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251話 姫咲さんとスプーン曲げ
「普ー! スプーン曲げ出来るようになったー! 見てー!」
「スプーン曲げ……パワーで曲げるんじゃないでしょうね姫咲さん」
「違うよー! そりゃ!」
「……おぉ、触っていないのにスプーンが曲がりましたね」
「えっへん! 凄いでしょ!」
「流石です、一体どうやったのですか?」
「まず左手でスプーンを持つでしょ?」
「ええ」
「それから右手を普じゃ見えない速度で振動させて、その振動で小さな竜巻みたいな風起こしてその風圧でスプーンを曲げたんだ!」
「結局パワーで曲げてるじゃないですか姫咲さん」




