては国境線を超えたミグに一方的に追われる日々…その結果多数のパイロット達が無為な死を遂げていた。まあ犠牲が増えたのは合衆国内外に多数のスパイやマスコミ関係者等の多くの協力者達が居たからなのだが全てが発覚したのは1995年になってからの事である。 】


 主人公“ジェイク・グラフトン大尉”を中心としたCV62空母インディペンデンスに乗り組む男達の物語を始める前に、まずはもう1つの主役とも言える彼等の愛機・コールサイン・デビル505=A6Aイントルーダー艦上攻撃機の逸話から始めよう。朝鮮戦争の反省から生まれた並列複座のコクピットに戦術コンピュータを搭載し全天候下で行動可能な大型レーダーを搭載するこの時代最新鋭な機体はミグ戦闘機を返り討ちに出来る格闘性を備えているものの……合衆国の海軍機には珍しく機関砲等の固定武装を備えていなかった。流石に戦争末期には現地でミサイル搭載可能な形に改装されたものの自衛用の装備はチャフ(ミサイル避けの花火弾)のみ…よって地上から見境なしに撃ち込まれる対空砲火にはスピードと機体操作で避ける以外方法は無かったので有る。


同じ時代を生き抜いた艦載機であるA4スカイホーク攻撃機やA5コルセアⅡ攻撃機、そして旧式のエセックス級空母に搭載されたり南ベトナム空軍に供与され物語の後半で大活躍…実際ミサイル持ってるからミグ戦闘機も撃ち落としてる第2次大戦の生き残りとも言えるレシプロ攻撃機A1スカイレーダーですら搭載している機関砲がイントルーダーには無かった。結局の所基本我慢強いどちらかと言うと攻撃機乗りにしては割と冷静な男だった“グラフトン大尉”が最終的にブチ切れたのは1方的に撃たれるだけの積りに積もったストレスに加え訓練生時代からの相棒だった生真面目な爆撃手“モーガン・マクファーソン大尉”を無意味な任務しかもベトコンがヤケクソでぶっ放した流れ弾1発で喪った事からだった。


相棒が流し続けた血に塗れ成功率の低い危険な夜間着艦をやり遂げた主人公(グラフトン)の活躍も虚しく動脈をやられたモーガンは戦死。親友を失い心神喪失状態なグラフトンを慰める仲間達にも動揺が広がるのを危惧した飛行隊隊長(デビルリーダー)にしてマフィアの3代目と噂される強面の“カンパレリ中佐”と艦長の計らいで他のパイロット達よりも一足先に2ヶ月振りのフィリピン・ルソン島のスービック基地(ベトナム戦争当時、空母飛行隊の拠点だった。)で休暇を与えられた主人公。彼と共にイントルーダー数機に分乗し先に先行する事になったのはフィリピンに多数の現地妻と子供が居るお調子者の“ボックスマン大尉”と海軍に入る前は医学生だった“ドグ大尉”に補充パイロットとしてやって来た早々中佐に剃り残しを見咎められ“刃物未満⇒レザー=カミソリ”の渾名付けられた新米“ジャック・バロー中尉”そしてとある理由からカンパレリ中佐や艦長からも赴任早々距離を置かれる謎多きベテラン補充パイロット“バージル・コール少佐”の姿も有った。


 歓楽街へ繰り出し現地妻達と再会をとそわそわしてる“ボックスマン”に、生まれて始めてのフィリピンの夜の世界に期待を膨らます“レザー(多分童貞)”を残して野暮用名目でモーガンの妻アリッサが暮らす官舎を訪れた主人公が出逢ったのは独り合衆国へ戻った失意の(アリッサ)の代わりに残してゆく荷物の整理を頼まれたヒロイン“キャリー・トロイ”…初めての会話は今頃弔電を届けに来た間抜けな上層部の使者か未亡人目当ての間男候補と勘違いした彼女の八つ当たりで最低なモノとなる。そんな訳で相変わらず相棒(モーガン)の死を割り切れ無い主人公の姿を見兼ねたボックスマンに無理やり歓楽街へ引き摺り出され痛飲するグラフトン…売春宿兼酒場を兼ねたボックスマンお勧めのその店での名物は、失敗すれば(クチャ)のプールへ身体ドボンな着艦ゲーム…見知らぬ艦載機乗りとのちょっとした賭けに乗った主人公は見事に着艦に成功するが賭けを台無しにされた民間船乗組員が絡んで来た挙げ句、この店では禁句の黒人乗組員への差別発言やらかした為に豪快な殴り合いが始まる。


☆フィリピン&沖縄にも有るクチャは海藻類が長い時間掛け土化あるいは石化したモノ…実は美肌&美髪効果が有るそうですがマッカーサーは泥で身体を洗う女性達をグック(タガログ語でクチャ⇒転じて蛮族(どじん))と蔑んでました。


別の空母(確かコーラルシーだったかな記憶曖昧です)の着艦士官だった黒人海兵とワニの泳ぐプールへ豪快に人種差別野郎を投げ込んだグラフトンはボックスマンと共に駆け付けたMPから逃れるため窓から逃げ出し…グデングデンに酔っ払いながらも意外と要領の良い新米(レザー)はフィリピン名物の乗合タクシー・ジプニーに逃げ込んだ。逃げ出したのは良いけどウッカリボックスマンを死んだモーガンと間違えて呼んでしまい再び落ち込む主人公と慰める方法思い付かなくてあたふたしてるボックスマン…2人を逮捕する為駆け回るMP達の包囲網を借りパクしたジプニーで助け出したのは独り店の女性と行方を眩ませた筈の“コール少佐” 兎に角飲み直しだ‼今度はコール馴染みの店でゆっくり酒を楽しむ事になった主人公達…置き去りにしたレザー回収の為一旦別行動となったボックスマンが途中離脱し空気読みながら不器用に主人公慰めるコールもグラフトンの後を追う美女に場を譲る為粋にフェードアウト……勘違いを謝るために主人公を探していたキャリーと再会したグラフトンは思いのたけを曝け出しノリと勢いで気が付いたら1夜を共に過ごしていた(苦笑)


 ヤル事やってしまい寝惚けた状態でシャワー浴びようと部屋を間違え、目茶苦茶愛想の良い幼女“ザビー”にタオル1枚で気まずい挨拶する事になった主人公……3年前の北爆任務で偵察機乗りだった夫を失くし母子家庭で官舎の雑用係を営んでいたキャリー母子と色々有って独身貫いていた主人公は意気投合。相棒戦死直後に“デビル505”の機付整備士として赴任、到着早々フィリピン人妻と結婚し主人公の手を煩わせた新米整備士“ハーディスティ”に完全に熟年夫婦と勘違いされる程、仲睦まじく2週間の休暇を過ごす事になる。 ちなみに売春宿兼酒場でのヤンチャ振りはMPに捕まったレザー経由でカンパレリ中佐にしっかりバレていたが気遣いの人コール少佐のフォローで何とか命拾い…元々軍隊ならではの上下関係の煩わしさを嫌うコールとグラフトンは徐々に意気投合。 数日後に行われたA6Bイントルーダー改ミサイルハンター=通称アイアンハンド(コールサインデビル502)を使った作戦で息の合った夜間任務をこなしてみせた2人は正式に“デビル505”イントルーダーの乗組員コンビを組む事になる。


☆原作上巻のクライマックスでも有るこのシーンに登場した“ミグ17”は個人所有の本物で救援部隊として現れたF4ファントム戦闘機も当時動態保存されてた博物館から引っ張り出した本物です……惜しむらくはアクロバット飛行シーン満載のこの名シーン、夜間撮影だったから実写だとイマイチ映えない(笑)


 漸く相棒を喪った心の傷も癒え始めキャリーとの手紙の遣り取りを行う程度には明るくなった主人公(グラフトン) そんな最中、補給基地爆撃任務=誰も居ないジャングルに爆弾ばら撒く任務で待ち伏せしていたミサイル部隊に狙われ“ボックスマン”と“リトルオージー”の乗ったイントルーダーは木っ端微塵となった。 フィリピン人妻が26人居て嫁から贈られた生まれたばかりの子供の声を録音したテープを喜々として仲間に聞かせるボックスマンの戦死と偶々最悪のタイミングで贈られて来たニュース映画 ハノイ市内で撃墜した機体から回収した遺品をこれみよがしに喧伝するベトコン達とミサイル基地の宣伝やらかす阿呆なスイス人ジャーナリストの嫌がらせ映像を見せつけられた事により遂に我慢の限界に達したグラフトンとコールは軍法会議に掛けられるのを覚悟の上で侵入禁止とされたハノイミサイル貯蔵庫への単独爆撃を計画する。


コール少佐が上層部に煙たがれながらも3度目のベトナム勤務を志願したのは彼が少佐となる原因となった暗い過去に原因が有る。 訓練生時代からの同僚でカンパレリ中佐の親友でも有ったジム・ベッカー大尉をベトコンに目の前で撃ち殺された事だった。 結局そのゲリラを殺し生還したものの仲間を見捨てた疑惑に振り回され荒んだ人生を歩む彼は元友人だったこの空母の艦長とも疎遠となり今に至るのだと言う…記録映像と地図を突き合わせ、物語冒頭から上層部を悩ませている悪戯男=ファントムの正体を偶然目撃した2人は艦艇にある営倉送りが嫌なら手伝えと“情報士官(ファントム)”を巻き込み空軍が把握しているソビエトから送り込まれる対空ミサイルの巨大保管庫の位置を確認。整備士達を説得し重装備を追加した“デビル505”で命令された発電所爆撃を最小限の爆弾で徹底的に破壊してから機体故障を偽り敵味方のレーダーに映らない高度60mで北ベトナム・ハノイへ単独で低空進入。 壮絶な対空砲火で機体のあちこちを穴だらけにされたり戦術コンピューターの故障で突入をやり直しながらも僅か数発の爆弾で貯蔵庫を大爆発に追い込んだ。


 生還を果たした主人公とコールは海軍上層部の怒りを買い軍法会議に、もしかしたら坑命罪で銃殺刑 運良くソレを免れたとしても停戦合意違反で4〜5年の懲役刑になるかも知れない  ところが彼等が国境侵犯&爆撃を行ったのは度重なる停戦合意違反に激怒したニクソン大統領の命令により4軍へ北ベトナム全域の空爆が許可された命令書が届いたギリギリのタイミング。 結局ミサイル貯蔵庫への爆撃自体が無かった事にされ2人は無罪放免 だが命令違反に激怒するカンパレリ中佐と艦長の命令で当面の間⇒追放先が決まるまで艦内蟄居を命じられる。 1972年12月、空母インディペンデンスには北ベトナムへの全力出撃命令が下されカンパレリ中佐も新米爆撃手とコンビを組み“デビル501”で出撃した。


それ也に経験を積んだレザー達の操る“デビル511”と映画では名無し扱いだけど原作ではそれ也に出番有った“デビル503”の3機チームはB52爆撃機の露払いの任務として真昼間に対空砲火陣地を攻撃する任務を遂行するが増援として駆け付けた対空戦車に狙われ“デビル501”が被弾し胴体着陸。 爆撃手は即死し生き残ったのはカンパレリ中佐だけ パイロットを殺そうとベトコンの大部隊が押し寄せる中、上空支援に当たる“デビル503”も続けて被弾し海上へ不時着水。 スカイレーダー攻撃機とヘリ到着まで時間を稼ぐ為奮闘するレザー操る“デビル511”も最早燃料が無い 絶望に駆られる彼等を助け出す為艦長判断で出撃して来たのは“デビル505に乗り組んだ主人公チーム”だが壮絶な奮闘も虚しく彼等の愛機も対空砲で撃墜される。


骨折したカンパレリ中佐の元にどうにか辿り着いた主人公と異なりついていなかったコール少佐は降下地点でベトコンと揉み合いになり撃たれた。 かろうじて上半身は動くものの背骨をやられ出血が止まらない彼は敢えて銃を撃ちまくり駆け付けたベトコンを抑え続ける。 漸く戦場に駆け付けたA1スカイレーダー攻撃機部隊に狼煙を上げてナパーム投下を頼み込む瀕死のコール  主人公が駆け付ける事を拒否し事切れたその瞬間壮絶にジャングルを彩る弔いの炎が上がる 応援で駆け付けたベトコンとカンパレリを担いで逃げ回るグラフトンの命懸けな鬼ごっこは主人公達に勝敗が上がる。


1973年1月中旬 爆撃に耐えられなくなった北ベトナムはアメリカとの和平交渉を再開。 戦局優位に貢献した空母インディペンデンスは数ヶ月振りのメンテナンスと乗組員の休暇のためフィリピンへ進路を変えた。 重症を負いながらも入院治療を断り陣頭指揮を続けるカンパレリ中佐には大佐への昇進内示と近々建造が始まる新型原子力空母艦長への就任依頼が届いたらしい グラフトンの飛行隊長就任を条件にカンパレリはそれを受託。 主人公は文通を続けるキャリーと所帯を持つ覚悟を決めている。 世界は尚も未だ暗く、共に歩んだ多くの友は道半ばで斃れた。だがイントルーダーズ達は見知らぬ新たなる友を加え戦乱の空を舞い続ける…男達の誇りと共に。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ