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226話 姫咲さんと花粉症
「あれ? 普、なんで泣いているんだ?」
「花粉症です姫咲さん。この時期はよく涙も鼻水が止まらなくなります」
「へー、中々繊細な身体だなぁ普は。花粉症ってなんでなる人とならない人がいるんだ?」
「所謂アレルギーの一種ですからね、個人差は大きいですが、誰がいつなってもおかしくはないですね」
「そっかー、まぁ花粉症ならいいんだけど。てっきり普が悲しい事あって泣いてるかと思ったよ」
「ここ半年程は驚く事は多々あれど、悲しい事はあまり無かった気がしますね」
「うんうん! 留年の可能性がちらつく事なんて些細な問題だよな!」
「貴女はもっと悲しむべきです」




