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刑事マディガン 68年

2022年5/7〜5/9 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割り込み投稿

かなり内容端折ってるのは勘弁を……マジで寝不足気味なんだ

【 中折れ帽(フェドーラハット)に草臥れ気味なスーツと革靴 其れは1940年代〜1960年代半ばまでアメリカ合衆国で生きて来た大人達のフェイバリットなスタイルだった そんな世の中で展開される命懸けのドラマは西部開拓期となんら変わりはない 時代の趨勢が勧善懲悪の単純な物語からアメリカン・ニューシネマの様な苦い真相や後味の悪い結末がリアルだと持て囃されようとしていた60年代後半 西部劇やマカロニ・ウエスタンのスター達が選んだのは其れまで実録犯罪一辺倒だった警察ドラマへの路線変更 脇役或いは憎まれ役が主人公に……そんな過渡期の物語 】


★奇しくも社会人の証がスーツに革靴そしてネクタイと中折れ帽だった最後の時代を描いた物語 フェドーラハットに今も憧れます 今度安いの探してみるかな


原題:MADIGAN

主人公=ダニエル・マディガン刑事の名から引用

アメリカ 劇場公開作品

同年日本 劇場公開

原作:リチャード・ドハティ著 THE COMMISSIONER 1962年

ペーパーバック化は1969年頃 コミッショナー=本来は権威者の意ですがこの場合は 警察委員長(日本の公安委員長にあたるニューヨーク市警の最高責任者)

実は本編もマディガンは主役じゃ無かったり(汗)

資料無いけど翻訳版は69年頃ハヤカワ・ポケット・ミステリ

2003年の其れは恐らく再版バージョン

1979年マディガン刑事主役で短期シリーズTVドラマ化


 令和4年5月7日 沖縄は梅雨入り以来3日振りの晴れ 連日連夜寝不足の元凶=仔猫未満なウズラ模様のチビは4時間⇒ほぼ2時間おきにトイレだ飯寄越せと大騒ぎ まぁ合間見ながら何とか育児生活続いてます。 普通の親猫は此れを3匹以上相手にこなしてる訳ですがそこそこワンコで慣れてる筈の私も流石にヘタる 映画やアニメ見たり本やマンガの感想纏める余裕が欲しい ただ行動範囲変わると其れなりの余録も色々有りまして 久しぶりにホームセンターへ猫用ミルク買い足しに行ったら いい加減入手諦めてたブッシュミルズ(アイリッシュウイスキー)が○○年振りに沖縄再流通とかで値段も当時より1000円近く安い……勿論購入しましたとも ウクライナが侵略者撃退した時にささやかな祝杯上げる予定です 黒海艦隊旗艦の巡洋艦のみならず曲がりなりにも最新鋭のフリゲート艦や一世代前のフリゲートにもミサイルが命中したなんて未確認情報入ってますが事実だったらざまあみろ


今回取り上げるのは滅多に見せない笑顔が以外とチャーミングで割とお気に入りなリチャード・ウィドマーク……長年西部劇や実録犯罪ドラマで悪役やってた俳優さんが現代劇に路線転換狙った意欲作 文字通りダーティハリーの原案となったこの作品はそこそこ大ヒット 敢え無い最後迎える筈だったマディガン刑事は奇跡の生還果たしテレビシリーズで復活する事に なお本編の本当の主人公アンソニー・ラッセル警察委員長はヘンリー・フォンダ渾身の熱演が観客には逆効果となりテレビシリーズからは外されました(苦笑) 昔の映画やドラマでは割とありがちだったそうですが うる星やつらのラムちゃんやそもそも原作漫画には登場シーン無かった あのメガネ みたいに当初1回こっきりのゲストかネタキャラが物語のカラーを決めてしまい気が付いたら主役掻っ攫うなんて話は今に始まった事じゃ有りません



【 組織のリーダーには時に清濁併せ呑む器の大きさも求められる 単に正しく誠実なだけでは多種多様の価値観や倫理観を持つ部下を掌握する事は叶わないし融通の効かない頑固な先入観は時に同僚や部下を……追い詰められた時に力となってくれる人々を自分の周囲から遠ざけることになる 西部劇の時代からそうだが綺麗事を貫くだけでは生き残れない 何れその報いと向き合うことになるのだろう 組織改革を目指し平警官から官僚へ ニューヨーク市警のトップの地位まで登り詰めたアンソニー・ラッセルにとって 付き合い長い歳上の部下ダニエル・マディガン巡査部長はその生き方そのものが気に入らない気に障る存在だった 】


★例えば映画館やレストランに顔パスで入れたり飲み(しろ)を出世払いで立て替えて貰ったりとニューヨーク市警における平警官の給与は雀の涙だから不正や灰色の事案が蔓延 巡査部長(サージェント)はそこそこ貰えるものの命懸けになる程高給取りと言う訳でもない この辺りが多少改善したのはコップランドが生まれてからかな


 眠らない街ニューヨークも60年代はそこそこ静かだった 物語のオープニングは夜明け前の摩天楼とオフィス街を行き交う車の流れ やがて舞台は当時再開発前で、失業者が屯し治安状況が最悪だったブルックリンへ かつては海軍工廠の特需で景気の良かったこの街の闇については ブルックリン最終出口 で散々ネタにしたから敢えて列記しないが ベトナム戦争の特需は西海岸側に集中 当然ながら景気が極めて悪いこんな場末のアパートにヤサを構える輩は訳ありやこの街を捨て再出発を狙うには歳を取り過ぎた老人ばかりの筈だ 事情聴取を兼ねた23分署への任意同行 裁判所の出頭命令を延々無視する怖いもの知らずのチンピラは別段珍しい存在という訳でもない 


金曜日 朝駆け急襲し容疑者を連行する簡単なお仕事 ダニエル(ダン)・マディガンとロコ・ボナーロ両1級刑事(サージェント)が地元警官伴わずたった2人で突入したのは さっさとこんな厄介事を終わらせ週末の家族サービスや夫婦生活を楽しむためだったが 迂闊にも何も隠さない裸の女(ロジータ)に気を取られた挙げ句 単なるけちなチンピラと思われたバーニー・ベネシュの思わぬ反撃に合い拳銃奪われビルの屋上に閉じ込められてしまう ベネシュの凶行を見るに見かねたロジータの救援と隣のビルに飛び移ったダンの機転で始まる追跡劇は壮絶を極めたがまんまと逃げられた 容疑者ベネシュの正体は凶悪犯罪を繰り返していたフリーの殺し屋だと判明したのは丸腰でトボトボ分署に戻り直属の上司ジム警部補にどやされてる最中 


家族心配させまいと妻リタや息子に居残り事情明かさないロコと 不器用だから親子程歳の離れた妻ジュリアに決して嘘を言わないダンの対照的な電話の遣り取り 手掛かりとなるのは容疑者(ベネシュ)と揉め事起こし耐えず情報集めている会社経営者カステ・グリオーニ 市警本部ではアンソニー(トニー)・ラッセル警察委員長が親友で幼馴染みの部下チャールズ・ケイン警部と共に部下を切り捨てようとするジム警部補相手に2人の処分巡り大喧嘩 何度も表彰された優秀な刑事を切り捨てて組織は成り立たない ラッセル委員長が下した処分は72時間のマスコミ報道猶予 


ベネシュが奪われた拳銃で誰かを殺す前に取り押さえろ


たかが一介の巡査部長の不祥事に何故警察委員長(トニー・ラッセル)が口を挟む? 首を傾げるロコにマディガンが明かしたのは 平警官時代から因縁浅からぬ関係だった元上司(ラッセル)の堅物振り 警察学校の卒業式に参加するラッセルがケイン警部に愚痴るのは昔からかなり要領良かったマディガンの問題児振り 共に歳下の妻を娶り互いの立場尊重し 方や官僚、方や現場取り仕切る刑事として尊敬すら抱いているもののアイツはどうも気に障る 地位が上がるにつれ責任と周囲からのプレッシャーも右肩上がり ただ現場走り歩き回り1人の凶悪犯を追い詰めるマディガン等と対照的に組織犯罪や内部汚職に立ち向かうと同時に警察官僚として様々なイベントや懇親会をはしごしながら5つの行政区から連日舞い込むありとあらゆる厄介事に適任者振り分け報告書を読み耽け判断下すラッセル警察委員長


精々1時間半の物語で同時進行で展開される様々な事件 エド・マクベイン先生の警察小説=87分署シリーズもそうだし 実際にリーマン経験有るお客様ならかなり感情移入は容易い筈だけど 現場サイドも管理者サイドもありとあらゆる仕事を同時にこなさないといけないこの慌ただしさ ぶっちゃけ家事や日課こなしながら 2時間おきに目を覚まし飯だトイレだかまえと大騒ぎするチビ猫様に振り回されてると こんな短い時間にストーリー追い掛け空回りや無駄足描写までしっかり組み込んでる脚本に思わず心折れそうになりますから細かな小ネタはばっさりカットさせて貰いますが 


ベネシュは2人から奪った拳銃使いパトロール中の警官1人を射殺しもう1人に重傷負わせ更に拳銃6丁入手 凶悪犯を逃すなとニューヨーク市警による執拗な取締りと捜査 追い詰められたベネシュは商売女を人質に立て籠もり事件を引き起こし 自身の仕出かした不始末に罪悪感すら抱いていたマディガンとロコは命懸けの強行突入 何とか人質を救出しベネシュを射殺したもののマディガンは至近距離からベネシュに撃たれ瀕死の重傷 緊急搬送されるマディガンに付き添うロコの慟哭 もしかしたら此れが最後になるのかも 末期の告解に立ち会う牧師と共に病棟に呼ばれ駆け付けたマディガンの妻ジュリアは誠意の欠片すらも感じないお悔やみ述べるラッセルを罵り処置室へ ニューヨーク市警トップの警察委員長にとって1人のベテラン刑事もたかが駒の1つでしか無い 


言葉なんて虚しいモノ…………そう嘆くラッセルには悲しんでいる時間すら与えられていない 表向きは飲み屋だが裏で売春に勤しみ犯罪組織とも関わりが有りそうなマラーの店の捜査 黒人のテイラー博士から持ち込まれた人種差別的な偏見から息子に掛けられた冤罪容疑の再調査 陰鬱な日曜日が明けてもニューヨーク市警の仕事は多忙を極める。 



❖5/10追記:気分転換兼ねて共に借りてきた黒澤明監督の "野良犬" 見てて思わず納得したのだけれど日常的に一般向けに拳銃が出回ってるアメリカの場合、例え刑事がリボルバー奪われても減俸5日で済むのな 日本だと懲戒免職どころの騒ぎじゃ無い(苦笑)

余談ですが此れ投稿し数日振りに長めの散歩やってたら家の近くでムラサキオカヤドカリ発見(確か天然記念物) 水源地だけど此処海抜300m地点だぞ…………何故居るのか不思議です 見掛けたのリーマンやってた頃以来だわ

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