ザ・ミスト 07年
2014年4/2ガラケー投稿 2023年9/4タブレット端末使い全面改稿〜9/6作業修了
一応主人公達は破滅したけど世界は滅びてなんか居なかったという伝説のバッドエンド 私は滅茶苦茶感情移入してしまう吹替版で色々心折れた後、改めてオリジナル音声の英語版&字幕スーパーで何とかストーリー纏めました やっぱキツイわこの物語(苦笑)
【 神への生贄求めた気狂いオバさん殺し 何ひとつ自分達では判断出来ない愚か者共を見捨て当面の危地は脱したけどこれからどうなるかは判らない 雰囲気有るトゥルーエンドで終わった原作ラストを敢えて改訂し、キリスト教の推挙=最後の審判に対する諦めが心身に叩き込まれた国で売れた 正直書くと胸糞悪いバットエンド 神罰に抵抗せず争いに加わらず惨たらしい最後を遂げる犠牲者を傍観し惨劇に抵抗せず身を任せてしまうのが信者の正しい有り方らしいけどそれって家畜の生き方だよな 勿論自殺は最も重い罪になるらしい 】
★私がキリスト教を始めとする1神教や共産主義に嫌悪感抱くのは宗教指導者に余りにも都合が良過ぎるそんな考え 神の子羊なんざ御免被ります 敢えて書きますがユダヤ・ホロコーストで仲間が次々とガス室に送られてるのに看守に抵抗しなかったのは“神の試練”とやらが根付いた人々だったからでも有る訳だ
原題:THE MIST
霞 或いは 靄
アメリカ 劇場公開作品
2008年日本劇場公開
原作は1980年 スティーヴン・キングの同題中編小説
日本では82年ハヤカワ文庫"闇の展覧会"収録
87年扶桑社より短編集スケルトンクルー① "骸骨船乗組員"収録
2019年現在廃版
令和5年9月4日 世間様では秋に突入してますが昨日辺りから散発的にだけど地下で台風やり過ごしたクマゼミがマーベラスと鳴いてたり油断すると蚊にあちこち刺されるしやっぱり暑いから扇風機は手放せないので暫くは中途半端な残暑となる予定 幸いにも台風11号は沖縄本島に接近する事無く石垣&宮古島方面へ向かいましたが新たに台風になりそうな熱帯低気圧がポコポコ生まれてる状態だし油断は禁物 政権与党の無為無策……但し増税だけは強行し減税の圧力は馬耳東風な結果、備蓄必要な食料品は何もかも値上がりの一途 此れだけ支持率落ちても何の痛痒も感じてない辺り思わず呪詛が溢れるのは私だけかね
と怒りに任せた軽く前振り書いた所で気分変え本作の紹介を 原作小説を大幅改変、なまじ登場人物に感情移入してたから想像以上の悲惨なラストに罵り言葉しか思い浮かばなかったこんな物語を 多少頭冷えたついでに色々出て来た裏話によると当初は原作小説に沿った形でのトゥルーエンドな結末だった脚本を改変した理由は 出演者のみならず製作スタッフの大半が何らかの被害に合い暴徒による略奪に放火や殺人を目の当たりにする事になった "ハリケーン・カトリーナ 05年 死者1836人/行方不明者705人 負傷者に至っては統計出来ないレベル" で味わった怒りと絶望を創作物の形で残して置きたいと原作者に直談判 敢えて軍到着による救難は遅くその結果取り返しの付かない悲劇が起きるラストに変更 もうちょっとだけ我慢すればどうにかなったかもな後悔のみならず 臆病に駆られ躊躇した結果、助けられた筈の知り合いを見殺しにした罪悪感も中々凄いモノがあったとか
避難所で繰り広げられたのはまんま本編の様な対立と暴力沙汰に殺し合い 軍の任務は文字通りケダモノの間引きだったので実際に天災で亡くなったのはその半分程度 派遣後はPTSDで精神病んだり軍を辞する将兵も続出したとか なおあれからかれこれ20年近く経過してますが多くの行方不明者は未だ見付からず……内500人近くが重犯罪者だったから敢えて探してないなんて怖い話も有るし区画によっては廃墟がそのまま 建物は何とか崩壊免れたものの水も電気も来ないからゴーストタウン化したままの集落も有り ゾンビ映画やドラマ等の撮影ロケ地になってます 勿論壊れた人間関係も決して元には戻りませんでした。
【 なお後味があまりにも悪過ぎたせいか 殆どの大手レンタル店でラインナップから外されてます 個人的にはやっぱり原作小説版のトゥルーエンドの方が此の世の終わり感あり私は好みだったりしますがお客様はどう思います? 出来りゃ図書館に原作小説置いて有るので映画と何がどう違うのか興味抱いたなら読んで意見貰えたらなぁと感じる物語です そういや沖縄の場合は台風通り過ぎたらカンカン照りの青空と強烈な太陽光降り注ぐからこの物語冒頭シーンみたいな悲壮感はあまり感じた事が有りません と言うより暑すぎてさっさと片付け終わらせようとしか考えませんな 】
★ハリケーンより竜巻被害が洒落にならん合衆国中西部に北部は地下室がシェルター代わり 沖縄はカビの発生源やハブの潜伏場所になるから普及してません
先ずは前振り兼ねてこんな話から 元高校教師だったスティーブン・キング先生は勿論ご存知だったからこんなストーリー構成にしたんでしょうが もし何らかの事故が起きたら危ないからと瀬戸内海や南西諸島の無人島に化学兵器研究施設作ってた大日本帝国陸海軍と異なり 欧米(私が知ってるのはアメリカ合衆国マンハッタン島と旧西ドイツのベルリン 多分他の国にも有る筈です)をメインに大半の覇権国家は敢えて民間人を盾にする形で化学兵器の研究施設やその保管庫を割と市街地や大都市のど真ん中に建設する事が多々有ります 案外そんな危ない研究や兵器の保管が隣近所で行われてる可能性はゼロでは有りません 合衆国には放射性廃棄物汚染により住民立ち退き放棄された町が幾つか実在 フランスにも毒ガス埋まってて区画毎立ち入り禁止な山野が有ります
アメリカ合衆国南部ルイジアナ州 主人公で画家のデヴィッド・ドレインと妻ステファニー独り息子ビリーが暮らす年代物な家屋から一望出来るパイヌール湖はかつて水深僅か3mの淡水湖だった 1980年11月20日、テキサコ社による石油採掘の為の試掘調査でヒューマンエラーにより岩塩採坑道が大崩落 メキシコ湾の海水逆流と岩塩の成分が大量に溶け出し塩分濃度滅茶苦茶な汽水湖に いきなり最深部61mとなり淡水魚を始め多くの生物が死滅したが証拠は湖の底に有り誰も責任を取らなかった 本編では敢えて触れてないが改めてこの物語を振り返ってみるとかなり象徴的な出来事と言える アレが何処から来て何故軍が其れを研究していたのか事情知る関係者が皆怪物達の餌食と成り果てた以上はもう誰にも調べ様が無いのだ
突然始まったゲリラ豪雨と停電 ラジオや携帯も使用不能となる中、地下室で不安な1夜を明かした翌日、祖父の植えた樹木が倒壊し2階の仕事部屋は滅茶苦茶になっていた ついでに法廷闘争中な隣の黒人弁護士ブレンド・ノートンが放ったらかしにしていた枯れた老木も倒壊しボートハウスも再起不能 とは言え電気復旧の見通しが立たない中、困った時はお互い樣 留守を妻に任せ食料品の買出しと外部に連絡取るためノートン弁護士や手の掛かる息子ビリー連れ街のスーパーへ 幸いスーパーは非常電源で動いてるが電話線も切れラジオも停波中 外では軍や消防士達が慌ただしく行き交うが先ずは買い物を そんな最中、霧の中から血塗れ姿のダン・ミラーがパニック状態で店の中に駆け込んで来た
『 霧の中に何か居る ジョン・リーが捕まり引き摺り込まれた 』
サイレンが鳴り響く中、押し寄せる霧と大地震 咄嗟に車で脱出図った人々が上げる断末魔の叫び声 幼い二人の息子に家を任せてる女性が誰か私を助けてとスーパーから脱出しようとするが皆怯え動けない 彼女は独り車目指し駆け出し霧の中に消える 動作不良起こした発電機 異常の原因は排気管に何か詰まっているらしい オリー・ウィークス副店長とアルバイトのノーム 機械工のジム・グリンディンやマイロンの4人は最初にシャッターの異常目撃し外に出るなと止める主人公の前で触手持つバケモノに襲われノームが食われた 街の嫌われ者な宗教オバさんカモーディ夫人が唱える神による審判 退役軍人風の中年男が唱える化学工場の毒ガス流出説 そして実際にバケモノに遭遇しノームが食われる樣見てしまった主人公達の対立 元々逆境に弱いノートン弁護士がヒステリー状態となり有志5人で車まで向かい外部へ助け呼ぼうと走り出すも皆殺し ショットガン取りに向かった退役軍人の食い千切られた下半身だけがロープで引き戻される
皆が怯えパニックが拡がる中、多くの買い物客を恐怖利用し洗脳するカモーディ 恋愛関係にあるサリーとウェイン・ジェザップ二等兵の逢瀬 夜のスーパーマーケットを囲む30cm程のイナゴの様な羽虫の群れ 不注意にも客の誰かがフォグランプ点灯させた事でガラス割り飛びこんでくる巨大羽虫とコウモリとトカゲの間の子みたいなバケモノ サリーを始め多くの人々が羽虫の餌食となりコウモリモドキと戦ったジョー・イーグルトンが手違いで炎に呑まれ大火傷 絶望に駆られたハディが服毒自殺 断末魔のジョーを助けるため翌朝カモーディ等の反対押切りジョーの弟ボビーや主人公達は抗生物質や痛み止め確保するためにスーパー隣の薬局へ突入 クモの様なバケモノに捕まり此処の店員等と共に繭に閉じ込められていたのは地震以降姿が見えなかった憲兵 断末魔の憲兵の顔や腹を食い破り飛び出すダニの群れ ボビーもクモのバケモノに片手食い千切られ運び出す途中でショック死 薬品抱え再びスーパーに戻ったがジョーの手当ては間に合わなかった
『 此れはアローヘッド計画の失敗による人災だ 』
罪悪感と恐怖から倉庫で首吊り自殺していた2人の二等兵はドナルドソンとモラレス 独り生き残ったウェインを問い質す主人公達を押さえ付けカモーディ夫人の信者となったジムやマイロン達によりナイフで滅多刺しとなった彼はスーパーの外へ放り出され生贄に ドレイトン父息子に教師のアマンダ・ダンフリーと校長のアイリーン・レプラーやダン・ミラー等をバケモノの生贄に捧げろと民衆を扇動するカモーディを射殺したのは拳銃渡されたオリー・ウィークス副店長 もう殺されたって構うものか俺達は此処を出てゆく デヴィッド&ビリー父子とアマンダにレプラーとダン バド・ブラウン店長とオリー副店長にアンブローズ・コーネルの8人は霧の中を縫い 車で此処からの脱出図るがブラウンにオリーとコーネルの3人がバケモノに捕まり喰い殺された 置いて行くのかと責める様に眺めるカモーディの信者達 彼等がその後どうなったのかは誰も知らない 湖の自宅に立ち寄るも妻ステファニーは殺されクモにより繭の中 高速道路で多くの犠牲者を目撃しつつ大都市シュリーブポートを目指す5人を更なる絶望に追い込んだのは何処まで逃げても消えない霧と彼等を追い越して行った六本脚の巨大なナナフシみたいなバケモノ
やがて森の中、遂にガソリンが尽きた モリーの遺品となった拳銃の弾は残り4発 あんなバケモノ達に殺されるぐらいなら……頼む 車の中で響きわたる拳銃の音 事切れたビリー/アマンダ/レプラー/ダンの目を閉じ弾切れの拳銃片手にバケモノに殺され後を追おうとしたデヴィッド だが漸く晴れた霧の中から現れたのは被災者を救助しバケモノを殲滅するためやって来たアメリカ合衆国軍の戦車や戦闘ヘリ等の大部隊 巨大な六本脚もクモモドキも次々撃たれ或いは火炎放射器の餌食に 霧の中を二人の息子救い出すため独り飛び出した女性とその子供達もトラックから主人公を見下ろす ただ狂った様に嘆き叫び続ける主人公の声を掻き消す車列やヘリの轟音 画面は暗転しエンドロールへ




